こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。
今日はこれまで世界122都市(日本除く)を旅した私が「居心地がいい!」と思った街をご紹介したいと思います。私が気に入った街といってもいいかもしれません。
実は自分が何都市行ったかなんてまったく知らなかったのですが、このために数えてみました。順番に特に意味はなく、ランダムです。
サフランボル(トルコ)
トルコの黒海沿岸に位置するサフランボル。オスマン朝時代の古い街並みが残っていることから世界遺産にも登録されています。
街というよりは「村」といったほうがしっくりくる素朴な雰囲気で、初めて訪れるにもかかわらず無性に懐かしい光景の数々…特に丘の上から眺める街並みには心を揺さぶられました。
観光地でありながら人も素朴でフレンドリーで、ここでゆったりとした時間を過ごすだけで癒されます。もう一度行きたい場所の一つです。
ブルサ(トルコ)
イスタンブールの南に位置するオスマン朝最初の都が置かれた古都。2014年に新しく世界遺産に登録されました。
イスタンブールから2時間程度と、日帰りも可能な距離であるにもかかわらず、イスタンブールとはまったく違う雰囲気です。
ブルサはトルコ人に人気の観光地のようですが、イスタンブールと違って外国人観光客の姿が圧倒的に少ないのです。外国人をターゲットにしたなれなれしい声かけや客引きもなく、日常のトルコが感じられます。
古都というだけあって、街じゅうに点在する歴史文化遺産の数々と緑の山々が織りなす街並みは本当に美しい。私が行った時は天気が良くなかったので、気候のいい時にまた来たいと思いました。
アンタルヤ(トルコ)
トルコ南部に位置するトルコでも屈指のリゾート地です。地中海に面したリゾート地だけあって青い海が臨めますが、アンタルヤの魅力はそれだけではありません。
その歴史を紀元前159年にさかのぼるというアンタルヤには現在も古い街並みが残っていて、旧市街の街歩きが楽しいのです。美しい地中海の風景と街歩きどっちも楽しめるなんて贅沢ですよね。
私が行ったのは11月だったので、それほど混雑しておらず適度なにぎわいだったのでまったりと過ごせました。この街は人もフレンドリーで、ホテルとショップを経営する男性に、従業員のまかないに招いてもらったこともありました。
ルアンパバーン(ラオス)
ラオスの古都、ルアンパバーン。街全体が世界遺産に登録されていて、日本でいえば京都のような落ち着いた風情を感じる街です。ラオスはかつてフランスの植民地であったことから、ヨーロッパ的な瀟洒な建物と、寺院やマーケットといった「ザ・東南アジア」な風景が見事に融合して独特の景観をつくりあげています。
ある意味、今まで行った東南アジアの街のなかで最も洗練された街といってもいいかもしれません。観光自体は一日もあれば終わってしまうのにもかかわらず、ついつい長いしたくなるような魔力をもつ街です。
クアラルンプール(マレーシア)
「ここなら住める!」と思った街がマレーシアの首都クアラルンプール。実際にダーリンに出会う前は世界一周をしてマレーシアにでも移住しようかと考えていたぐらいです。
クアラルンプールの居心地の良さの秘訣が多様性。マレー系、中国系、インド系、アラブ系…さまざまな人種的・文化的背景をもつ人々が共存しているので、日本人である私も現地に溶け込めてしまうのです。
東南アジアの都市のなかでは近代的で快適に過ごせるのも理由。ご飯もおいしいので、暮らすように滞在したくなる街です。
スリランカ
テ―マが「居心地のいい街」なのに、スリランカって国じゃん!って話なのですが、これはちょっと例外とさせてください。というのもスリランカはどの街がというわけではなく、とにかくそこにいることが心地よかったからです。
手つかずの豊か自然が残された国土、穏やかで優しい人々…いるだけで心があたたかくなってすっとほどけていくような感覚を味わいました。
その感覚は今のところスリランカでしか味わったことのないものです。スリランカに滞在して5日目で「なんか癒されてる!」と実感したので、スリランカを訪れるなら一週間以上の滞在がおすすめです。
ジャイサルメール(インド)
インドの砂漠地帯・ラジャスターン州の西の果てにある小さな街がジャイサルメールです。夕陽に照らされると街が黄金に染まることから「ゴールデンシティ」の異名をとっています。
インドといえば、何かと緊張やストレスを強いられあまり「居心地がいい」とは言えない場所も多いのですが、この街の居心地の良さには驚きました。
ジャイサルメールはいまだに城壁のなかに人が暮らす生きた城塞都市です。小さな街のため住民が互いに顔見知りだからなのか、強引な客引きや怪しげな声かけはほとんどありませんし、インドにしては街が清潔。
城壁の内部は特に「守られた空間」で、のんびりしたムードが漂っています。人もフレンドリーで街を歩けばたくさんの人と笑顔で挨拶を交わすことになりますし、トルコのようにタダでチャイをごちそうされたことも何度もありました。
ジャイサルメールで観光客相手の仕事をしている人は砂漠の村出身者が多く、砂漠の村出身者は情を大切にする人が多いようです。
他の外国人旅行者も「この街はとても居心地がいい」と語っていました。今まで訪れた北インドの8都市のなかでは一番好きな場所です。
ザルツブルク(オーストリア)
オーストリアの世界遺産の街ザルツブルク。ザルツブルク音楽祭や、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台としても知られています。
こじんまりとした街ですが、壮麗な歴史的建造物とアルプスの山々が織りなす風景が美しく、歩いているだけで心が洗われるよう。個人的には首都のウィーンよりも好きな街です。来年あたりまた行きたいなぁと思っています。
ヴロツワフ(ポーランド)
ポーランドのシロンスク地方の中心都市ヴロツワフ。首都ワルシャワや古都クラクフに比べると観光地化されすぎておらず、人々の日常が垣間見える街でした。
私が「これまでに見たなかで一番好きな広場」だと感じた旧市街広場をはじめとする美しい街並みに優しい人々…リラックスして街歩きを楽しめるところです。
ブルージュ(ベルギー)
首都ブリュッセルから電車で1時間ほどのところにあるブルージュ。旧市街は世界遺産に登録されていて「天井のない美術館」と呼ばれています。
街を縦横に走る運河と、その脇に立ち並ぶ歴史的建造物…まさに中世ヨーロッパの世界です。レンタサイクルで街を見て回っただけでなんだか満ち足りた気持ちになりました。
おわりに
「居心地がいい」というのはあくまでも主観なので人によって感じ方は違うかもしれません。とはいえ、そこまで極端に外れることもないのではないかと思うので、旅先選びの参考にしてみてください。
また今後も新たに素敵な街を見つけたらご紹介していきたいと思います。