ドイツの日本人街、デュッセルドルフではこんなに日本三昧の一日が過ごせる

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

先日、ダーリンと一緒にドイツ最大の日本人街があることで有名なデュッセルドルフに行ってきました。そこで待っていたのは、日本さながらの日本関連商品・サービスの充実っぷりでした。

ヨーロッパ屈指の日本人街、デュッセルドルフ

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日本ではあまり知名度は高くありませんが、ドイツ在住日本人ならおそらく知らない人はいないであろうデュッセルドルフ。多数の日本企業のヨーロッパ拠点があり、約5000人の日本人が暮らすデュッセルドルフには、ヨーロッパでも屈指の日本人街があることで知られています

デュッセルドルフはドイツ中西部、ノルトライン=ヴェストファーレン州の州都で一大商業都市。世界遺産の大聖堂で有名なケルンから特急列車で約25分です。

デュッセルドルフで日系のお店が集中しているのが、インマーマン通り(Immermannstrasse)」。インマーマン通りとその周辺には、日系の居酒屋、ラーメン屋、おにぎり屋、パン屋、本屋、クリーニング屋、旅行会社、スーパー、美容院など、日本関連の商品やサービスを提供するお店が軒を連ねます。

ドイツ国内はもちろんのこと、ベルギーやスイスなどの近隣国からも、「日本」を求めて在住日本人がやってくるとか。特にスイスなんてドイツと比べても物価が高いので、航空運賃を払ってでもわざわざデュッセルドルフまで来る価値があるといいます。

人気ラーメン店「匠」で日本と変わらない麺を堪能

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南西ドイツの自宅から車で4時間半かけて、デュッセルドルフに到着したのがお昼前。デュッセルドルフに行ったらまず行こうと思っていたのが、ラーメン「」でした。

「匠」は、ドイツにいながらにして日本のおいしいラーメンが食べられると評判の人気店。平日のランチタイムだったので、冷たいお茶が無料、お会計はドイツで当たり前のテーブルチェックではなく、レジ会計と、日本文化をそのまま持ち込んだようなスタイルはさすが日本人街。

スタッフもみんな日本人なので、ドイツにいることを忘れてしまいそうです。(サービスの面では日本人らしいホスピタリティはあまり感じられず、「ここはドイツなんだからそんなに愛想良くしなくていいや」という姿勢が見受けられましたが・・・)

肝心のラーメンはというと、特に麺のコシに感動しました。私が住んでいる地域でこんなラーメンを食べられる場所はまずないでしょう。むしろ、日本でもこれほどのコシのある麺はなかなかないのではないかと思います。もちろん、ダーリンも大満足でした。

日系パン屋さん「ベーカリータカ」で買い食い

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ダーリンが「メロンパンが食べたい」というので、日系のパン屋さん「ベーカリータカ」をのぞいてみることに。(ドイツの一般的なベーカリーには日本風の「メロンパン」はまずありません。)

メロンパン以外にもクリームパンやチョココロネ、焼きそばパンなど、海外在住者にとっては懐かしの日本のパンの数々・・・

さらに、おいしそうなチーズスフレを見つけてしまい、これは買うしかありません!ドイツにはフワフワしたチーズケーキってなかなかないんです。店内のイートインコーナーでおいしくいただきました。

タピオカミルクティーを衝動買い

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もともと日本のものというわけではありませんが、日本では当たり前に飲めるタピオカドリンク。でも、ドイツではあまり見かけません。

「sphere bay」というお店を見つけ、無性に飲みたくなってしまい、オーソドックスなタピオカミルクティーを注文。パッケージにはキャラクター。店内にもあちこちにフィギュアやポスターが飾られていて、日本好きなオタクに受けそうな不思議な空間でした。

デュッセルドルフ旧市街を散策

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デュッセルドルフはルール工業地帯の交通拠点だったため、第2次世界大戦で街の半分以上の建物が破壊されました。そのため古い街並みはあまり残っておらず、あまり観光するところはないのですが、小さいながらも「旧市街」と呼ばれるエリアがあります。

デュッセルドルフの旧市街は「世界一長いバーカウンター」の異名をもつほど、バーやビアホールなどがひしめきあっていて、その様子を見ているだけでもなかなか楽しいです。

旧市街に限ったことではありませんが、デュッセルドルフはとても国際色豊かで、あらゆる国のレストランが立ち並んでいます。私が今まで行ったなかでは、ドイツ最高峰のグルメ都市なのではないかと

今回は日本食目当てに行きましたが、台湾料理やタイ料理、インド料理などアジア料理のレストランもたくさんあって心惹かれてしまいました。


スーパー「松竹」で日本の食料品を買い込む

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在住日本人がよくお世話になっているスーパーが、「松竹」。現在は日本人経営ではないようですが、日本の商品を中心に扱っているので、豊富な日本食材が揃います。

しょうゆやみりん、味噌などは複数のメーカーの商品がありますし、豆腐や魚貝類などの冷蔵品もあって、基本的なものはほとんど揃います。デュッセルドルフ在住日本人が羨ましくなりました。

私たちが日本食品を手に入れようと思うと、基本的に15km離れたフライブルクのアジアショップまで行かなければなりません。しかもそのアジアショップも中国人経営の小さなお店なので、日本食品のバリエーションはものすごく限られています。

一度デュッセルドルフに行ってしまうと、今の生活の不便さを実感しますね…今後は松竹のオンライン通販をもっと活用したいと思います。

和食レストラン「なごみ」でディナー

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夕食はこぎれいな和食屋さん、「なごみ」へ。ここでブログを読んでコンタクトをとってくれた女性に会いました。

相手のことをほとんど知らない状態で人に会うというのは私も初めてだったのですが、こういう出会いも楽しいものですね。ドイツではまだ知り合いが少ないですが、ドイツに住むことになったからこそのご縁もあるのも確かなので、そういうご縁は大切にしていきたいと思います

店内はほとんどが日本人のお客さんで、19時半ごろには満席になるほどの盛況ぶりでした。このお店を選んだのは、メニューが豊富でくつろげそうな雰囲気なのに、値段が手ごろだから

実際にお店に行ってみて、その判断が正解だったことが判明。「ドイツで、こんなにちゃんとした日本食がこの値段で食べられるなんて!」と感激しました。さすがデュッセルドルフですね。私たちが住んでいる地域ではありえないことです。

味も、日本とまったく変わらないおいしい日本食で、とても満足でした。

日系美容室でカット&トリートメント

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Photo by Mirage

翌朝、日系の美容室「Mirage」でカットとトリートメントをしてもらいました。ドイツで美容室に行くのが恐ろしくて、実は一度も行ったことがなかったのです。前回美容室に行ったのは日本に一時帰国したときだったので、約半年ぶりの美容室でした。

日本人の美容師さんとの会話もいい気分転換になりましたし、トリートメントで驚くほど髪の毛がサラツヤになりました!やっぱり人の手を借りてお手入れするって大事ですね。

普段のドイツ生活とは異世界のデュッセルドルフ

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私たちがデュッセルドルフで過ごしたのはちょうどまる一日。少し街歩きした以外は、ほとんどインマーマン通り周辺で過ごしていました。

日本人をたくさん見かけますし、日系のお店ではすべてが日本語で済んでしまうので、本当にドイツにいることを忘れそうになります。昼時になると日本人ビジネスマンがラーメン屋や定食屋へと繰り出す・・・日本のビジネス街と変わらない光景も健在。

私たちが住んでいるドイツ南西部は、日本人はおろかアジア人自体が少ないので、同じドイツでもまったくの異世界のように感じました。

今回のデュッセルドルフ旅では、日本食を食べ、日本食材を買い、日系美容院に行き・・・と、普段はなかなかできないことをまとめてやったゴージャスな滞在となりました。日本では当たり前のことが、いかにありがたいことか、海外に住むとよくわかりますね

海外から見た日本に興味がある方へ