前回更新からしばらく時間が空いてしまいましたが、実は3月末に瀬戸内の離島に引っ越しました。「まさか、自分が離島に住むことになるなんて…!」という感じです。
ダーリンの仕事の都合で、離島生活は1年だけの予定ですが、福岡市内から引っ越して、大きく生活が変わりました。今回は、引っ越しの報告がてら、「離島に住んで変わったこと」をお伝えしたいと思います。
ヤマトのお兄さんが神に見えるようになった
離島とはいえど、私たちが住んでいる島は、徒歩圏内に小さなスーパーもコンビニも郵便局もありますし、比較的気軽に岡山や高松に行くことができます。
スーパーやコンビニが徒歩数分のところにあるので、最低限の生活必需品を買うことを考えれば、「地方都市の郊外に住むよりはむしろ便利なんじゃ?」と思うくらいです。
といっても、島で買えるのは最低限の生活必需品なので、島で手に入らないものは多いです。わざわざフェリーに乗って買い物に行くのは面倒なので、もっぱら活用しているのはネット。
Amazonの場合、離島追加送料はかかりませんし、早ければ翌日に届くので、めちゃくちゃ便利!ネット通販は離島に引っ越す前からよく使っていましたが、離島に住むとその重要性が変わってきます。
以前は、「ネットじゃなくても買えるけど、ネットだと手間が省けて便利」くらいの感じだったのが、今は「島では手に入らないもの」をネットで買っているので、完全に「ネット通販=ライフライン」という感じです。
Amazonをはじめ、各種通販サイトにも感謝しているのですが、何よりありがたいと思っているのが、実際に荷物を届けてくれる配達員さん。
特に頻繁に来てくれるヤマト運輸のお兄さん方には感謝してもしきれないくらいで、もはや「神」に見えてきました。
食材宅配を利用するようになった
食材宅配には以前から興味はあったのですが、福岡に住んでいたときは近くに大型スーパーがあったこともあり、「欲しいときに欲しいものをスーパーで買ったほうがいいか」と思い、利用することはありませんでした。
ところが離島に引っ越すと、食料品であっても手に入らないものがたくさん出てきました。また、乳製品などの日配品や調味料などは、島のスーパーで手に入ったとしても割高に感じるものが多いです。
食材宅配の一番のデメリットは「スーパーで買うより割高」という点ですが、離島に住んでいると、生活圏で唯一のスーパーが割高(なかには安いものもありますが…)なので、食材宅配がそれほど割高に見えなくなってきます。
ということで、食材宅配サービスの「Oisix(オイシックス)」を利用し始めました。Oisixは「値段はちょっと高いけれど、有機野菜や合成保存料・合成着色料を使わない加工品を提供していて安心」というイメージでした。
生産者がわかるこだわりの野菜や果物はもちろんですが、ストックしておいて忙しいときもすぐ作れる冷凍のミールキット、プラス1品を簡単に叶えるお惣菜、冷凍パン、こだわりの調味料など、魅力的なものがたくさん。
今まで買ったことがなかった食材にも手を出すようになり、おうちでの食の楽しみが広がりました!
今は毎週「どんなものが届くかな~」と新たな食材との出会いを心待ちにしています。もちろん、何を注文したかは自分でわかっているのですが、食品なので、どんな味なのかは実際に食べてみるまでわかりません。Oisixを利用することでそんな「一期一会」の楽しみが増えました。
「Oisix、ちょっと興味がある」という方は、下記からおためしセットを申し込むことができます。
朝さんぽをするようになった
フリーランスライターの私は、旅行中以外は自宅で仕事をしています。つまり、意識しないと家にこもりがちに…
そこで、離島に引っ越してから、天気の良い日は一日の仕事を始める前に朝さんぽをすることを日課にしました。家から2~3分歩くと海なので、晴れた空の下で青い空と海を見るだけで爽快な気分になりますし、凪いだ海上をフェリーがゆっくり進んでいく光景を見ると気持ちが落ち着きます。
朝さんぽをしているとき、ふと「なんて豊かな生活なんだろう。これが『幸福』ってことなんだな」なんて感じたりして…
以前住んでいた福岡市の西端も海は近かったのですが、海に行くまでも道路の交通量が多く、また海沿いの遊歩道はいつも人が多かったので、あまりさんぽをする気分になれませんでした。でも今は、同じ海沿いでも車も人も少ないので、積極的に歩こうという気持ちになれます。
離島に引っ越して、朝さんぽを習慣にするようになって、確実に幸福度が上がりました!
おわりに
離島生活は多少の不便はありますが、私たちが住んでいるのは比較的便利な島なので、ネット通販を活用することで、不便さの大部分が補えていると感じます。
むしろ、「美しい海の景色に癒される」「今まで住んだことがないエリアなので旅の楽しみが広がった」というメリットのほうが大きいです。
1年という期間限定だからこそ気楽に構えられる部分もありますが、せっかくの貴重な瀬戸内の離島生活。今のうちに近郊も含めて色々と旅をして、新たな世界に出会いたいなと思っています。