A1の合格証が必要!?ドイツの配偶者ビザの取得に失敗

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

先日、ドイツの配偶者ビザを取得するために外国人局に行きました。が、申請すらできませんでした・・・

なお、「配偶者ビザ」というのは通称であって、正式には「長期滞在許可」といいますが、一般的には「配偶者ビザ」のほうがわかりやすいので、ここでは「ドイツ人の配偶者としての長期滞在許可」のことを「配偶者ビザ」と表現しています。

ドイツの配偶者ビザの取得に失敗

私たちは、もう何か月も前からドイツの配偶者ビザの申請に必要な書類を問い合わせて確認し、揃えていったはずでした。

ところが、実際に申請に行ってみると、「これじゃダメ」と言われた書類があったのです。それが、基礎的なドイツ語力を証明する書類

私は、ドイツ語のA1のコースを受講した証明書を持って行ったのですが、コースの受講証明ではなく、A1のテストの合格証がいると言われたのです。

実は、日本に滞在していたあいだ、「配偶者ビザの申請にA1のテストの合格証が必要だった」という情報をネットで見たことがあったので、不安になって「私はA1のコースの受講証明しか持ってないけど、テストの合格証じゃなくていいの?」とダーリンに何度か確かめたことがありました。

ダーリンがこの地域の外国人局に問い合わせたところ、「ドイツ語を学んでいるということがわかればいいから、テストの合格証じゃなくて、コースの受講証明で大丈夫」ということだったのですが、フタを開けてみればその情報は誤りだったということです。

1年半ほど前にドイツ人男性と結婚し、近くの街に引っ越してきた日本人女性からは、ドイツ語力の証明などは一切求められなかったと聞いたのですが、どんどん厳しくなっているのでしょうか。

ドイツは地域によってこうした役所の対応が異なるので、申請を行う外国人局に聞いてみないと実際のところはわからないのですが、そこで聞いた情報が間違っていたら、たまったものではありません・・・

外国人局で2時間も待ったのに、結局この日は無駄足になったのでした。

ドイツ語A1試験を受ける必要があるが・・・

こうなると、とにかくドイツ語のA1の試験を受けて、合格証を手にする必要があります。ちなみに「A1」とはもっとも基礎的なレベルにあたります。

試験自体は難しいというわけではないのですが、試験を受けられる日程や場所が限られているのが問題です。

5月や6月の試験はすでに申し込みが締め切られていたり、満席だったり。空いている日程は私の都合が悪かったり・・・結局試験を受けられるのは7月に入ってからになりそうです。これは結構困った状況です。

試験の合格証が間に合わなかったらどうする?

外国人局で「試験の合格証がないとビザの申請は受け付けられない」と言われたとき、目の前が真っ暗になりました。結婚手続きに一年間かかったことで、私がドイツを離れなければならなくなり、数か月ダーリンと離れ離れになったことがあるので、「またか・・・!」という感じですね。

以前のビザはすでに期限が切れており、現在私は観光ビザ(つまりビザ免除の範囲内)でドイツに滞在しています。今回私がドイツ(厳密にはシェンゲン協定加盟国)に滞在できるのは7月末まで

それまでにドイツ語のA1の試験を受けて合格証を手にする必要があるのですが、時間的に厳しいのが現状です。もし間に合わなかったらどうなるのか・・・

まず、ドイツ語試験を受けられる日程が限られていて、直近の試験の枠はすでに埋まっていることなど、外国人局に事情を説明すれば、滞在を延長してくれる可能性が無きにしもあらずです。しかしそこは問い合わせてみないとわかりません。

現在私が考えているもう一つの方法は、7月にドイツ語の試験を受けてすぐにシェンゲン加盟国を離れ、シェンゲン圏外で3週間ほど滞在し、試験結果が出た後にまたドイツに戻ってくるという方法です。ビザの申請ができないとわかったときは目の前が真っ暗になりましたが、それで済むならそれほど大した問題ではありません。

今は、各方面に必要な問い合わせなどをしているところなのでで、それらの返答を得たら方針を決めたいと思います。

はるぼぼ
【2018.02.17追記】一時的な滞在許可の申請もできそうでしたが、100パーセントの保証があるわけではありませんでしたし、めんどくさそうだったので、ルーマニア、ブルガリア、マケドニアなどの非シェンゲン国を旅を3週間ほど旅することでしのぎました。

おわりに

一年がかりで日本で結婚したとき、安心感はあったものの、「ドイツで配偶者ビザを取得するまでは油断はできない」と思いました。そして、その懸念はやはり現実のものに・・・ドイツのお役所はいつも私たちの想像を超えてくれます。なんだかもう「やってくれるねぇ」という感じで、腹が立つこともありません。

学生のダーリンに経済的に頼れないこともあって、これまでドイツ語学習よりも仕事を優先してきましたが、今回の件は、「そろそろ真剣にドイツ語勉強しろよ」という天の思し召しと思い、ドイツ語学習に励むことにします。

A1なら勉強しなくても合格できるかもしれませんが、何しろ絶対に落ちるわけにはいかない試験なので・・・

というわけで、しばらくそれなりにドイツ語学習に時間を割くつもりなので、ブログの更新頻度は減ってしまうかもしれません。そんなときは、「ドイツ語勉強してるか、仕事してるか、旅してるんだな」と思ってやってください。

そんな矢先ですが、明日から2週間クロアチアに取材に行ってきます。

(関連:「3度目の正直、ついにドイツの配偶者ビザをゲット!有効期限は1年だった」)