ドイツ人女性のファッションの特徴8つ ~日本人女性とこんなに違う~

以前に書いた記事、「ドイツと日本の女性のファッションは激しく違う」が好評なので、ドイツ人女性のファッションの特徴をよりわかりやすくまとめてみたいと思います。

簡単に言うと、ドイツ人女性のファッションは「カジュアルでエフォートレス(頑張らない)」。
ファッションやメイクを頑張りがちな日本人女性と比べると「正反対」と言ってもいいほどの違いがあります。

1.カジュアルで機能的

ドイツの女性の服装はとてもカジュアルで機能的です。Tシャツやニットなどのシンプルなトップスに、ジーンズやチノパンなどのカジュアルなボトムを合わせ、スニーカーやローヒールのブーツといったヒールのない(低い)靴を履くのがドイツ人女性の定番ファッション。

「え、それって男性と一緒じゃない?」と思われたでしょうか。基本的にドイツではファッションにおける男女差があまり大きくないのが特徴。特に防寒第一になる冬のあいだはその傾向が顕著になります。

10代から50代くらいまでの女性の多くがこうした服装をしていて、普段着で仕事に出かける人も多いです

仕事にもよりますが、「職場ではキレイ目の服装をすべき」という感覚は薄いようで、日本のファッション誌でよく見かけるような「通勤服」をわざわざ用意している人はあまり多くありません。都会に行けばスーツを着ている人を見かけることもありますが、私が暮らしているような地方都市ではスーツ姿の男女を見かけることもめったにありません

なお、65歳ぐらいを過ぎると、ロングスカートや花柄のブラウスなど「おばあちゃんファッション」の人が増えるかなぁという印象です。

2.スカートを履く人が少ない

おしゃれさん発見!スカートを履いています。
スカートを履いたおしゃれさん発見!日本の一般的なおしゃれとは違うヒッピー風です。

ドイツの女性が履くボトムはジーンズか、カジュアルなパンツが中心。10代や20代前半の若い女性ならレギンスをパンツ代わりに履くのも流行っているようです。日常的にスカートを履いている人は少数派で、街ゆく人を見ても、スカートを履いている人は10人に一人もいないくらいでしょうか。

しかもスカートを履いている女性の中には、イタリア人、ロシア人などの外国人が結構な割合でいるので、ドイツ人女性で日常的にスカートを履く人の割合は本当に少ないと思います。ただし夏になると、「暑いからという理由」でスカートやワンピースを着用する女性の割合が増えます。

ドイツ人のダーリン曰く、「スカートを履く人はドイツではおしゃれさんなイメージがある」のだとか。

3.ヒールの高い靴を履かない

ドイツ人女性がよく履く靴はスニーカーをはじめとしたぺたんこ靴。冬ならローヒールのブーツ、夏はローヒールのサンダルもよく見かけます。日本の女性がよく履く、「パンプス」と呼ばれるようなエレガントできゃしゃな靴を履いている人はあまり見かけません

ファッションも機能性を重視するドイツでは、日本の女性のように、足を締め付ける靴やヒールの高い靴を「おしゃれのために」と、頑張って履く人は少数派です。

4.地味(ダーク)な色合い

日本では、パステルカラーなど色とりどりの服を着た女性が多いですが、ドイツ人女性は、黒、グレー、カーキーなど、やや地味な(暗めの)色合いの服を着る人が多いです。

ドイツに来てから、パステルカラーのような甘い色合いの服を見かける機会がめっきり減りました。

高齢の女性は時々やけに色鮮やかなブラウスを着ていることもありますが、若い女性はあまり色物を着ない印象です。ドイツの若い女性のあいだでは、黒、グレー、カーキーなどの落ち着いた色合いの服装がむしろ「ファッショナブル」と受け止められているようです。

5.ひらひら・ふんわり素材は不人気

日本ではシフォンなどのふんわり素材やレースなどがフェミニンスタイルの定番ですが、ドイツでは大人の女性がひらひらした素材やふんわりした素材の服を着ることはあまり一般的ではありません

パーティー用のエレガントなドレスなら話は違いますし、デザインにもよりますが、ドイツではひらひらした素材やふんわりした素材の服は、「子どもっぽい」と受け止められかねません。

6.柄物が少ない

日本だと小花柄、水玉などさまざまな柄の服がありますが、ドイツでは柄物よりも無地の服が主流。エスニック調の柄やチェックのシャツなどを着ている女性は見かけますが、小花柄などいかにもラブリーな柄の服は、子ども服以外ではほぼ見かけません。

ドイツ人は「(日本人が思う)かわいい」=「子どもっぽい」ととらえてい傾向にあり、シンプルなファッションを好む人が多いように感じます。

7.流行を追いかけない

ドイツにも流行がないわけではありませんが、日本のように「ある時期トレンカ族が大量に出現する」といった極端な現象はあまり起こりません。もともとベーシックなファッションをする人が多いので、日本のようにわかりやすい流行はあまりないですね。

ドイツでの流行というのは「ここ数年若い女性にはぴったりしたパンツが人気」のように、日本よりもざっくりした、長いスパンで起こるもののような気がします。

日本では「この春の流行色は○○です」となると、その色の服が大量に出回りますし、それを素直に取り入れる女性も多いので、季節ごとの流行がはっきりしています。

一方、ドイツでは、シーズンごとに流行を追いかけるような風潮は薄く、個々人が自分にとって心地いいファッションをしているという印象です。

8.メイクはあまりしない

ドイツ女性にとって、すっぴんで出かけることは特別なことではありません。ある程度ファッションに気を遣う女性はちょっとメイクをしていたりもしますが、マスカラと口紅だけ、といったポイントメイクが多く、日本人女性のようにしっかりフルメイクをしている人はあまりいません

ドイツでがっつりフルメイクをしている人は、ちょっと不良っぽい女の子や、個性的なお店のスタッフ、パーティーの参加者などが多いです。

日本では、「ナチュラルメイクが社会人のマナーです」と言われたりしますが、ドイツではそんなことはありません。メイクをするかどうかなんて完全に個人の自由という考え方なので、「メイクをするのが女性のマナーだ」などと言ったら、「性差別だ」というブーイングがあがることでしょう。

ドイツに旅行される方へ服装アドバイス

ボトムはスカートでもパンツでも、好きなほうでいいと思います。ただし靴は断然歩きやすさ重視のローヒールをおすすめします!ドイツに限ったことではありませんが、ヨーロッパの旧市街は石畳の道が多く、ヒールのある靴だとかなり歩きにくいです。機動性を重視するならやっぱりスニーカーが理想。

歩きやすさ重視の靴に合わせるとなると、必然的にボトムはパンツかカジュアルなスカートに絞られてくるはずです。スカートであれパンツであれ、全体的にはカジュアルなテイストでまとめたほうがドイツにの雰囲気になじみやすいですね。

私はいわゆる日本の「お嬢系」の服を持ってきているのですが、ドイツでは違和感しか覚えず、まったく着る気になりません・・・

おわりに

こうやってまとめて挙げてみると、「日本人女性とドイツ人女性のファッションって、正反対といってもいいぐらい違うなぁ」と改めて感じます。本当に、日本人女性はファッションに関して涙ぐましい努力をしていますね。

もちろん、日本人女性に色々なファッションの人がいるように、ドイツ人女性でもフェミニンな服装の人もいれば、いかにもお金のかかったマダムっぽい服装の人もいて、ここに挙げた特徴がすべてというわけではありません。

実際に、ダーリンママはおしゃれな人で、さまざまな色や柄の服を着まわしてファッションを楽しんでいます。

しかし、全体の傾向としてとらえてみると、日本人女性とドイツ人女性のファッションのあいだに大きな違いがあるのは間違いありません。

ドイツ在住日本人が見たリアルなドイツを知りたい方におすすめ