19歳のダーリンに自分の過去を打ち明けた日

今回の日本への一時帰国のあいだにダーリンとの結婚手続きをスタートしようとしているはるぼぼ(harubobo_nikki)です。私の過去とは、以前日本人と結婚していたということです。

過去を打ち明けることへのためらい

別に隠そうと思っていたわけではなかったのですが、「私前に結婚してたことがあるんだよね」なんて急に切り出す話でもなく、ダーリンと付き合い始めてもすぐには言えずにいました。

私たちが出会ったのが2014年の8月末。9月下旬には一緒に暮らす話が持ち上がっていました。一緒に住むというのは、それまでよりも深い関係になるということ。

過去を打ち明けないまま同居生活をスタ-トさせるのはフェアじゃない」と感じていました。隠していたわけではないにしても、言いにくいことを言わないまま関係を深めていくのはズルい気がしたのです。

ダ-リンはそういう過去も含めて私という人間を受け入れてくれる懐のある人だと思っていましたが、なにしろ当時ダーリンは19歳。まだ結婚を自分事として感じる年齢ではないこともあって、果たしてピュアなダ-リンがどう受け止めるだろうかという不安がありました。

口では「そんなの関係ないよ」といいながら、ダ-リン自身も頭では「そんなの関係ない」と思っていても、ショックのあまりそれまでと同じように振る舞えなくなるという可能性もあります。

そう考え、ダ-リンの懐を信じつつも、「もし受け入れられなかったらしょうがない。その程度の縁なんだ。」という覚悟もしていました。

打ち明けた日

ハート2つ

実際にダ-リンに私の過去を話したのが9月末のこと。同居生活を始める前でした。

まずダーリンに「私のこと何でも知りたい?」と聞きました。そしたらダ-リンは、「何でも知りたいよ」と答えました。私はもう一度、「本当に何でも?」と聞きましたが、やっぱりダ-リンは「うん、何でも。」と言います。

そして、「実は私、前に結婚してたことがあるんだ。」と言ったのです。するとダ-リンは「僕は今の君が好きだからそれが僕の気持ちを変えることはない」と。

考えるそぶりも、ためらうそぶりも一切なく、即答でした。そしてこうも言ってくれたのです。

話してくれてありがとう、僕に対して正直でいてくれてありがとう」と。その瞬間、私のなかで「あぁ、この人のことは一生大事にしないといけない」という思いが沸き上がりました。


人の年齢と懐の大きさは必ずしも比例しない

私は結婚生活で何があったのか、そしてそれが今の自分にどういう影響を与えたのかを話しました。その結婚生活は、平穏だった私の人生に訪れた試練のときで、今までの人生でもっとも厳しい経験でした。でも、だからこそ得たものは計り知れず、今の私を形作っている貴重な経験です。

ダ-リンは私の話を聞いて、「大変な出来事を乗り越えた君を尊敬するよ。それになんだか君がもっと近くなったように感じる」と言ってくれました。

単に言葉だけでなく、その後、私に対するダーリンの態度は、少なくとも悪いほうには一切変わることはありませんでした。

自分の彼女が以前結婚していたなんて、男性にとっては嬉しい話ではないと思います。でもダーリンは私の過去ではなく今の私を見てくれました。そして、その経験が私を成長させたということもきちんと理解した上で敬意をもって受け止めてくれました。

19歳なんて、世間一般では「コドモ」かもしれませんが、懐の大きさと年齢は必ずしも比例しないということが身をもってわかりました。私が短期間でダ-リンのことを「ベストパ-トナ-」と確信するようになったのはこういった経緯もあったからなのです。