最近は、ホテルのサブスクサービスなど、旅好きやホテル好きに嬉しいサービスが増えてきました。
なかでも、旅行や出張などで長期滞在をする機会がある人や、ホテル暮らしをしたい人が知っておくべきサービスといえば「Monthly Hotel(マンスリーホテル)」。7泊以上の長期滞在専門予約サイトで、一般的なホテル予約サイトに比べ、平均約20%も安くホテルステイが楽しめるんです。
宿泊予約は面倒な手続きなしにネットで完結するので、利用方法も簡単。今回はマンスリーホテルの概要やメリット、マンスリーホテルで泊まれる宿泊施設などについて、詳しくご紹介します。
「Monthly Hotel(マンスリーホテル)」とは?
「Monthly Hotel(マンスリーホテル)」は、2020年11月にサービス提供を開始したホテル長期滞在専門予約サイト。
7泊以上・半年以内の長期予約に特化しているため、一般的なホテル予約サイトに比べ、平均20%も安くホテルに泊まれる点が大きなメリットです。
現在、全国44都道府県、500軒以上の宿泊施設と提携しており、ビジネスホテル、旅館、リゾートホテルなど、利用できる宿泊施設のラインナップは多彩。2021年12月に「ダイワロイネットホテル」との提携を開始するなど、マンスリーホテル経由で泊まれる施設は着実に増えています。
「長期滞在」というと大げさに聞こえますが、フルリモートで働ける方やフリーランスの方などは、ちょっと長めの滞在をして、仕事をしながら暮らすように旅するのもアリ。1ヵ月の宿泊費が家賃並みのプランもあるため、アドレスホッピングやワーケーションにも最適です。
スケジュールの都合さえつけば、「好きな土地にちょっと住んでみる」という体験が簡単に叶いますね。
マンスリーホテルで予約する5つのメリット
マンスリーホテル経由で滞在すると、一般的なホテル予約サイトに比べて平均20%のディスカウントがあることはすでに述べました。そのほかに、以下のようなメリットもあります。
① 利用するときだけ料金が発生
最近はホテルのサブスクサービスも増えていますが、「マンスリー」という名称ながら、マンスリーホテルはサブスク(月額制)ではありません。
あくまでも、マンスリーホテル経由で宿泊するときだけ費用(宿泊費)が発生する、一般的なホテル予約サイトと同じシステム。サブスクと違って、サービスを利用していなくても月額料金が発生するということはないので、定期的・継続的な利用予定がなくても安心して使えます。
② 高額な追加費用の心配なし
週単位・月単位の長期滞在となると、ウィークリーマンションの利用を検討する人も多いはず。
ところが、ウィークリーマンションやマンスリーマンションは、光熱費や管理費、布団のレンタル費用、退去時の清掃費などが別途かかることが多く、基本賃料が安くても追加費用のせいでコストが高くなってしまいがちです。
その点、マンスリーホテル経由でのホテルステイなら、宿泊費に清掃費などの諸費用が含まれているため、高額な追加料金がかかることはありません(施設によって宿泊税や入湯税がかかることはあります)。
③ 予約が簡単!ネットで完結
マンスリーホテルの予約手続きは、一般的なホテル予約サイト同様、宿泊する都市や日程を入力し、検索結果から泊まりたい宿泊施設を選び、個人情報を入力して予約を完了させるだけ。すべてネットで完結します。
ウィークリーマンションの契約にあたっては、本人確認書類(身分証明書)の提出や、場合によっては同意書の提出、保証人の確保などが必要になることもあり、少々面倒なことも…。予約がネットで完結するマンスリーホテルのほうが、ずっと手軽ですね。
マンスリーホテルなら翌日からの予約も可能なので、急な出張や旅行にも対応できます。
④ 支払いの手間が少ない
ウィークリーマンションやマンスリーマンションの場合、事前に銀行振込などで料金を前払いしなければならないケースが多いですが、マンスリーホテルの場合、現地(宿泊するホテルや旅館)で宿泊費を支払うことになります。
そのため、事前の振込をする手間がありませんし、宿泊するホテルや旅館が対応していれば、クレジットカードやスマホ決済などでも支払いができます。
⑤ ホテル・旅館なので滞在中もラクラク
マンスリーホテル経由で泊まれる施設はホテルや旅館なので、宿泊中は清掃やアメニティの補充などをしてもらえます。自分で掃除や日用品等の補充をしなくていいのはラクでいいですよね。
マンスリーホテルで泊まれる京都のスタイリッシュホテル「sequence KYOTO GOJO」
マンスリーホテルの概要がわかったら、次は「どんな宿に泊まれるのか」が気になりませんか?
マンスリーホテルで泊まれる宿泊施設には、気軽なビジネスホテルだけでなく、泊まること自体を目的にしたくなるようなスタイリッシュなライフスタイルホテルもあるんです。
先日、マンスリーホテルで泊まれる「sequence KYOTO GOJO」に宿泊してきたので、その模様もあわせてレポートします。
「sequence KYOTO GOJO」は、2020年8月に京都・五条にオープンしたライフスタイルホテル。三井不動産グループの新ホテルブランドで、「sequence (シークエンス)」の名称には、「さまざまなヒト・モノ・コトとの出会いにつながる場所になるように」との願いが込められています。
「sequence KYOTO GOJO」の施設コンセプトは“FLOW(流れ)”。人と街と時間がゆるやかに流れつながっていく、京都の空気をイメージしているそうです。
ロケーションは、地下鉄五条駅から徒歩約3分。京都の中心・四条駅からも徒歩約5分なので、観光にもビジネスにも非常に便利な立地です。
ノマドワークにもぴったりのカフェを併設
館内に入って真っ先に目に飛び込んでくるのが、レセプションと一体化したバーカウンター。天井から吊り下がったランプや、天井とカウンターのあいだを埋めるアートワークがとってもスタイリッシュです。
恐竜のオブジェ、浮世絵をポップにアレンジしたような壁画も遊び心満点ですよね。
奥のカフェは、朝食を除き宿泊者以外でも利用可。もちろん、コンセントやWi-Fiなどの作業環境も整っているので、ノマドワークにもぴったりですよ。
最先端のテクノロジーを活用
「sequence KYOTO GOJO」の特徴が、顔認証キーなどの最先端のテクノロジーを活用し、近未来的な宿泊体験を提供していることです。
顔認証キーを選ぶと、エレベーターや客室、大浴場のカギは自分の顔ひとつで開けることができるんです。うっかりキーを持たずに部屋を出て締め出されてしまうというのは「ホテルあるある」ですが、顔認証キーならその心配もありません。
モノトーンの「シンプル・イズ・ベスト」な客室
今回宿泊したのは、約22平米の「Medium Queen」のお部屋。1人での宿泊だったので、ベッド1台の客室を選びました。
1階のパブリックスペースはポップなアートなどが施され、スタイリッシュながらも賑やかな印象でしたが、客室内はモノトーンのシンプルな空間。
コンパクトながらもユーザー視点に立って設計された機能性の高いお部屋で、上だけでなく下にも荷物が置け、ベンチとしても使えるスペースなど、ほかのホテルにはなかなかないレイアウトの工夫が印象的です。
お部屋の中にもちゃんとデスクがあるのは、仕事をしながら滞在したい人にも嬉しい配慮ですよね。
マンスリーホテル経由なら1泊3,600円~
マンスリーホテル経由の「sequence KYOTO GOJO」の宿泊費は、1泊3,600円~。こんなにスタイリッシュで気分が上がるホテルに1泊3,000円台から泊まれるというのは嬉しいものです。
「sequence KYOTO GOJO」には大浴場や、好きなお花をお部屋に持っていって飾れるサービスもあり、お手頃宿とは思えないほど総合的な満足度は高かったです。
今回ご紹介した「sequence KYOTO GOJO」以外にも、マンスリーホテルは500軒以上の宿泊施設と提携しているため、さまざまなホテルや旅館から宿泊先を選ぶことが可能。以下のような有名チェーンホテルとも提携しています。
・イビススタイルズ
・リッチモンドホテル
・ホテルサンルート
・ベストウェスタンホテル
・京王プレッソイン
・ホテルトラスティ
・ホテルグレイスリー
・ホテル京阪
・ドーミーイン
・ダイワロイネットホテル
…その他多数
手軽に利用でき、しかも一般的なホテル予約サイトに比べ、平均約20%もお得に泊まれるマンスリーホテル。ぜひそのメリットを存分に活かして、お得なホテルライフを楽しんでください。