「人は見た目じゃない」なんて大ウソ!見た目はその人の多くを物語る

「人は見た目じゃない、中身が大事なんだ」とよく言いますが、みなさんはこの意見に賛成ですか、反対ですか?

今日は人の「見た目と中身」についてお話したいと思います。

「人は見た目じゃない」なんて大ウソ

「人は見た目じゃない」なんてウソです。なぜなら私たちは、無意識のうちに出会う人の見た目から色々なことを判断しているからです。

人を見た目で判断することにはメリット・デメリット両方あります。その是非はともかくとして、私たちは人を見た目で判断するようにプログラミングされていて、いくら「人を見た目で判断しないようにしよう」と思ったとしても、実際にそうするのは不可能です。

私たち誰もがある程度は見た目で人を判断していますし、また人からもある程度は見た目で判断されているのです。(その程度は人によって差があります)

見た目はその人について多くを物語る

ここまで読んでいただければおわかりかと思いますが、私は「人は見た目じゃない、中身が大事なんだ」という意見には反対です。とはいえ、「中身が大事」については賛成です。このブログで内面や生き方に関することを書いてきたのもそれが大切だと思っているからです。

要は、「見た目も中身もどちらも大事」というのが私の考えです。

私が中身だけでなく見た目も大切だと考える理由は、私たちが見た目で人を判断し、判断されているからというだけでなく、見た目は単に顔の造形以上にその人のことを物語ると思っているからです。

仮にまったく同じ顔かたちの人がいたとしても、服装や髪形、姿勢、表情などで印象はまるっきり変わってきます。さらには、普段笑って過ごすことが多いか、怒って過ごすことが多いかによって顔つきまで変わってくるかもしれませんね。

同じ顔かたちの人でも大きな差を生む服装、髪型、姿勢、表情などに、その人の性格や考え方、生き方が反映されているのです。

だから、顔かたちが美しいかどうかというよりも、顔の造形以外の要素で決まる「見た目」はとても重要なのです。

人はそれぞれ「見た目」へのこだわりがある

「とにかく美人がいい」「イケメンがいい」という人は少数派かもしれませんが、「なんとなく可愛らしい感じの人が好き」とか、「穏やかな雰囲気の人が好き」といった好みは誰でもあると思います。

この、「感じ」や「雰囲気」って顔かたちそのもので決まるわけではなく、服装や性格といった顔以外の要素に左右されることが多いものの、やっぱり見た目でわかることですよね。

だから世間的な美人やイケメンを選んだわけではなくても、やっぱり見た目で人を選んでいるところがあります。

見た目で人を選ぶ感覚には、これまでの人生で獲得した「この人はこんな性格だな」とか、「自分はこんな人と合う・合わない」といった知恵が詰まっているので、ある程度見た目で選ぶこと自体は悪いことではないと思います。

大切なのは造形の美しさではなく、自分らしく輝いているか

「見た目を磨く」といっても生まれもった素材があるので誰もがモデルのような美男美女になるのは不可能です。だから、大切なのは自分らしく輝く「自己ベスト」の自分になることです。

とはいっても、服装や髪形に気を遣うだけでは達成できません。やっぱり輝いている人は、内面からも自分を磨いているからです。

ここまで「見た目が大事であること」を強調してきましたが、それは見た目を重視することに対し、一部で「外見で人を判断する人は心が狭い」とか「あさましい」という誤解があるからです。

「見た目か中身どちらか」、ではなく両面からアプローチすることが大切なのです。「人間見た目じゃない、中身が大事なんだ」を真に受けて、見た目を磨かない言い訳にしてはいけません

おわりに

今回の話は、私自身にとってもちょっぴり耳の痛い話となりました。というのも、ドイツに来てから美意識の低下を肌で感じているからです。

家で仕事をしているので旅行している時以外はあまり出かけませんし、ドイツ人女性はあまりメイクにもファッションにもこだわらないので、他の女性から受ける刺激も少ないという環境に引きずられてしまっているわけですね…

奇しくも昨日ダーリンに、「一日あたりメイクにいくらお金かかるの?と聞かれ、「ドイツに来てから使う量も減ってるし、100円もしないぐらいかなぁ」と答えたら、「思ったより安いんだね!もっと使ってもいいんじゃない?」と言われました。

「自己ベスト」の自分になるためには、環境のせいにしていてはいけませんね。むしろ、東京で「オシャレでキレイな(キレイにしている)女性」に見られるのは至難の業でも、こちらでは比較的簡単なので、それを励みに頑張ろうと思います(笑)