【体験談あり】ドイツ人男性と付き合うと?ドイツ人男性の恋愛・結婚事情18

日本の常識は世界の非常識。もちろん、恋愛や結婚にも大いに「お国柄」が表れます。

気になるドイツ人男性とのお付き合いやドイツの恋愛・結婚事情はどのような感じなのでしょうか?日本と似ているところもありますが、全体的には日本と違うところのほうが多いです。

ドイツ人男性を夫に持つ私の経験も踏まえて、日本人にとっては驚き(?)のドイツ人男性の恋愛・結婚事情を見てみましょう。

① 軽い「ナンパ」は少ない

「欧米の男性」と一括りに見てしまうと、初対面で「キレイだよね~」「デートしない?」と声をかけてくるようなイメージがあるかもしれません。

しかし、日本人男性同様、ドイツ人男性は一般的に「ナンパ」というものをあまりしません。

「ナンパ」に限らず、ドイツ人は親しい相手とそうでない人との線引きがしっかりしていて、むやみに他人に話しかける人は少数派です。

たまたま隣に居合わせた人に気軽に声をかける(ナンパにとは関係なく)アメリカ人や、気軽に「キレイだね~」というラテンの国の人と比べると、ドイツ人の他人との距離感はやや堅苦しい感じがします。

② 「告白」文化がない

日本では、好きな相手に「私と付き合ってください」と告白し、OKがもらえれば付き合うという、付き合うまでに明確なプロセスがありますが、ドイツ人の恋愛はそうではありません。

ドイツには、日本のような「告白」文化がないのです

ではどのようなプロセスで「恋人」になるかというと、まずは2人がなんとなく一緒にいることから始まり、一緒にいる頻度が増え、いつも一緒になるという状態になり、「付き合っている」と認識するようになるという感じです

人によっては、何人かの異性と同時進行で友達以上恋人未満の関係を築き、その中から本命の一人を選ぶこともあります。本格的に付き合い始める前に身体の相性を試すことも珍しくありません。

日本人を悩ませる曖昧なドイツの男女関係

このように、ドイツ人との恋愛においては「友達」と「恋人」のあいだにグラデーションの関係性があるので、ドイツ人の恋愛習慣は関係性に名前を付けたがる日本人にとってはなじみにくく、ドイツ人男性に恋する日本人女性を大いに悩ませている様子…。

ちなみに私たちの場合、出会ってまもないタイミングでお互い「好きだ」とわかっているような感じだったので、「私たちって付き合ってるのかな?」と悩むことはありませんでしたが、「彼女になってくれる?」といった言葉を言われないことには違和感を持っていました。

そこで、「日本では、恋人になるときには付き合ってくれる?と言葉で確認し合うんだよ」という話をしたら、関係性が明確になりました(笑)

③変な駆け引きはあまりしない

ドイツ人の恋愛の初期フェイズは、日本人からするととても曖昧でいいかげんに映るかもしれませんが、日本人と比べると面倒な駆け引きは少ない印象です。

日本の男性は大人になってくるとプライドが高くなったり、傷つくことを恐れたりするのか、相手が自分の気持ちを受け入れてくれなかったときのために、「予防線」を張る傾向があるように感じます。思わせぶりな態度を取りながらも、なかなかはっきり「好き」とは言わないやつですね…。

しかし、ドイツ人男性は自分が傷つかないための駆け引きや小細工はあまりしない印象です

そのかわり、「友達以上恋人未満」の曖昧な関係性を良しとするというか、無理に関係性をはっきりさせようとしない恋愛文化があるため、気持ちのおもむくまま、成り行き任せにする男性もいるようです

④ 何でも言葉で表現する

「以心伝心」の日本人とは違って、ドイツ人は基本的に何でも言葉で表現する国民です

ドイツは「ローコンテクスト文化」なので、ドイツ人は日本人のように「はっきり言葉では言わないけれど、行間に意味を持たせてそれとなく暗示する」という繊細で含みのあるコミュニケーションはしません。

ハグなどのスキンシップは重視しますが、自分の考えや思いを伝える場面では言葉で明確に表現するのが主流。言葉での愛情表現も日本人男性と比べるとがストレートです

ただし、「何かにつけて言葉にする」というのは愛情表現に限った話ではありません。ドイツ人夫は、家でトイレに行くときも(2人が別々のことをしていても)いちいち「トイレ」と言ってからトイレに行くので、「そんなに何もかも言語化しなくていいのに…」と思うときがあります。

⑤ 「Ich liebe dich」は重い言葉

「ドイツ人男性は言葉での愛情表現がストレート」と言いましたが、「Ich liebe dich(愛してる)」はドイツ人にとってはとても重い言葉

(結婚するかどうかは別として)「この人は自分のベストパートナーだ」と思えてから口にするので、恋人同士であっても付き合いが浅いうちはその言葉を避ける人も多いです

したがって、出会ってすぐに「Ich liebe dich」や「I love you」と言ってくるような男性はあまり信用しないほうが無難。もちろん、人生に1度あるかないかの劇的な展開があった場合は、出会ってまもなく「Ich liebe dich」と言われる可能性もあります。

⑥ プレゼントが質素

ドイツ人男性と付き合い始めたばかりの日本人女性は、ドイツ人彼氏からのプレゼントにはあまり期待(金額的な意味で)しないほうがいいかもしれません。

なぜなら、ドイツには高額なプレゼントを贈り合う習慣がないからです。ドイツ人男性がよく彼女や奥さんにプレゼントするのは、花束、本、お菓子、アクセサリーなど。ドイツ人は値段より「気持ちがこもっている」ことを重視するので、プレゼントが手作りということもあります

要するに、毎年の誕生日くらいで、高額なジュエリーや高級ブランド品をプレゼントに選ぶドイツ人男性はあまりいません。

だから、日本人男性から何万円もするアクセサリーやバッグをプレゼントされることに慣れている日本人女性は、最初、ドイツ人パートナーからの安くて質素なプレゼントにショックを受けます。私が読んだドイツ生活の指南書にも、「ドイツ人男性からの質素なプレゼントに日本人女性が怒ってしまう」と書いてありました。

ドイツ人夫からの初めての誕生日プレゼントは「本」

ちなみに、ドイツ人夫からの初めての誕生日プレゼントは、ドイツ生活の指南書(本)。あまりにも実用的すぎるプレゼントに当時はショックを受け、「せめてバラの花束でも付けてくれればよかったのに…」と思いました。

今ではドイツ人夫も日本人女性の感覚を理解して、ちょっと高価なプレゼントをくれるようになりました。

理想は私の好みに合うアクセサリーなどをサプライズでプレゼントしてくれることですが、そんな高度な技は望めないので、最近は夫に予算を聞いて、その範囲内で買えるものを一緒に選ぶようにしています。

⑦ デートが地味

日本人は「デート」となると(特に付き合い始めの場合)、夜景がキレイなレストランに行くなど、「非日常」を演出しようとする人が多いですよね。

しかし、ドイツ人は違います。ドイツ人のデートは、ハイキングやサイクリングといった気軽に自然と親しめるアクティビティをするか、どちらかの家に行って一緒に料理をしたり、まったりと時間を過ごしたりするのが主流。つまりは、デートも「日常」なんです

ドイツの郊外に行けば、河原でいちゃいちゃしながら何時間も語り合っているようなカップルもよく見かけます。

そもそも、デートかどうかに関係なくドイツ人の休日の過ごし方は日本人からすればとても地味ですし、日本に比べると娯楽も少ないです。そこにドイツ人の倹約気質やアウトドア好きも加わって、デートもお金を遣わない地味なものになるわけです。

お膳立てされたロマンティックな場所に行くデートは心底相手のことが好きでなくても雰囲気で盛り上がるかもしれませんが、ドイツ人のデートは日常そのものなので、2人の相性が良くなければ間が持ちません

そういう意味で、ドイツ人のデートってとても本質的だなと思います。

⑧ ブラックジョークに引く

よく言われるドイツ人男性の特徴のひとつに、「皮肉やブラックジョークが好き」なことが挙げられます

私も含め日本人女性には理解しがたいところなのですが、ドイツ人男性にとって皮肉やブラックジョークというのはコミュニケーションスキルのひとつあり、場合によっては場を和ませたり、自分の知性を見せたりするための道具にもなります

とはいえ、ドイツ人男性のブラックジョークは日本人にはキツすぎて引いてしまうことも…ドイツ人男性のブラックジョークは、日本人が「ジョークにすべきではない」と思っているようなシリアスなトピックにも切り込んでくるので、びっくりしてしまうのです。

どうやら、ドイツ人男性には、「シリアスだからジョークにしてはいけない」のではなく、「シリアスだからこそジョークにして重苦しくならないようにしよう」という感覚があるようです。

ただ、どう考えてもドイツ人男性の皮肉やブラックジョークは日本人には伝わらず、下手をすると人間性を疑われるため、ドイツ人夫には「日本人の前でブラックジョークは言わないほうがいいよ」と何度も言い聞かせています(笑)

⑨ 割り勘が基本

ドイツでは男女平等が原理原則なので、デートも割り勘が基本。日本のように「男性がデート代を払うことで男らしさを見せる」という考えはあまり一般的ではありません

ドイツ人男性とデートをして、おごってもらえなかった経験のある日本人女性は「やっぱりドイツ人男性はケチなんだ」と思うかもしれませんが、ケチというよりもドイツでは割り勘が当たり前なので何も考えずにそうしている可能性が高いですし、「自立した女性に対して施しをするのは失礼」と考えている可能性すらあります

ちなみに、私たちの場合、ドイツ人夫は私より8歳年下で学生にもかかわらず、出会った当初は「僕が払う」と言って2人で行く食事代はほとんど払ってくれていました。(今は違います)

少数派ではありますが、ドイツ人でも好きな女性にご馳走したいと思う人はいますし、日本に住んでいるドイツ人男性であれば、日本の習慣を踏まえ女性にご馳走する人の割合も本国より多いのではないかと思われます。

⑩ パートナーの女性に対するケアがマメ

日本では「女性が男性に尽くす」文化がありますよね。昔に比べるとずいぶん変わってきたとはいえ、男性に尽くす女性の話はよく聞きますし、「女性が気遣ってくれること」をつい期待してしまう男性は多いと思います。

でも、ドイツではむしろ逆で、どちらかというと「男性が女性をケア」する文化があります昔の日本女性のように身の回りのことを何でもやってくれるわけではありませんが、精神的にケアをしてくれたり、「何かしてあげられることはない?」と聞いてくれたりします

ドイツ人女性は精神的にも経済的にも自立していて、日本人から見ると「カッコイイ姉御肌」的な人も多いですが、こと男女関係に関していえば、意外とわがままで気分屋なところがあるように思います。もちろん、それは男性側が「そういうもの」として女性のわがままや気分屋なところを受け入れているということが前提にあります。

ドイツ人男性は大柄な人が多いのでいかついイメージがあるかもしれませんが、実際に知り合って話してみると、穏やかで細かい気遣いができる人が多いです。(特に高学歴層にその傾向あり)

個人的に、「ドイツ人男性の優しさやマメさは、多分に自国の強い女性に鍛えられているところがあるのだろうな~」と思っています。

⑪ 彼氏彼女を気軽に友達や家族に紹介する

日本では、彼氏彼女を気軽に友達や家族に紹介する人は少数派。私自身、共通のコミュニティから誕生したカップルを除き、友達の彼氏や旦那さんに会ったことはほとんどありませんし、一般的に「家族に紹介」=「結婚を前提とした付き合い」というイメージもありますよね。

ところが、ドイツでは、付き合い始めたばかりの彼氏彼女であっても気軽に友達や家族に紹介することが多いです。お互いの彼氏彼女を連れて、2~3組のカップルでバーベキューやハイキングに行くのは当たり前ですし、泊まりの旅行をすることもあります

また、気軽に彼氏や彼女を家(実家)に連れて行って親と一緒に食事をするのも普通ですし、自分の親族が集まるパーティーに彼氏彼女を呼ぶのも普通のことです

夫の祖父の80歳の誕生日パーティーに、夫のいとこが付き合ったばかりの彼女を連れてきていました。日本であれば、「祖父の誕生日パーティーに呼ぶとなんて、よほどの関係(結婚直前)だろう」と思われそうですが、ドイツでは「親族に紹介する=結婚前提」ではありませんし、外野が「2人の関係が結婚前提なのか」を気にすることもありません。

⑫ 「結婚」という形にこだわらない(事実婚が多い)

日本社会も変わってきたとはいえ、日本ではまだまだ「結婚」を恋愛のゴールととらえる傾向が強いです。

また、子どもを持ちたい人は「子どもを作るなら結婚しないと」と考えますよね。日本の社会通念上、結婚していないカップルが子どもを持つことはあまり歓迎されませんし、制度上も不利になります。

一方、ドイツには事実婚が多いため、婚外子の割合も多いです。2011年にドイツで生まれた子どものうち、34%が婚外子です

ドイツでは、事実婚カップルから生まれた子どもも社会的・制度的な差別を受けません。それもあって、ドイツ人は日本人ほど「結婚」という形にはこだわらないのです。「婚外子」というと、日本では何か特別な事情があるような響きがありますが、ドイツではまったくそうではないのですね

ドイツでは周囲の人が「あの2人いつ結婚するんだろう?」ということを気にしないのは、社会的に「恋愛の先に結婚がある」とは必ずしも考えられていないからでもあります。

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⑬ ドイツの離婚は大変

日本は夫婦が同意している場合、役所に紙一枚提出するだけで離婚が成立します。しかし、世界には日本のように簡単に離婚できる国のほうが稀。

離婚が大変なのはドイツも例外ではなく、弁護士を立てて裁判を経てからでないと離婚ができません。しかも、離婚するにあたっては、離婚を前提とした別居期間を1年以上設けることが条件。(ただし、家庭内暴力など特別な事情がある場合はこの限りではありません)

ドイツの離婚が大変なのは、ドイツの社会制度にはキリスト教の影響が根深く残っているからです。キリスト教上、結婚というのは「一生守るべき誓い」ですから。

ドイツ人が「結婚」という形にあまりこだわっておらず、事実婚も当たり前に存在するのは、離婚するのが大変だからという要因もあるのでしょう。

⑭ 気軽に同棲する

ドイツでは、結婚前の同棲も日本に比べると気軽。その背景には、「1人で暮らすよりも2人で暮らしたほうが経済的だし効率的」というドイツ人的合理主義と、「一緒に住んでみないと本当の意味で相手のことがわからない」という考え方があります

そのため、ドイツ人では、ある程度長く付き合っているカップルは、遠距離恋愛でもない限り同棲率が高いです。そもそも、制度上の結婚をしない事実婚が多いわけですから、当然といえば当然かもしれませんね。

個人的には、同棲して相性を確認するドイツ人の考え方はとても理にかなっていると思います。むしろ、一緒に住んだこともない2人がいきなり結婚するのはリスクでしかないです…。

日本では、「同棲は女性に損」とか、「同棲してしまうと(男性にとって結婚することのメリットがなくなって)結婚できなくなる」という考え方がありますが、個人的には「単に女性が男性の世話を焼かなければいいのでは?」と思っています。

⑮ 「男女の関係でいること」にこだわる

一般に、ドイツ人は「結婚」という制度や形式にはこだわらないかわりに、「(結婚しているかどうかにかかわらず)カップルがずっと男女の関係でいる」ことを重視します

日本には、「もはや男女の関係ではないけど、同居人として仲が良い」夫婦や、「愛情はなくなっているけど、生活や子どものことを考えて離婚しない」夫婦などがたくさんいます。

しかし、ドイツ人は「男女の関係」と「気持ち(愛情)」を重視する人が多いため、「男女の関係はないけれど、仲の良い同居人」状態を良しとしませんし、パートナーに気持ち(愛情)がなくなったらきっぱりと別れを選ぶ人が多いです

ドイツでは離婚後も共同親権が一般的なので、「愛情がなくなったけど子どものために離婚しない」という夫婦はあまりいませんし、女性の経済的自立が進んでいるので、「離婚したら生活が成り立たなくなるから離婚しない」という人も少ないです。

⑯ 浮気はあまりしない

男女の関係においては「気持ち(愛)」を重視するドイツ人。結婚しているかどうかに関係なく、パートナー間には愛があることが前提なので、浮気や不倫をする人は比較的少ないです

真面目な国民性も関係するのでしょうが、パートナーがいる人はパートナーのこと愛していることが前提なので、浮気や不倫をする人が少ないのは当然かもしれません。

そのかわり、愛がなくなれば終わりも早いです。ドイツ人の恋愛や結婚は、日本人と比べるとずいぶんストレートというか素直ですよね。

⑰ 家事・育児は分担が基本

一昔前までは、ドイツにも性差役割意識や「3歳児神話」があり、「家事・育児は女性がするもの」という考えが支配的でした。しかし今は男女平等が基本なので、「家事・育児も分担して当たり前」という考え方が主流になっています

ドイツでも「ワンオペ育児」問題はまったくなくはないようですが、日本に比べると男女ともに平均労働時間が短く、休暇も多いので、物理的に家事や育児を分担する時間があるという背景もあります。

ドイツでは制度面でも男性の育児参加を後押ししていて、労働者は男女問わず子ども1人当たり最大3年間の育児休業を取得することができます

私たちの場合、子どもがいないので子育てについては体験ベースで語ることはできませんが、家事はやはり分担。厳密に50:50と決めているわけではなく、その時々の2人の状況に応じて、余裕があるほうがカバーするという感じですね。

私が会社員で夫が学生だったときは、平日の夕食はほとんど夫が作ってくれていましたが、私がフリーランスに戻った今は、夫がちょうど修士論文の山場を迎えていることもあって、立場が逆転しています。

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⑱ 「専業主婦」という選択肢はほぼない

「男女平等」や「家事・育児は分担」と聞くと、「ドイツは素晴らしい」と感じる日本人女性は少なくないでしょう。

ただし、「男女平等」というのは「女性も男性並みに働いて稼ぐのが当たり前」と考えられていることを意味します

少なくなってきたとはいえ、「専業主婦」という選択肢がまだ普通にある日本と比べると、「働いて稼がない女性」に対するドイツ人の見方はシビアで、特別な事情がない限り「専業主婦」という選択肢はほぼありません

ドイツでも1970年までは「専業主婦」が普通でしたが、今は「専業主婦」が一般的ではないため、特別な理由なく仕事をしないでいると、周囲から「なぜ働かないの?」と聞かれたり、「もったいない」と思われたりします。

日本人女性がドイツ人男性と結婚してドイツに移住した場合、ずっと専業主婦でいるのは許されないことも

日本人女性がドイツ人男性と結婚して、ドイツに移住する場合、最初は言語の問題があることが多いので、当面の生活費はドイツ人夫が負担して日本人妻はドイツ語の習得に専念するというパターンが多いです。それでも、いつまでも女性が外で働かないことが許されるとは限りません。

ドイツに移住した日本人妻がいつまでたっても仕事をしようとしないので、ドイツ人夫から離婚されてしまったという話も聞いたことがあります

「男女平等」を求めるなら、女性も義務や責任を負わなければならないということですね

専業主婦願望のある女性は、ドイツ人男性より日本人男性と結婚したほうが希望が叶う可能性が高いかもしれません。もちろん男性に経済力があることが前提ですが…

おわりに

ここまで、ドイツ人の恋愛・結婚事情を一挙にご紹介しました。恋愛・結婚は人間の本能と結びついているだけでなく、その国の社会制度や文化の根底をなす価値観の影響も大きく受けているので、国による違いが大きいです。

色んなトピックについて触れましたが、性格的なことだけでいえば、相対的に真面目で穏やかなドイツ人男性は日本人にとって付き合いやすい外国人男性だと思います。もちろん、「○○人男性」とひと括りにできるものではなく、個人差があるというのは大前提。

ひとつだけ言えるのは、相手が何人であっても、最終的には恋愛・結婚というのはあくまでも2人の人間がいかに向き合い、お互いを理解し合えるかが勝負ということです

そういう意味で、相手が日本人男性であろうと、外国人男性であろうと、パートナーシップの本質は変わらないのです。

はるぼぼ
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