日本人とドイツ人の気質・性格における3つの共通点

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。
日本とドイツが似てると言われることについて、先日「全然違うよ」といった趣旨の「日本とドイツが似てるは大間違い!?暮らしてわかった日本とドイツの違い3つ」を書きました。

とはいえ、日本とドイツに共通点がないということはなく、やっぱり似ているところもあります。
そこで今回は日本人とドイツ人共通する気質の特徴を挙げてみたいと思います。

時間や約束を守る

「時間に正確」というイメージ通り、基本的にドイツ人と日本人の時間に対する感覚に大差はありません。
「じゃあ3時」にといえばだいたい3時に来てくれます。

「約束は守るべきもの」と考えているところもやっぱり日本人と同じです
約束した以上は守るよう努力をするし、万が一守れない場合はその旨を相手に連絡して説明するなり謝罪するなりするのが普通です。

時間や約束を守るなんて、日本では当たり前の話ですが、世界ではそうでもありません。
「その時はそのつもりだったんだけどさ、でも今は状況が変わったからね。ハハハ。」なんて、約束を破ることを特に悪いと感じない文化の国もあります。

約束を破ったり破られたりが普通の環境で育てば、そんなときも「ああそっか」で済むかもしれませんが、日本人にはちょっとストレスですよね。

ドイツ人はそのあたりはわりときっちりしているので、そういう意味では相手に振り回されることが少なく、日本人にとって付き合いやすいはずです。

むしろうっかりドイツ人の約束に遅れたりすると、「日本人って案外ルーズじゃないか」と思われてしまうかも。

 

人目を気にする

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日本人ほどではないですが、ドイツ人は案外自分の言動が周囲にどう見られているかを気にします。

同じヨーロッパでもラテン系だと「私は私の好きなように振る舞うだけよ。誰がどう思うかなんて気にしないー!」って感じの人たちもいますが、ドイツ人はわりと自らを律するタイプの人が多いように感じます。

学習中の外国語を話すときに「間違えると恥ずかしい」と感じる人も比較的多いようです。
この点も日本人と似ていますね。

人目を気にするからなのか、「遠慮」も時々見受けられます。
数人で集まったとき、開封されていないお菓子には誰も手を付けなかったり、最後に一つ残った食べ物を誰が食べるのか様子をうかがいあっていたり…

ドイツに来る前は、「欧米人は自分の好きなように振る舞う人たちで、人からどう見られるかなんて気にしないし、遠慮もしない人たち」だと思っていたのですが、そうでもないようです。

そもそも「欧米」と一括りにすること自体に無理があるし、偏見だったのだと気付きました。

 

会ったばかりの相手と距離を置く

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日本人は知り合ったばかりの人を「友達」と呼ぶようになるまで比較的時間かかります。
アメリカ人のように会ってすぐ「私たちもう友達ね!」って感じにはなかなかならないですよね。
ドイツでもやはり日本と似たものを感じます。

それは日本人やドイツ人が友好的ではないからというわけではなく、知り合ったばかりの人になれなれしくしたりむやみに踏み込むのは失礼とか、相手との距離は徐々に詰めていくものだという考えがあるからだと思います。

ドイツではスーパーなどでレジ係とお客さんがちょっと会話したり、お客さん同士の世間話が始まる光景をしばしば目にします。

知らない人とちょっとした会話をすることは日本よりはるかに一般的ですが、こと「友達」となると、慎重な態度をとる人が多いように思います。

ダーリンに「大学で友達できた?」と聞いても、「前よりは近くなったけど、友達というよりは同輩かな」なんて、大学に通うようになって半年もたつのになかなか「友達」とは呼ぼうとしません。
ダーリンはドイツ人にしては日本人っぽすぎるので割り引いて考えたほうがよさそうですが(笑)

 

おわりに

見た目はデカイドイツ人ですが、ドイツに住んでみて「ドイツ人って案外イメージよりは繊細な人たちなのかも」と思うことがあります。
そう考えると愛すべき人たちのような気もしてきますね。

もちろんドイツ人にも日本人にも色々な人がいて、一括りにすることなんてできません。
それでも、こうやって比べることは相手を理解するうえで一役買ってくれることもあるように感じています。

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