東京・首都圏にお住まいの紅茶好きなら、「一度は行ったことがある」「行ったことはないけど気になってた」という方が多いであろう店舗が、吉祥寺にある「ムレスナティー東京(MLESNA TEA TOKYO)」。
最近紅茶沼にハマり「もっと色んな紅茶を飲み比べてみたい」と思ったのがきっかけで、ムレスナティー東京のティーフリー(紅茶飲み放題)に行ってきました!
忖度なしで正直にレポートしていくので、ぜひ最後までお付き合いください。
ムレスナティー(MLESNA TEA)とは
そもそも「ムレスナティー(MLESNA TEA)」とは、スリランカを代表する紅茶ブランド。高品質なスリランカ産の茶葉を使用したブランドで、アジアや欧米に店舗があり、日本では兵庫県に本店があります。
スリランカ・ヌワラエリヤ産の紅茶に香りをつけたフレーバーティーに特徴があり、紅茶フレーバーの種類は120種類以上!「薔薇と桃~たくさんの幸せが舞い降りますように…のおいしい紅茶」のように、商品名にポエムのようなサブタイトル(?)が付けられていて、独特のセンスが注目されることも多いです。
紅茶飲み放題が人気!吉祥寺の「ムレスナティー東京」
吉祥寺にある「ムレスナティー東京(MLESNA TEA TOKYO)」は、その名の通り、東京を代表するムレスナティーのお店。
ムレスナティーが飲めるお店は神楽坂(The tee Tokyo supported by MLESNA TEA)にもあり、そちらのほうが自宅から近いのですが、吉祥寺のムレスナティー東京は一軒家カフェという環境が魅力的だったこと、スコーンがおいしそうだったことから、吉祥寺まで足を運びました。
ムレスナティーはなんといっても「ティーフリー」と呼ばれる紅茶の飲み放題が人気。120種類以上あるムスレナティーのラインナップの中から、スタッフがその日のおすすめの紅茶を淹れ、約5~10分ごとに少量ずつ異なる種類の紅茶をカップに注いでくれるのです。
ティーフリーはスタート時間が決まっていて、11時、13時、15時、17時~の1時間45分制です。人気店なので、休日はもちろん平日でも予約がおすすめ。もちろん、おひとりさまでも大丈夫です。
ムレスナティー東京のアクセスと雰囲気
ムレスナティー東京の場所は吉祥寺駅から徒歩5分ほど。井の頭公園方面に向かって歩くと、公園の入口のそばに、洋館のような白い建物が見えてきました。
この建物、かつてはフレンチレストラン「芙葉亭」だったそうで、「芙葉亭」の閉店後、ムレスナティーがその趣を活かしてリノベーションしたのだとか。アンティーク調の看板と植栽がセンスよく配置されていて、ここだけ違う時間が流れている感じがします。
店内に足を踏み入れると、フルーツやお花のフレーバーティーの香りが鼻をくすぐります。赤を基調としたインテリアと螺旋階段もあいまって「非日常」の雰囲気満点です。
1階は紅茶のショップになっていて、壁一面にカラフルなムレスナティーのパッケージがずらり。ひとつひとつにユニークなネーミング(例:「恋するアールグレイ」「幸せミントショコラ」など)がついていて、見ているだけでも楽しめます。
スコーン3個セット[ムレスナティーフリー付]を体験
階段を上がると2階がティールームになっています。思ったよりこぢんまりとしていますが、井の頭公園に隣接していることもあり、ゆったりとした時間が流れる上質な空間です。今回注文したのはスコーン3個セット[ムレスナティーフリー付] (2,520円)。
紅茶が飲み放題になるだけでなく、スコーンも食べ放題になるスコーンフリーセット(2850円)もありますが、スコーンばかりそんなに食べられないと思ったので、3個セットにしました。
スコーンのお供は、自家製クロテッドクリームやホイップクリーム、季節のフルーツコンフィチュールなどから2種類が選べます。今回はホイップクリームといちじくのコンフィチュールを選びました。
2段トレイで運ばれてくるスコーンは、見るだけで心がほっこりする素朴なビジュアル。外はサクサク、中はほろほろでとってもおいしい!
スコーンってシンプルなだけに嘘が付けないというか、本当においしいものとそうでないものに歴然とした差がありますよね。
余談ですが、スコーン3個セットとスコーンフリーセットは320円しか値段が変わらないせいか、スコーンフリーセットを頼んでいる様子の方も多かったです。
私は普通にランチを済ませてから行ったので、3個で十分でした。というか、3個目を食べている途中にかなりお腹いっぱいになりました。スコーンを何度もおかわりできる人、すごい……!
正直レビュー:飲み放題の紅茶はおいしい?
ムレスナティー東京のティーフリーは、テーブルにカップが置いてあって、スタッフさんがその日おすすめの紅茶を5~10分ごとに注いで回るスタイル。
特に何も言わなければ、1フレーバーあたりカップ3分の1程度の量が注がれます。カップ3分の1といえど、たくさんの種類の紅茶を飲んでいるとかなりの量になってくるので要注意。「できるだけたくさんの種類の紅茶を楽しみたい」という人は、あらかじめ「少なめにしてください」とお願いしておいてもいいかもしれません。
ムレスナティーはお茶の種類を「Fruit」「Flower」「Earl Grey」「Caramel」「Black tea」に分類していて、それぞれのカテゴリーの中からある程度まんべんなくサーブしてくれます。
その日サーブされた紅茶は、
- お花のファンタジア
- 空
- 白桃マンゴー
- 新・バラと桃
- 果実のアールグレイ
- エデンの果実
- ファイネストクオリティアールグレイ
- ハニーショコラティー
- リシーハット
- パトトゥワB.O.P
など10数種類。フレーバーが好みでなかったり、お腹タプタプだったりして断ってしまったものも数種類あったので、実際には15種類近くの紅茶を飲むチャンスがあったと思います。夏だったこともあり、アイスティーとティーソーダもサーブされました。
リシーハット農園のダージリン紅茶も登場しましたが、やはりムレスナティーはスリランカ発、なおかつフレーバーティーに力を入れているブランドなので、やはりほとんどがセイロン紅茶のフレーバーティーです。
ティーフリーでサーブされた紅茶がおいしかったというと、正直なところ「また飲みたい!」あるいは「買って帰りたい」と思うほど気に入ったものはありませんでした。
個人的に一番おいしいと思ったのは、実はホットの紅茶ではなくティーソーダ。「紅茶にこんな楽しみ方があるのか~真似してみたい!」という発見がありました。
私がムレスナティー東京の紅茶をさほどおいしいと感じなかったのは、個人的な好みによるところが大きいと思います。
私は普段リーフルダージリンハウスの単一農園のダージリンセカンドフラッシュなどを飲んでいて、フレーバーティーよりもノンフレーバーティーが好み。そして、芳醇な味わいの個性的な紅茶が好きなので、そもそもセイロンティー×フレーバーティーのムレスナティーがヒットする層ではないんですよね……
でも、刺さる人にはきっと刺さるはず!
おわりに
ムレスナティーの紅茶は私の好みのど真ん中とはいえないものの、少しずつ色んな種類の紅茶が楽しめるティーフリーというアイデアは素晴らしいと思うし、空間やサービスが良く、スコーンがおいしかったので行く価値はあったと思います。
もちろん、ムレスナティー東京の紅茶を絶賛されている方もいるので、結局、好みは人それぞれということ。自分に合っているか確かめる意味でも、紅茶に興味がある人は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
所在地:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-12-12
アクセス:JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」から徒歩約5分(井の頭公園方面)
営業時間:11:00〜19:00
予約方法:電話または店頭にて受付(ティーフリーは【1時間45分制】)
公式サイト:https://mlesnatea.jp