19歳のドイツ人ダーリンとわずか1日で恋に落ちて

ドイツで婚姻登記簿に登録するともらえる本、「Stammbuch」って何?

time 2017/05/27

ドイツで婚姻登記簿に登録するともらえる本、「Stammbuch」って何?

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

ドイツでは、婚姻登記簿に登録すると「Stammbuch」と呼ばれる本をもらうことができます。日本とは違うドイツの習慣、なかなか興味深いですよ。

ドイツの婚姻登記簿への登録が完了

先日、私たちが暮らすドイツの街の戸籍役場で、ドイツの婚姻登記簿への登録を済ませました。

ついに結婚!21歳のドイツ人ダーリンが旦那さまになりました」でお知らせした通り、私たち2人は3月に日本で婚姻届を提出しました。日本で婚姻届けが受理された時点で、その婚姻自体はドイツでも有効です。

ところが、「私たち日本で結婚しました!」という報告をしない限り、ドイツ側では私たちが結婚したことがわからないので、ドイツの書類上では2人ともまだ未婚ということになっていたのです。

そこで、日本で婚姻が成立した証明書(婚姻受理証明書)を提出し、ドイツでも私たちの結婚を正式に認めてもらいました。

婚姻登記簿への登録と配偶者ビザの取得は別問題

婚姻登記簿への登録と、配偶者ビザの取得はまた別問題なので、ドイツの婚姻登記簿への登録が絶対に必要だったのか正直よくわかりません。

ダーリン曰く、婚姻登記簿への登録がなくても、日本の婚姻受理証明書と正式な翻訳があれば配偶者ビザの申請は可能なのだとか。

ところが、以前お伝えしたように、ドイツ語のA1の試験の合格証がないと配偶者ビザは申請できないと言われ、配偶者ビザの申請に失敗するといった出来事がありました。

そうしたこれまでの経験から、「ドイツの役所手続きでは何があるかわからないと感じているので、「〇〇がないとダメ」と言われかねないリスク要因を極力排除したいという思惑があったのです。

また、婚姻登記簿に登録しなくてもすぐに困ることはないとしても、長い目で見たら不都合が出てくる可能性があるので、「できることはやっておこう」と、婚姻登記簿に登録することにしたのです。

日本での婚姻をドイツの婚姻登記簿に登録するための手続き

日本での結婚をドイツの婚姻登記簿に登録するために必要な手続きは次の通りです。

日本での婚姻受理証明書(または婚姻が記載された新しい戸籍謄本)に外務省のアポスティーユを添えたものを認定翻訳士にドイツ語に翻訳してもらい、戸籍役場に持参します。基本的にはこれだけ。

書類を持参してから婚姻登記簿への登録が完了するまで少し日数がかかるそうで、書類の持参自体は、私がクロアチアに旅行しているあいだにダーリンが一人でやってくれました。

そのため、先日戸籍役場で行ったのは、登録内容が正しいか確認すること、そして「Stammbuch」を選ぶことです。

婚姻登記簿に登録するともらえる「Stammbuch」

戸籍役場に出かける前、ダーリンから「婚姻登記簿に登録をしたら、本がもらえるんだよ」と聞いて、驚きました。日本の戸籍のようにデーターベース上に登録されるだけだと思っていたので、実際に本がもらえるなんてなんだか面白そう!

ドイツで婚姻登記簿に登録するともらえる本とは、「Stammbuch」。ちょっと訳しづらいのですが、「Stamm」には、「幹」や「族」といった意味合いがあります。「Buch」は本。日本語に訳すとしたら、「家系本」といった表現になるでしょうか。

さきほどから「もらえる」という表現を使ってきましたが、実際にはあくまでも「買う」必要がありました。戸籍役場に行くと、10種類くらいのデザインを見せてくれて、2人で好きなものを選ぶのです。

デザインによって若干差がありますが、1冊32~35ユーロ程度。Stammbuchが「ちょっと立派な表紙のファイル」であることを考えると、「高いなぁ」と思ってしまう値段です。

思わず、「これ必要?」と思ってしまったのですが、ダーリンが「僕は欲しい」というので、「一生に一度のことだろうし、ケチるところでもないか」と思って買うことに。

なんというか、「20年前からほとんど変わってないんだろうな」と思うようなクラシカルなラインナップの中で、唯一「ちょっとかわいいかも」と思ったコルクとフェルトでハートがデザインされたものを選びました。

ドイツの「Stammbuch」の中身とは

Stammbuchは、「立派な表紙のついたファイル」といった感じ。めくってみると、最初に私たちの誕生日や婚姻場所などが記載された婚姻証明書が入っています。

その後には、両家の家系図を記入するシートが。実際にこれを記入する夫婦の割合がどのくらいなのか、気になります(笑)

巻末には、ドイツにおける伝統的(一般的)な名前の一覧も付いていました。子どもの名前で悩んだときの参考に、ということらしいです。

ちなみに、ダーリンの名前も載っていましたよ。それぞれの名前の横には、簡単に由来や意味も載っているのですが、それを見るとダーリンの名前は「Heinrich(ハインリヒ)」のスウェーデン語版であることが判明。

ダーリンの名前が「Heinrich」に由来するとか、それが「統治者」のような意味があるというのは聞いていたのですが、スウェーデン語であることは本人も知らなかったそうです。Stammbuchで思わぬ発見。

なにかとお金がかかるドイツの役所手続き

今回婚姻登記簿への登録を済ませて驚いたのが、その費用。婚姻登記簿への登録にかかった費用が72ユーロ、Stammbuchが32ユーロで、計104ユーロもかかりました

Stammbuchは買わないという選択肢があるのでいいにしても、婚姻登記簿への登録が72ユーロ(約9000円)というのは、とても高く感じられます。

以前から、「ドイツの役所手続きって、なにかとお金がかかるなぁ」とは思っていたのですが、今回その印象をさらに強くしました。日本では役所手続きにお金がかかることはあまりありませんが、「ところ変われば」ですね。


おわりに

一瞬、Stammbuchに対して「それ必要?」とロマンのないことを思ってしまった私ですが、結果的には「買ってよかった」と思いました。

「やっとStammbuchが手に入った」と喜んでいるダーリンを見て幸せな気持ちになったというのもありますし、私たちが結婚したことが目に見える形になったのは、やっぱり嬉しいからです。

一組の男女が夫婦になり、家族になっていくことを象徴するドイツの「Stammbuch」。なかなか素敵な習慣だと思いませんか。

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はるぼぼ

はるぼぼ

旅するライター&ブロガー。 会社員時代にドイツ人のダーリンと恋に落ち、ドイツ移住を決意。退職、5ヵ月のアジア横断旅行を経て、2015年11月ドイツ生活をスタート。ドイツを拠点に各国を飛び回り執筆中。 お問い合わせはharubobonikki@gmail.comまで! [詳細]

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