こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。
私がドイツで暮らしていて一番つらいと思うこと。言葉の壁でもなく、お金の心配でもなく…ズバリ「食」です!
ドイツの食事がつらいと思う理由は、塩気が強く味が濃いドイツの料理があまり好みではないというだけではなく、ドイツ料理に多用される肉やクリーム、バター、チーズといった食材があまり私の体質に合わないからです。(関連:「日本とドイツの食文化は悲劇的に違う」)
なんだか馬鹿馬鹿しく聞こえる話ではありますが、ドイツに来て食生活のことで涙したのも一度や二度ではありません。私の場合ダーリンのご両親と同居してるがゆえに、自由にキッチンを使えず、料理をしたいのにできないことがあるので余計なのですが。
3月にダーリンと二人暮らしを始めるので、自由に料理ができるのは本当に嬉しいこと・・・自由万歳!
ドイツに来て謎の胃もたれが続いた日々
ドイツに来てからというもの、やたらと胃もたれをする回数が増えました。
バターやチーズ、肉、揚げ物などを食べると胃もたれすると感じたので、それらはできるだけ控えるようにしました。なのに良くならない…なぜ!?
パンを食べただけで胃がもたれる・・・
食べ物のことで涙したのも、単に「ドイツの食べ物が無理」というだけでなく、原因不明のひどい胃もたれが続き肉体的にも弱っていたという背景がありました。
食べ物がつらいなんて、海外生活の経験がないと笑い話みたいですが、これが意外に深刻。ダーリンにも「僕と食べ物どっちが大事なの?」と聞かれたほどです。
「君が自分の母国(ドイツ)でこんなみじめな姿でいるのを見ているのは耐えられないから、ドイツの食生活が無理なら日本に帰ったほうがいいんじゃないの」と言われたのです。
さすがにこの発言には「私と仕事どっちが大事なの?」というセリフが頭をよぎり、涙しつつもちょっと笑いそうになりましたが。
私が「胃もたれしそうなものは控えてるのに、パン食べただけで胃がもたれるんだよ。おかしくない?」と言ったら、ダーリンが「もしかしてグルテンのせいじゃない?」と・・・
ひどい胃もたれの原因はグルテンだった!
世の中には小麦に含まれるグルテンに反応するグルテン過敏症というのがあり、グルテンを摂ると消化不良や肌荒れ、倦怠感などを起こしたりするそう。
グルテン過敏症の特徴をネットで調べたらそのときの私の症状にかなり当てはまっていました。「なんで今までその可能性を考えなかったんだー!」と思いつつ、実験として一週間グルテンを極力摂らない生活をしてみました。
すると、胃が軽くなったのです!
グルテンを含む食べ物はパン以外にも、パスタやピザ、ケーキ、うどんなど山ほどあり、日本でもそれなりに食べていたのですが、ドイツに来てさらに摂取量が増えたので、症状として現れてしまったようです。
それ以来、米やライスヌードルの摂取を増やし、グルテンフリーまではいきませんが、グルテンを含む食べ物はできるだけ控えるようにしています。
ドイツに来て実感する日本食のありがたみ
食の好みは人それぞれとはいえ、やっぱり日本人には日本食が一番。ヨーロッパにもおいしいものはたくさんありますが、やはり日常的に食べ続けるなら日本やアジアの食べ物がいいですね。
もちろん日本人でも「ドイツ料理が好き」という人もいますが、「ドイツに来て胃が弱くなった」「できるだけ日本食を取り入れるようにはしているけれど、ヨーロッパ料理を食べる機会が多くて体に負担がかかっているような気がする」という人が少なくありません。
味の好み以前に、そもそも体質や体格の違う日本人がヨーロッパ人と同じものを食べると、どこかで無理が生じるものなのだと感じています。
今ではお米や、醤油、味噌などはとっても愛しき存在であり、ライフライン。日本で生活していたころにはなかった感覚です。
食は命の源であり、人生のいろどり。日本の豊かな食文化と、おいしい食事を誇りに思います。