ドイツを旅行するなら、小さな町が断然おすすめな3つの理由

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。現在エストニアの首都・タリンにいます。

エストニアに来る前、ドイツのハルツ地方を旅して「やっぱりドイツを旅行するなら小さな町がいい!」と確信しました。

ドイツを初めて訪れるなら、まず有名な大都市を目指す方が多いと思いますが、あえて日本ではマイナーな小都市にも目を向けてみてほしいのです。

ドイツを旅するなら地方の小さな町がおすすめ

「雑然とした街並みや雰囲気が好き」「ヒップな若者文化を楽しみたい」という人は別として、ドイツでヨーロッパならではの美しい町並みや中世の雰囲気に触れたいなら、断然地方の小さな町がおすすめです。

というのも、私が好きなドイツの町はほとんど人口10万人未満の小都市だからです。例外は人口14万人超のハイデルベルクと人口13万人超のレーゲンスブルク。ドイツでは人口10万人を超えるとそこそこ大きい町という印象ですが、ハイデルベルクとレーゲンスブルクはそれでいながら中世の雰囲気が残る美しい町です。(関連:「本物の中世がここに!南ドイツの穴場、レーゲンスブルクが素敵すぎた」)

ところが、人口20万人を超えるドイツの街で、私がはっきり「好き」といえるほど気に入っている都市は今のところありません。

移動の拠点としてフランクフルトやミュンヘンを訪れるのはいいと思いますが、ドイツを旅行する際には、大都市だけでルートを組まずに、ぜひ古き良きドイツを感じられる地方の小さな町にも足を延ばしてほしいと思います。

小さな街のほうが治安がいい

地方の小さな街をすすめる理由のひとつとして、小都市のほうが治安がいいことが挙げられます。ドイツに限った話ではありませんが、大都市よりも地方の小さな街のほうが総じて治安がいい傾向にあります。

都会には多くの人が集まるので、そのぶん犯罪などの不純な動機でやってくる人もおり、ドイツで犯罪率が高いのは、やはりフランクフルトやケルンなどの大都市が目立ちます。

もちろん地域差もあるので、単純に「都会は危険、田舎は安全」という話ではありませんが、ドイツの大都市では「あまり近づきたくないな」と思ってしまうような人を見かけることも珍しくありません。特に中央駅の周辺は多種多様な人がたむろしていて、足早に立ち去りたくなることも。(個人的な感覚ですが)

ところが、観光客が訪れるような地方の小さい町ではそういうことはほとんどありません。観光地に限っていえば、小さな町のほうが、大きな町よりも明らかに空気が平和なのです。個人的には、ドイツで歩いていて気持ちが良く、安心なのは小さな町だと思っています。

小さな町のほうが清潔

治安の良さとも関連する話ですが、小さな町のほうが清潔です。というのも、ドイツではおおざっぱにいえば人口に比例して町が汚くなるといっても過言ではないからです。ドイツの大きな町では、たいてい町のあちこちに落書きがありますし、路上にはタバコの吸殻やゴミがたくさん落ちています。

ミュンヘンの旧市街など、観光客が多い場所では大都市でも清潔な町並みを保っている場所もありますが、そんなミュンヘンでも中央駅の周辺などは雑然とした印象であることは否めません。「ヨーロッパの美しい町並み」を期待して旅行しているのに、大量の落書きやタバコの吸い殻を目にしてしまっては興ざめですよね。

一方、人口5万人に満たないような小規模な観光都市では、落書きやタバコの吸い殻がまったくないわけではありませんが、大都市に比べると圧倒的に数が少ないので、荒んだ雰囲気を感じることはほとんどありません

中世の面影が残っているのは小さな町

ドイツで中世の歴史的な町並みが保たれている場所は、地方の小都市が多いです。たとえば、歴史的な町並み全体が世界遺産に登録されているのは、バンベルク、レーゲンスブルク、リューベック、ゴスラー、クヴェトリンブルクなどで、いずれも比較的小規模な町ばかり。

大都市では歴史的な街並みが保存されていないというわけではないのですが、大きな町では、都市機能の維持や拡充のため、近代的なショッピングセンターや大規模なホテルが建ったり、トラムが走ったりしています。ところが小都市では、大都市ほど街のインフラを近代化する必要がないために、今も中世そのままの雰囲気が感じられる町が少なくありません。

旧市街全体が中世の雰囲気をとどめていて感動したのは、レーゲンスブルク、バンベルク、ハン・ミュンデン、ローテンブルク、ディンケルスビュール、クヴェトリンブルク、ヴェルニゲローデ。ロマンティック街道のローテンブルク以外は、日本ではあまり知られていない町ばかりだと思います。

ドイツでタイムスリップしたかのような中世の風景に出会うなら、やはり地方の小さな町がおすすめ。「おとぎの世界」が待っているのは小さな町なのです。

おわりに

私自身が中世の面影が残る歴史的な街が好きだということもあって、今回のお話には、かなり私の個人的な好みが反映されています。

大都市には、ヒップな若者文化や多国籍でエキサイティングな環境、充実したショッピングといった、大きな町ならではの魅力があることも確かで、大都市のほうに魅力を感じる人もいるでしょう。

好みや感じ方は人それぞれで、ドイツの大都市を否定したり、けなしたりするつもりはありません。大切なのは、「有名だから」という理由ではなく、自分の興味や志向を把握して、それに合った場所に行くことだと思います。

私と同じように穏やかな雰囲気の町が好きな人や、「中世の美しい街並みを見たい」「古き良きドイツの雰囲気に触れたい」と思う人は、できる限り地方の小さな町をメインに旅してはいかがでしょうか。

私が実際に訪れて印象に残ったおすすめの小都市は、「世界遺産も!ドイツ観光におすすめな、小さくも美しい穴場都市6選」で紹介しています。