ユーハイムの「究極の抹茶バウム」を実食レビュー!本当に“究極”なのか?

全国の抹茶スイーツ好きのみなさん、デパ地下でおなじみの「ユーハイム」のオンラインショップで「究極の抹茶バウム」が買えることをご存じでしょうか?

なんでも、「茶を扱うプロフェッショナルが納得する抹茶バウムクーヘンを作りたい」という思いから生まれたそうで、丸久小山園の抹茶をたっぷり使った抹茶バウムは、“究極”の名に恥じないクオリティ。

売り切れ続出の「究極の抹茶バウム」を、実食レビューします!

ユーハイムが抹茶好きに捧げる「究極のバウムクーヘン」

ご存じの方も多いと思いますが、バウムクーヘンで有名なユーハイムは、神戸に本拠を置く1909年創業の老舗洋菓子店。創業者のドイツ人菓子職人カール・ユーハイムは、第一次世界大戦の捕虜として日本に連れてこられ、バウムクーヘンを日本に広めた立役者です。

そんなカール・ユーハイムの遺志を受け継ぎ、ユーハイムでは今も添加物を使わない、ドイツの伝統に基づいたお菓子作りを続けています。

「究極の抹茶バウム」はコーヒー・ラム酒・抹茶と3種類あるユーハイムの「究極のバウムクーヘンシリーズ」のひとつ。正式な商品名は「AJ.抹茶のバウムクーヘン」のようで、ユーハイムプレミアムオンラインショップで販売されています。

宇治茶の老舗・丸久小山園が特別に選んだ抹茶を贅沢に使用した、本格的な抹茶のバウムクーヘンです。口に入れた瞬間に抹茶の香りがふわりと広がります。上質のバターと卵をふんだんに使用して焼き上げ、抹茶本来の苦味と香りが引き立つよう、配合には徹底的にこだわりました。しっとりと口どけがよく、抹茶の風味をふんだんに感じられる、まさに究極のバウム。

ユーハイムプレミアムオンラインショップより引用)

「抹茶好きに捧げたい、究極のバウムクーヘン」なんて言われると、抹茶好きとしては見逃せません!

私はバウムクーヘンが特別好きというわけではないのですが、抹茶スイーツが好きで、京都に行くたびに色々と食べ歩いています。丸久小山園は、中村藤吉や祇園辻利などに比べるとややマイナーかと思うのですが、抹茶スイーツ好きのあいだでは結構有名

京都市内に直営の茶房があり、私も伺ったことがあるのですが、抹茶ロールケーキが絶品で、しっとりとした雰囲気も最高でした!それもあって、「丸久小山園が特別に選んだ抹茶を贅沢に使用」などと言われると、抹茶スイーツ好きとしては期待せずにはいられません。

ユーハイム「究極の抹茶バウム」の値段・賞味期限は?

「究極の抹茶バウム(AJ.抹茶のバウムクーヘン)」は、ユーハイムプレミアムオンラインショップにて税込3,456円で販売されています。

ユーハイムのオンラインショップは税込7,560円以上購入すると全国送料無料になるのですが、「究極の抹茶バウム(AJ.抹茶のバウムクーヘン)」だけを単品で購入すると、税込770円の送料がかかるため、計4,226円となかなかのお値段です。

賞味期限は製造日から30日と比較的長いので、贈り物にもいいですね

「究極の抹茶バウム(AJ.抹茶のバウムクーヘン)」の原材料

卵(国産)、砂糖、バター、チョコレートコーチング、小麦粉、チョコレート、マジパン(アーモンド、砂糖、転化糖)、液糖、抹茶、牛乳、食塩、バニラビーンズ/レシチン(大豆由来)

「究極の抹茶バウム」のサイズ感

「究極の抹茶バウム(AJ.抹茶のバウムクーヘン)」が自宅に届き、段ボール箱を開けてみたところ…リボンがかかったゴールドの箱がお目見え。

さすが「究極の抹茶バウム」、「究極」の名に恥じない高級感ですが、「箱ちっちゃ!箱がこんなに小さいってことは、一体中身はどれだけ小さいんだろうか…」というのが、開けてみたときの正直な感想でした。

購入前に確認していなかったのですが、箱のサイズは14cm×14cm、中身の抹茶バウムクーヘンは300g ということで、そりゃあ小さいはずですよね。

ゴールドの箱を開けると、薄紙を開くと…箱よりさらに小さな抹茶バウムクーヘンが出現!

ただ、この小ささに落胆したかというと必ずしもそうではなく、「このサイズで3,456円って…逆に言うとどれだけ抹茶が凝縮しているんだ!そもそも高級な抹茶って高いし、高級な抹茶をふんだんに使った抹茶バウムクーヘンが安いわけないよね」と妙に納得してしまいました(笑)

だって、丸久小山園の抹茶って、安いものでも20gで2,376円もするんですよ。

ユーハイム「究極の抹茶バウム」はしっとりずっしり濃厚

ユーハイムの「究極の抹茶バウム(AJ.抹茶のバウムクーヘン)」をビニールの袋から出してみるとこんな感じ。

高まる期待とともに、「究極の抹茶バウム(AJ.抹茶のバウムクーヘン)」を口に運んでみると…抹茶の味が濃い!しかも生地のしっとり感とずっしり感がすごい!

ユーハイムの普通のバウムクーヘンと比べても、圧倒的にしっとりしています

日本のバウムクーヘンは目が細かいものが多いのですが、この「究極の抹茶バウム」はさらに目が細かく、生地がぎっしりと詰まっています。包丁を入れた時点で手ごたえというか、抵抗感があったので、最近流行りのフワフワ柔らかいバウムクーヘンとは一線を画している感じがします。

個人的にはフワフワ柔らかいバウムクーヘンは好きなのですが、これだけ濃厚な抹茶の風味があると、フワフワした生地だとバランスが悪くなりそうで、ぎっしり目の詰まった生地のほうが相性が良いのだろうなと感じました。

バウムクーヘンがあまり好きでないという方がよく挙げる理由として、「パサパサしている」「甘すぎる」というのがありますが、このユーハイムの「究極の抹茶バウム(AJ.抹茶のバウムクーヘン)」はどちらにも当てはまりません。

「バウムクーヘンっていうより、もはやテリーヌみたい」と感じるほど生地がしっとりしていますし、変な甘さが抹茶の香りや味わいを邪魔することもありません。甘さと苦みのバランスがパーフェクトで、上質感が半端じゃない…!

ユーハイムはベーキングパウダーや添加物などを使用せず、良質の卵やバターをたっぷり使い、ドイツの伝統を守ったお菓子作りをされています。余計なものを入れず、抹茶の風味をここまで豊かに表現したバウムクーヘンを作るには、相当の試行錯誤があったのだろうなと想像してしまいます…。

ユーハイム「究極の抹茶バウム」は本当に“究極”だった!

買う前は「高いなぁ」と思っていた「究極の抹茶バウム(AJ.抹茶のバウムクーヘン)」ですが、実際に購入して食べてみると、「これ以上の抹茶バウムクーヘンは存在しないだろうな」というのが正直な感想です

過去にもいくつかの京都のお店の抹茶バウムクーヘンを食べたことがありますが、正直言ってそれほどおいしいとは思いませんでした。パサパサしている感じがしたのが一番の理由です。

しかし今回食べたユーハイムの「究極の抹茶バウム(AJ.抹茶のバウムクーヘン)」は、甘さの度合いや生地のしっとり感などが素晴らしく、“究極”の名に恥じないクオリティ。値段が高い点だけがネックではありますが、抹茶スイーツが好きな方には自信を持っておすすめすることができます!

※「究極の抹茶バウム(AJ.抹茶のバウムクーヘン)」は通年商品だそうですが、入荷と品切れを繰り返しているようでタイミングによってはしばらく品切れになっている場合もあります。もし「買いたいのに品切れになっていた!」ということがあったら、数日おきにユーハイムのオンラインショップをチェックしてみてください。私も一度品切れになっていたものの、ちょこちょこオンラインショップを再訪した結果、購入することができました。

ユーハイムオンラインショップで「究極の抹茶バウム」を見てみる

はるぼぼ
上記リンクから購入されても私には何の利益もないので、これは本当に純然たるレビューです!(笑)