こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。突然ですが、みなさん「和歌山電鐵貴志川線」ってご存じでしょうか。三毛猫の「たま駅長」がいる路線といえば、ピンと来る方も多いかもしれませんね。
日本はもちろん、フランスのドキュメンタリー映画「ネコを探して」の題材になるなど、海外でも有名です。台湾でも人気らしいですし、ダーリン曰くドイツのニュースにも登場したのだとか。
猫の「たま駅長」、世界で最も有名な駅長なのではないでしょうか…
初代の「たま」は、2015年に天に召され、現在は二代目の「ニタマ」が駅長、「ニタマ」の公休日には駅長見習いの「よんたま」が勤務しています。
「スーパー駅長ニタマ」に会いに、貴志川線に乗ってきた
なぜ急に貴志川線の話をするかというと、実は、和歌山にある私の実家の最寄り駅は貴志川線の駅なんです。とはいえ、駅まで歩くとそれなりに時間がかかるので、実家に住んでいたときは、目的地まで直接チャリで行っていて、日常的に貴志川線を利用していたことはありません。
最寄りの路線でありながら、今まで貴志川線に乗った回数は20回に満たないのではないかと思います。
しかし、トラベルライターになった今は、何でもネタになるということもあって、ついに重い腰を上げ、「スーパー駅長ニタマ」に会いにいくことにしたのです。
貴志駅で会える「スーパー駅長ニタマ」
「スーパー駅長ニタマ」に会えるのは、貴志川線終点の貴志(きし)駅。
ただし、いつ行ってもいるわけではなく、週2日の公休日があります。「ニタマに会いたい!」という方は、和歌山電鐵のホームページであらかじめ出勤日を確認されることをおすすめします。
ちなみに、「ニタマ」の公休日には、伊太祁曾(いだきそ)駅にて、駅長見習いの「よんたま」が勤務しています。
売店やカフェはありますが、貴志駅は無人駅なので、イベント時などを除き、ニタマはケースのなかに入っています。実際に対面してみると、ニタマはかなり大きなフワフワの猫でびっくりしました。
それにしても、猫が町おこしにつながっているケースって、国内外を問わずけっこうあって、猫パワーってすごいですよね。
平日ということもあって、日本人観光客はほとんどいませんでしたが、中国人(台湾人かも)の団体ツアー客が来ていて、にぎやかでした。
バレンタイン限定のたまとニタマのチョコをゲット!
実のところ、まだしばらく実家にいるので、「ニタマ」に会いにいくことだけが目的なら、わざわざ寒いこの時期に行く必要はありませんでした。なのに、寒い中今日出かけた理由は、バレンタイン限定のたまとニタマのチョコレート!
昨日(1/22)の朝刊の地方面でこのチョコレートが紹介されていて、一目ぼれしてしまったのです。
4粒入りで2592円。原材料高騰、さらに手作りのためこの値段なのだとか。かなりいいお値段ですが、この可愛さプライスレス…
1/21に販売が開始され、1/23現在オンラインショップでは完売。貴志駅と伊太祁曾駅でのみ購入することができます。なお、1/25から、岡山高島屋でも販売されるそうですよ。
たま電車にうめ星電車…楽しい貴志川線のラッピング車両
和歌山電鐵貴志川線といえば、猫の駅長だけでなく、テーマに合わせてかわいらしく装飾された「ラッピング車両」でも有名。今回は、「いちご電車」、「うめ星電車」、「たま+おも電車(期間限定のたま電車とおもちゃ電車の合体版)」の3種類に乗りました。
私のおすすめは、和のテイストが素敵な「うめ星電車」と、細部までかわいらしい「たま」の世界が広がる「たま電車」。
「うめ星」は、もちろん梅干しをもじったネーミングです。梅干しは、泣く子も黙る和歌山の名産。和歌山県民にとって、梅干しといえば、「紀州梅」以外ありえません。実は私、梅干しは苦手なんですけどね…すっぱすぎて。
余談はさておき、貴志川線のラッピング車両は乗っているだけでも楽しいです。しかし、ラッピング車両ではない普通電車もありますし、地方のローカル線ゆえ本数も多くないので、乗車前に和歌山電鐵のホームページで車両ごとの時刻表を確認しておくのがおすすめです。
また、遠方から来られる方は、和歌山駅で貴志川線の一日乗車券を買うとお得です。(和歌山駅~貴志川線終点の貴志駅を往復するだけで元が取れます。)
おわりに
久しぶりに貴志川線に乗ってみると、ラッピング車両から和歌山の田舎の風景を見ているだけで「なんかいいなぁ」と思いました。都会から来た人には、この風景だけでも新鮮だと思います。
2月から5月下旬までは、沿線でいちご狩りも楽しめますし、気候の良い時期にお散歩したい自然スポット(大池遊園・四季の郷公園)もあります。
3月にダーリンが日本に来たらまた一緒に出かけたいと思います。今度は、見習いの「よんたま」に会いにいこうっと。