アートの島・直島のカフェ・レストラン5選【在住者のおすすめ度つき】

  • 2021年8月21日
  • 2021年8月21日
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「アートの島」として国内外から観光客が訪れる直島。観光地だけあって、直島には離島のわりに多くのカフェやレストランがありますが、直島のカフェ・レストランをまとめて紹介している記事は意外と少ないです。

直島カフェのまとめ記事があったと思ったら、人の口コミを寄せ集めただけの記事だったことも。なかなかどのお店にどんな特徴があるのかわかりにくいので、地元民の私がリアルな直島のカフェ・レストラン事情をお伝えします。

もちろん、紹介するカフェ・レストランは実際に行ったことがあるお店ばかり。味・空間・サービス・価格から総合的に判断して、各店舗の「おすすめ度」も載せているので、ぜひ参考にしてください。

今はまだ5選ですが、お店は随時追加していきます!

直島カフェ・レストランの基本情報

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個別のお店の紹介に入る前に、まずはざっくりと直島のカフェ・レストランについて基本的なところをお話したいと思います。

直島は周囲16kmの小さな島ですが、「アートの島」として有名になり、多くの観光客が訪れるだけあって、離島にしてはカフェやレストランの数は多いです。

直島で最も多くのカフェがあるのが、家プロジェクトのある本村(ほんむら)エリア。その次がメインの港がある宮浦(みやのうら)エリアです。この2つのエリアには古民家カフェをはじめ、個性豊かなカフェ・レストランが点在しています

逆に本村・宮浦エリアをはずれると、飲食店はほとんどありません。とはいえ、地中美術館とベネッセハウスミュージアムは館内にカフェがあるので、観光していて困ることはないはずです。

直島には大規模な飲食店はほぼなく、ほとんどが個人経営のお店なので、カフェの場合食事メニューは2~5種類ぐらいに絞っているところが多いです。

値段はもちろん店によって異なりますが、離島(田舎)だから安いというわけではなく、やはり観光地なりの価格設定。東京に10年暮らした私から見れば、「東京とあまり変わらないな~」という印象です。

とはいえ、個人経営の個性豊かなお店が多い直島はカフェめぐりが楽しいところであるのは間違いありません。

カフェサロン中奥(本村エリア)

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直島でも一、二を争う人気カフェが「カフェサロン中奥」。ガイドブックなどにもよく登場している直島古民家カフェの定番です。

その秘密は、独特のロケーションとたたずまいにあり。本村地区のはずれ、カフェがあると知らなければ観光客が足を踏み入れることはないであろう、畑の中にぽつんと建っている一軒家が「カフェサロン中奥」です。

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外観からしてなつかしさ満点ですが、店内もノスタルジックなムードたっぷり。テーブル席に加えてお座敷やカウンターもあり、シチュエーションに合わせて選べます。

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ランチタイムの食事メニューはオムライスとカレー(ともに840円)など。オムライスはトマトソースとカレーソースが選べ、イタリア産オーガニックトマトを使用したトマトソースは、トマトの甘酸っぱさが引き立つ一品です。

オムライスが注目されがちですが、カレーも美味。キーマカレー風の中奥のカレーは、ココナッツミルクがきいているのが特徴で、スパイシーな中にも甘さとまろやかさがあり、クセになるお味です。

オムライスとカレーは単品だと女性でも少し物足りないくらいのボリュームですが、自家製ポテトサラダ&ドリンク&デザートをつけられるセットがお得。

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デザートは日替わりのベイクドチーズケーキまたはシフォンケーキからチョイス。ドリンクはコーヒーや紅茶、ソフトドリンクなどから選べ、コーヒーは一杯一杯ていねいに淹れるハンドドリップ、抹茶ラテも茶せんでたてる本格派です。

おすすめ度:★★★★☆

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とにかく内装や雰囲気が素敵。サービスの質は人によって若干バラツキがあります。
「カフェサロン中奥」
所在地:〒761-3110香川県香川郡直島町本村字中奥1167
電話:087-892-3887
営業時間:11:30~15:00(LO 14:40)、17:30~21:00(LO 20:30)
定休日:火曜日+不定休
https://cafesalon-naka-oku.jimdofree.com/

直島カフェ コンニチハ(本村エリア)

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「直島カフェ コンニチハ」は、本村港の目の前にある古民家カフェ。コミックエッセイ「直島古民家シェア暮らし」の舞台となったカフェでもあります

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「ゆるさ」が売りと自称しているだけあって、店内は田舎の親戚の家に来たかのような、作りこまない自然体の雰囲気席によっては漁港の景色が見え、島のムードを味わえます。

ランチの食事メニューは日によって変わる場合がありますが、クリームチーズリゾットやシーフードカレー、ミートソースドリアなど。

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看板メニューは「クリームチーズリゾット」で、クリームチーズのまろやかな風味と、雑穀米のプチプチとした食感にハマります。2010年の開業当初からの人気メニューで、一度リニューアルでメニューから姿を消したものの、島民からの注文が絶えず、復活したのだそうです。

価格帯は料理単品で1100円~、料理&サラダ&スープ&ドリンクのセットで1450円~。食事メニュー以外にも、日替わりでケーキなどのスイーツメニューもあります。

おすすめ度:★★★☆☆

はるぼぼ
本村港の目の前にあり、他のお店が閉まっていても営業していることの多い使い勝手の良いお店。もっとサービスの質が上がればいいのですが…
「直島カフェ コンニチハ」
所在地:〒761-3110香川県香川郡直島町845-7
電話:087-892-3308
営業時間:夏 10:00 ~20:00頃、冬 11:00 ~18:00頃
定休日:不定休
http://konichiwa.jp

フランコイル(本村エリア)

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「フランコイル」は、ベッド&ブレックファスト(ゲストハウス)に併設された、ハンドドリップの自家焙煎珈琲が楽しめるカフェ

質の良い生豆と、豆に合った焙煎にこだわっており、オリジナルブレンドやシングルオリジンのコーヒーメニューがあり、苦み・酸味など好みに合わせて選べます。

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個人的にここのカフェラテがヒット。普段はお茶好きの私ですが、フランコイルのカフェラテは軽くマイルドで雑味がなく、とても飲みやすいんです。お値段も450円と手頃。

食べ物のメニューはトーストくらいですが(日によってマフィンなどの焼き菓子がある場合もあります)、純粋にコーヒーを楽しみたい方にはとてもおすすめできるお店です

直島のカフェのスタッフさんはなぜか無愛想な方が多く、つくづく残念なのですが、フランコイルはほんわかした雰囲気のご夫婦が経営されていて、接客面でも安心。木のナチュラルな風合いを大切にした空間も居心地が良く、落ち着きます

コーヒー豆の購入もでき、オリジナルの「直島ブレンド」はお土産にもよさそうです。

おすすめ度:★★★★★

はるぼぼ
内装も素敵でサービスも良く、安心してくつろげるお店。
「フランコイル」
所在地:香川県香川郡直島町953-2
営業時間:14:00〜17:00
定休日:月曜日、金曜日
https://www.francoile.com/

​スパ―キーズコーヒー / SPARKY’s Coffee(宮浦エリア)

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直島カフェのなかでも特に個性的なお店のひとつが、宮浦エリアにある「スパ―キーズコーヒー / SPARKY’s Coffee」。宮浦港からほど近いところにありながら、住宅街の中にあるたため、落ち着いた雰囲気です。

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内装は、映画好きのオーナーがプロデュースしたティム・バートン風。打ちっぱなしのコンクリートむき出しの天井と、日中でも薄暗い照明がちょっとホラーな独特の世界観を醸し出しています

座席の間隔が広めに取られているのに加え、広々としたソファ席もあり、ゆったりとした時間を過ごせるのが特徴。

このスパーキーズコーヒーは朝8時から空いていて、モーニングがおすすめ。ドリンクの価格+200円~の料金でモーニングセットを追加することができます。

モーニングメニューはBセット(ドリンク価格+200円:バタートースト・ゆで卵・ミニグラノーラ)、ピザトーストセット(ドリンク価格+700円:ピザトースト・ゆで卵・ミニグラノーラ・スープ・サラダ)など。

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ドリンク価格+500円のフルーツグラノーラセットは、フルーツグラノーラボウルにスープとサラダがついた、女子ウケ抜群の内容。ドリンクは、コーヒーやカフェオレ、紅茶、ブラッドオレンジジュースから選べます。

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ランチはピラフとピザというラインナップ。写真は「ハーブチキン&シュリンプピラフ(ドリンク、スープ、サラダつきで1500円)」で、ジューシーなチキンが美味です。

おすすめ度:★★★★☆

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店内が比較的広く、席の配置もゆったりとしているので、のんびりくつろげます。天気の良い日は看板犬のトイプー・アリスちゃんがお店の奥にいるので、犬好きな方は会いに行ってみては。
「スパ―キーズコーヒー / SPARKY’s Coffee」
所在地:〒761-3110香川県香川郡直島町2310-4
電話:087-897-6606
営業時間:8:00~16:00(L.O. フード15:00、ドリンク15:30)
※モーニングは8:00~11:00
定休日:不定休
https://www.instagram.com/sparkys_coffee4/?hl=ja

Cin.na.mon /シナモン(宮浦エリア)

宮浦エリアにある「Cin.na.mon(シナモン)」は、宿併設の古民家カフェ&レストラン。直島の古民家カフェは女子っぽい雰囲気のところもありますが、ここは女子っぽさはなく、男性1人や男性グループでも入りやすいお店です

カフェ&レストランといっても、昼は定食屋、夜は居酒屋のような感じで値段も手頃。そのため、地元の人の利用も多いです。

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直島のカフェ&レストランにしてはメニューも多く、夜は海鮮丼やカレーなどの丼・ご飯ものから、サラダやチキン南蛮、出し巻き卵、刺身などの一品料理まで、さまざまなメニューがあります

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個人的なおすすめはチキン南蛮。ジューシーなチキンと、独特の風味のタレが後をひくおいしさです。一品料理は一皿の量が多いので、「思ったより多い量の料理が出てくる」と想定してご注文を

直島で夜開いている店は限られているため、週末の夜は混むことも。開店直後に行くか、事前に予約しておくと安心です。

また、本来はランチもやっているのですが、最近はランチ営業を休止している日が多いです。そのかわり、定休日や臨時休業の日を除き、お昼は日替わり弁当を500円で販売しています。

おすすめ度:★★★★☆

はるぼぼ
値段高めの店が多い直島にあって、コスパはグッド。比較的メニューの種類も多いので、好みがわかれがちな複数人のグループでも使いやすいです。ちなみにドイツ人夫が一番好きなのはここだそうで、男性には好まれるよう。
「Cin.na.mon(シナモン)」
所在地:〒761-3110 香川県香川郡直島町宮浦2310−31
電話:087-840-8133
営業時間:11:00~ 15:00 、営業再開: 17:00~22:00

おわりに

個人経営の個性豊かなカフェ・レストランを訪ねるのも直島観光の醍醐味。最近はコロナ禍で臨時休業・営業時間の短縮等、営業日や時間が不安定になっているお店もあります。

ここで紹介しているお店はコロナ禍の今も開いていることが多いお店ですが、「絶対にここに行きたい!」というお店がある場合は、事前に営業日を確認するなどしたほうが確実です。

スローな時間が流れる直島のカフェ・レストランで、楽しいひとときを過ごしてくださいね。