現地申請も簡単!入国後にドイツのワーホリビザを取得する方法

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

私は2015年6月に日本を離れ、アジア各国を旅した後、11月にドイツ入りしました。そのため、ドイツのワーホリビザ(ワーキングホリデービザ)はドイツに入国してから、ドイツ国内で取得しています

ドイツ入国後に現地でワーホリビザを取得

ニッチなトピックですが、だからこそ情報が少ない!日本のドイツ大使館に問い合わせても「詳細は現地の外人局に聞いてください」と言われるだけで、ホームページに載っている以上の情報はもらえませんでした。

本来は日本で事前に取得しておいたほうが安心ですし、「官僚主義的」とドイツ人にも評判の悪いドイツの役所で手続きをするより、ストレスも少ないのですが・・・

私のように長期間他国を旅してドイツに入国するケースなど、物理的に日本で取得することができない場合もあります。ドイツに入国後してからワーホリビザの取得を考えている方のお役に立てればと思い、記しておくことにしました。

レーゲンスブルク

ドイツのワーホリビザの申請条件

1.申請可能年齢
18歳以上、31歳未満(31歳の誕生日を迎える前に申請すればOK)

2.滞在可能期間
3ヵ月~1年

申請に必要なもの(ドイツ入国後に現地で申請する場合)

1.パスポ-ト(原本)

2.証明写真一枚
(一応パスポ-トサイズが要件らしいのですが、40×30と少し小さめでも問題ありませんでした)

3.滞在予定期間をカバ-する保険
※歯科治療にも適用されるもの、女性の場合には妊娠した場合の費用にも適用されるもの(日本の保険は海外からは申し込めないので、私はドイツに来てから現地の保険を申し込みました)

この条件に合うドイツの保険料は一ヵ月あたり75ユ-ロ前後が目安です。

4.ドイツ国内での住所登録用紙
ドイツでの住所地を管轄する市庁舎(Rathaus)などで、事前に住所の登録を済ませておく必要があります。住所登録をするとそれを証明する用紙がもらえます。

この手続きをしていないと、ビザ申請に行ってもムダ足になりますのでご注意を!

5.所持金を証明するもの
ドイツから日本に帰国する航空券をすでに持っている場合は2000ユ-ロ、ない場合は4000ユ-ロ以上の資金があることを証明する必要があります。(通帳や残高証明書、オンラインで口座残高を確認できるページを印刷したものなど)

私の場合、日本の銀行のホームページの口座残高照会のページ(日本語)を印刷したもので問題ありませんでした。

6.申請費用・50ユ-ロ(2015年11月時点の費用)
申請費用が必要とは私も知りませんでしたが、ドイツで申請する場合有料です。

ワーホリビザの現地申請方法

上記1~6をすべて揃えたら、居住地を管轄する「外人局(Ausländerbehörde)」に行ってワーホリビザの申請を行います。

ドイツのワーホリビザは基本的に審査等はないので、必要なものがそろっていれば、その場でビザがもらえるはずです。私の経験では、外人局に行くにあたって予約が必要だったことはありませんが、場所によっては予約が必要な場合もあるようなので、予約が必要かどうか事前に確認されることをおすすめします。

ワーホリビザの有効期間

私の場合、ワーホリビザの有効期限はビザの申請日ではなく、ドイツに入国した日から一年でした。そうではなかった人もいるようですが、原則としてワーホリビザの申請を先延ばしにしたからといって、ドイツに滞在できる期間が増えるわけではないと考えておいたほうがいいでしょう。

現地申請にあたっての注意点

その1

ドイツでは、大量の難民の流入もあって、各地の行政が混乱しています。そのため、地域にもよりますが外人局はものすご-く混んでいることがあります

混雑している外国人局では、時間に余裕をもって早めに行くようにしないと「(営業時間内なのに)混んでいるからもう閉まっている」と言われたり、3時間も待つ羽目になったりします。(関連:「日本じゃありえないことが起こる!ドイツ生活はお役所との闘い」)

混んでいる外人局では、番号札をとって自分の順番を待たないと、ちょっとした質問にも答えてもらえません。「とりあえず行って聞けばいいか」というのは、ドイツでは甘い考えだと思い知らされました。

外国人局に行くときは、朝(昼)一番の業務開始時間前に行く、可能であれば事前に予約をするなどしたほうがいいでしょう。また、ドイツの役所は日本よりも業務時間が短い傾向にあるので、窓口の営業時間はしっかりと確認を。

その2

ドイツでは住んでいる地域によって、どの役所を利用するか決められています。私がビザ申請を行ったフライブルクという街には2ヵ所外人局があるのですが、1ヵ所はフライブルク市内在住者用、もう1ヵ所は周辺の市町村の在住者用とに分かれています。

当初、私もダ-リンもそのことを知らなかったので、一度違うほうの役所に行ってしまい、ムダ足になったことがあります。そうした可能性もあることを念頭に置き、自分が行くべき役所をきっちり確認してから行くことをおすすめします。


おわりに

混んでいる外人局は、何度電話をしても出ない、メ-ルをしてもなかなか返信がなかったりするので、ドイツ入国後、できるだけ早く確実にビザをゲットしたい方はドイツに到着する前にメ-ルなどで滞在地の外人局に必要事項を問い合わせておくといいかと思います。

メールをしても2週間返信がないなんてこともザラなので、問い合わせはお早めに。ドイツの役所と渡り合うのが面倒ではありますが、ワーホリビザの申請そのものは簡単なので過度に恐れる必要はありません。

市庁舎や外人局では基本的に英語で手続きができますので、ドイツ語ができなくても問題ないはずです。それでは、素敵なドイツ滞在を!