感動必至、ハズさないおすすめ世界遺産5選~アジア編~

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。私はこれまでに約50ヵ国以上、200都市以上を旅してきました。そして、趣味の延長で世界遺産検定の2級を取得しています。

そんな私がいままで訪れた世界遺産のなかで、特におすすめの世界遺産をご紹介したいと思います。今回はアジア編の5つ。順番はランキングではなく、ざっくりと日本から近い順に並べています。

アンコール遺跡群(カンボジア)

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「アンコール遺跡群」と聞いてピンとこない方でも、「アンコールワット」をまったく聞いたことがないという方はおそらくいないでしょう。日本でも「一生に一度は行きたい」と大人気のアンコールワットは、絶対に訪れて損はない世界遺産です。

アンコールワットの知名度が突出していますが、アンコール遺跡群は、9世紀のはじめから600年にわたってカンボジアを支配したアンコール王朝の遺跡の集合体。その数は大小合わせて700にものぼるのだとか。

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アンコールワットのみならず、ミステリアスな微笑みをたたえた観世音菩薩の顔が四面に彫られたアンコール・トムや、巨木が遺跡を飲み込んでいるかのようなタ・プロームなど、自然のエネルギーと壮大な歴史ロマンを感じられる遺跡の数々に出会えますよ。

私は2回行ったことがありますが、食事がおいしいこともあって2回目でも十分楽しめました。アンコール遺跡にはダーリンもかなり興味を持っているので、3回目の訪問もあるかもしれません。

ルアンパバーンの町(ラオス)

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東南アジアの内陸国、ラオスの古都ルアンパバーンは街全体が世界遺産に登録されています。14世紀なかば、ラオス初の統一国家であるランサン王国の都が置かれました。歴史ある寺院が立ち並ぶルアンパバーンの街並みは、日本でいえば京都のような風情があります。

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派手な観光スポットがあるというわけではありませんが、街に点在する情緒ある寺院を訪ねたり、おしゃれなカフェでのんびりとした時間を過ごしたり、マッサージを受けたりしているうちに心地よい時間が過ぎていきます。

少数民族のデザインをあしらった小物など、ユニークな品物が安く買えるナイトマーケットもおすすめ。

東南アジアのゆるりとした雰囲気と、南欧のような洗練された街並みとが融合したルアンパバーンは、訪れた誰もをリラックスさせてしまう不思議な力をもっています。

タージ・マハル(インド)

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インドを代表する世界遺産、タージ・マハル。ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、最愛の妃ムムターズ・マハルの死を悼んで造らせた白亜の霊廟です。つまりお墓!

現在のインドではヒンドゥー教が主要宗教ですが、ムガル帝国はイスラム王朝だったため、タージ・マハルもイスラム様式で建てられています。

タージ・マハルを訪れたのは、私が初めてインドに行った5年ほど前のこと。「インドに行くならやっぱりタージ・マハルは見ておきたいよね」という感覚で、正直そこまで期待していたわけではありませんでした。

ですが、門をくぐってタージ・マハルが目に入ったその瞬間、あまりの美しさに涙が出そうになったのです。

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シルエットだけでなく、貴石を丁寧にはめ込んで作られた外壁の装飾にも感動。何度も写真で見たことがあったとしても、実際に目にするタージ・マハルの美しさは格別です。

古都シーギリヤ(スリランカ)

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ここにシーギリヤを入れたのは、もちろんシーギリヤ・ロックがすごいからというのもありますが、スリランカ自体が素晴らしい国として忘れられないからという理由もあります。人々が穏やかで、あったかくて、タイよりも「微笑みの国」という呼び名がふさわしいのがスリランカだと思っています。

まるで宙に浮かんでいるかのような巨岩、シーギリヤ・ロック。近年日本でも徐々にその知名度が上がってきています。ここは単なる岩ではなく、頂上には、シンハラ王朝がこの地を支配した5世紀に造られた王宮跡が残っています。

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そして岩の中腹にはミステリアスな美女「シーギリヤ・レディ」の壁画が。

ジャングルにそびえる巨岩の迫力は圧巻で、象に乗ってシーギリヤ・ロックのある風景を楽しむこともできます。象に乗って、シーギリヤ・ロックをバックにして撮影した写真は最高の記念になりますよ。

サマルカンド-文化交差路(ウズベキスタン)

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「サマルカンドブルー」のタイルを使って建てられた青い建造物の数々が印象的なことから、「青の都」の異名をもつサマルカンド。かつては、シルクロードの中心的なオアシス都市として、東西の交易商人が行き交う拠点でした。

サマルカンドを象徴する、3つのマドラサ(神学校)からなるレギスタン広場や、ウズベキスタン屈指の聖地シャーヒ・ズィンダ廟群など、さまざまな青のグラデーションが美しい壮麗な建築物の数々に魅了されずにはいられません。

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朝、昼、夜と、時間帯に応じて異なる表情を見せてくれるレギスタン広場には、サマルカンド滞在中何度も足を運びました。広場の階段に腰を下ろし、3つのマドラサが見事に調和するレギスタン広場を眺めているだけで、幸せな気分になれます。

おわりに

世界遺産だからといって、必ずしも観光地として素晴らしいとは限りませんが、ここで紹介したのは実際に私が訪れていいと思ったところばかりです。

一口に「アジア」といっても、そこで出会う文化や人々、風景はさまざま。知っているようでまだまだ知らないアジアの魅力をもっとたくさん発見していきたいですね。