こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。
イスタンブールで出会ったパキスタン生まれ、アメリカ在住の友達に会いに行ってきたパリから帰ってきました。そして今はポーランドのワルシャワにいます。
36か国旅した私ですが、実はパリは今回が初めて。
そんな私がパリで感動したスポットベスト5を勝手にランキングしてご紹介します。
1.ルーブル美術館
はっきり言って私は美術に特別な関心があるタイプではありません。
「芸術のことはあまりよくわからないけど、世界的に名高い作品は見てみたい。パリといえばやっぱり有名なルーブルはおさえておきたい。」そんな感じでした。
しかしルーブルは私の想像をはるかに超えていました。
とにかく広い!ガイドブックに「展示作品の数は膨大で一日では見きれない」なんて書かれている美術館や博物館はルーブル以外にも結構ありますが、ルーブルの広さは半端ではありません。
特筆すべきは建物や展示室の豪華なこと!郊外のヴェルサイユ宮殿にも足を運びましたが、むしろルーブルのほうが豪華だったかもしれません。
展示作品の数といい、その豪華さといい、もはや美術館の域を超えています。「度肝を抜かれる」とはまさにこのこと。
2.パレ・ガルニエ(オペラ座)
14年の歳月を費やして1875年に完成した「オペラ座の怪人」の舞台、パレ・ガルニエ。やはりこちらも広くて外観も内装もとても豪華。
あまりにも優雅なオペラ座の世界にしばし時間を忘れて見とれてしまいました。
オーディオガイドを借りて見学したこともあってとても興味深く、2時間かけてじっくりとその建築美を堪能しました。
パレ・ガルニエは対象となる施設が無料で入場できる「パリ・ミュージアムパス」対象外なので、パスを持っていても別途入場料(11ユーロ)を払う必要がありますが、それでも行く価値ありです。
3.サクレ・クール聖堂
モンマルトルの丘にそびえる白亜のサクレ・クール聖堂。
パリでもっとも高い丘にあるのでパリのさまざまな場所からその姿が見えますが、近づいてみるとその大きさに圧倒されます。
外観も印象的ですが、内部も負けていません。
特に感動したのは色鮮やかで精巧なモザイク画。主祭壇の丸天井のモザイク画は世界最大級なのだとか。
普仏戦争やパリ・コミューンで犠牲になった市民を癒すために建てられたというだけあって、パリを優しく見守る母のような慈悲が感じられます。
高台にあるだけあって、大聖堂前のテラスからは街のパノラマが。
パリのパノラマはあまり美しいとはいえませんが、それでも高いところから景色を眺めるのって爽快な気分です。
もっと高いところから見たい場合は有料(6ユーロ)で聖堂のドームにのぼることもできます。
この周辺は治安がよくないというネット情報もあったのでちょっと迷ったのですが、行って大正解でした。
「署名をしてくれ」と声をかけてきてお金をせびるロマ(いわゆる「ジプシー」ですがこれは差別語なので)には気をつけたほうがいいですが、少なくともサクレ・クール周辺は観光客で溢れていてまったく危険は感じませんでした。
声をかけられても無視する、荷物に注意を払うの2点に注意する限りは全く問題ありません。ちなみに一枚目の写真に赤い服を着た人が異様に多いのは、この日サッカー欧州選手権のオーストリアの試合があったためです。(彼らはオーストリアサポーター)
4.サント・シャペル
有名なノートルダム大聖堂があるのと同じシテ島にある、「ゴシック様式の傑作」と称される教会です。
私が感動したのはなんといってもステンドグラス。
ステンドグラスが美しい教会はいくらでもありますが、サント・シャペルの上階の礼拝堂はは壁のほぼ一面がステンドグラスで覆われていて、中に入った瞬間そのあまりの美しさに息を呑みます。
万華鏡のようにきらめく色の競演はただ「美しい」の一言。
5.サン・ルイ・アン・リル教会
パリでもっとも有名な教会といえばノートルダム大聖堂ですが、それ以外にも魅力溢れる教会がたくさんあります。
サン・ルイ・アン・リル教会は、シテ島の隣にあるサン・ルイ島を歩いていたときにたまたま見つけて入ってみた教会。
観光客の姿はあまりなく、地元の人々が静かに祈りをささげていました。
その静寂と神聖なパワーみなぎる空間は、観光地化されていない教会ならではの特別なもので、心に迫るものがありました。
ここはパリで最初に入った観光客が比較的少ない教会だったので特に印象に残っていますが、オペラ地区のマーガレット教会や、サン・ジェルマンのサン・シュルピス教会も負けず劣らず素敵でした。
正直、パリの街全体としては日本で一般に思われているほどきれいとは思いませんでしたが、一つひとつのスポットは見ごたえのある一級の場所が多く、その点はさすがだなと感じました。