水がどこでも買える!ドイツから日本に帰国して嬉しい13のこと

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

日本に帰国してはや2週間半。日本に帰ったらゆっくりできるかと思いきや、締め切りのあるイレギュラーな仕事を受けているためになかなかそうもいきませんでした。

日本に帰ってきた当初は、日本にいることがピンとこず、まだ一時帰国しているかのような感じがしていましたが、いまやすっかり慣れ、ずっと前から日本にいたかのような気すらしています。

さすがに生まれ育った母国だけに順応が早いです。日本に帰ってきて、ドイツでは難しかったことがごく当たり前にできたり、ドイツでは手に入りにくいものがどこでも買えたりするので、その意味ではとても快適。今回は、日本に帰ってきて嬉しい13のことを挙げてみたいと思います。

はたから見れば実にくだらないことも多いと思いますが、ここから、意識的・無意識的にドイツで感じていた不満やストレスの種が見えてくるような気がします。

クックパッドのレシピがどれでも作れる

ドイツで暮らしていたころの悩みのひとつが、料理のレパートリーが限られることでした。

私は体質的にヨーロッパ料理が合わないので、ドイツでも日本食含むアジア料理をよく作っていましたが、日本では当たり前に手に入るものでも、ドイツでは手に入らないものや、手に入ったとしても値段が非常に高いものがたくさんあります

新しいレシピを試そうとクックパッドを見ても、普通に検索すると、ドイツでは調達しにくい食材が出てくる可能性大

そこで手に入らないものは『「〇〇」を含まない』で検索していたのですが、それを繰り返すうちにレシピを探すこと自体がむなしくなり、料理のレパートリーが狭まってしまっていたのです。

それは料理に対する私の熱意が足りなかったせいもありますが、今は「食材が手に入るか」を気にすることなしに日本のレシピ本やレシピサイトを見ることができて本当に嬉しいです。

いつでも買い物ができる

ドイツでは、日曜祝日はスーパーも含め、ほとんどのお店が閉まります。ですが、日本は違いますよね。

基本的にスーパーやショッピングセンターはほとんど年中空いているので、何曜日までに買い物を済ませなければならないということはありませんし、急に買い忘れに気づいても大丈夫。コンビニなら24時間年中無休なので、大きな災害でもない限り、生活必需品は手に入らないという日はありません。

日曜にスーパーが閉店するドイツでは、土曜日のスーパーは激込み。金曜も14時ごろに仕事を切り上げる人が多いので、午後は比較的混雑します。そのため、ドイツで暮らしていたときは、できるだけ金曜の午前中までに週末の買い物を済ませるようにしていました。

日本に帰ってきてからというもの、曜日や時間帯をあまり気にせずに買い物ができるのでとても気楽です。日本でも、週末のスーパーはやや混雑している気もしますが、ドイツに比べてレジの進みが早いので、まったく気になりません。

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水がどこでも安く買える

営業時間のこともそうですが、つくづく「日本は何かを買うことのハードルが低い国だ」と思います。例えば、のどが渇いたからペットボトルの水を買いたいという場合、日本なら自動販売機にお金を入れるか、コンビニに駆け込めばおわりです。

ドイツならどうか。ドイツには、町なかに自動販売機はありませんし、日本のコンビニに匹敵するようなお店もありません。ある程度の規模の駅なら、自動販売機やキヨスクなどがあったりもするのですが、なにせ値段が高い。500ミリリットルの水1本が最低でも2ユーロ(約250円)ほどします

町なかで水が買える場所を探す場合、スーパーが手近にあればスーパーに入ってもいいのですが、レジで長時間待たされるというリスクと隣り合わせです。(ドイツのスーパーは日本に比べ、レジの稼働台数が少ないので)

時間を無駄にしない方法は、ベーカリーやカフェで購入することですが、この場合は最低でも300円ほどの出費は覚悟しなければなりません

250円、300円なんてケチくさい話かもしれませんが、積み重なると大きな出費になりますし、日本だったらいくらで買えるかを知っているだけに、「水1本にそれだけのお金を払うのはもったいないなぁ」と思っていました。

外食が安くておいしい

ドイツで暮らしているあいだ、旅行中を除きあまり外食をすることがありませんでした。というのも、ドイツのレストランは日本人からすると割高で、飲食店のはずれが少ない日本に比べると、味も当たりはずれがあるからです

ドイツなら、カジュアルなお店でも、一応「レストラン」と呼ばれるような店に入れば、メイン料理とドリンク+チップで最低でも1500円はかかります。これでもかなり安い部類で、肉料理や魚料理などを頼めば、ちょっとした食事でも3000円を超えることは珍しくありません

それに比べると、1000円でそこそこ豪華なランチを食べられる日本は夢のよう。ドイツの外食が割高に感じるせいもあって、ドイツで出会った日本人在住者は、「外食はあまりせずほとんど自炊」という人が多かったです。

ちなみに、ドイツの外食費は特に高いほうというわけではなく、フランスやベルギーなどに比べるとむしろ安いと感じるのですが、いかんせん日本が安すぎるんですよね。日本も高級店はもちろん高いですが、栄養豊富でおいしい料理が安く食べられるお店の選択肢が多いのは、アジアならではだと思います。

電車が遅れない

「ドイツ人は時間に正確」というイメージから、「ドイツの交通機関は時間に遅れない」というイメージがあるかもしれませんが、現実は違います

特にドイツ鉄道(DB)に関しては遅延が常態化しているといっても過言ではなく、私の経験では、まったく遅れなかったことよりも、遅れたことのほうが多いです。

遅延の幅は2、3分~2時間程度と幅がありますが、日本では考えられないような形で電車が遅れるのがドイツ。特に乗り換えを伴う場合は、接続の電車に間に合うかどうか不安で、それが移動の際のストレスでした

日本でも地震や人身事故などがあれば大幅な遅れが発生しますが、基本的には時刻表が信頼できるので、間に合うかどうかの心配はほとんど無用。電車移動が気楽になりました。

トイレの心配がない

日本に帰ってきてから外に出かけたとき、ふと「トイレに行きたくなったらどうしよう」という不安が胸をよぎったことがありました。でもここは日本。トイレの心配なんて必要ありません。

ほかの多くの国同様、ドイツのトイレは基本的に有料です。美術館や観光施設のトイレはほとんどが無料ですが、町なかの公衆トイレや駅のトイレは有料。ショッピングセンターのトイレも有料であったり、チップを置くのがマナーになっていたりすることが多いです。

無料のトイレに慣れていると、有料のトイレというのはなんとなくハードルが高いうえ、有料トイレもそう簡単には見つからないこともあります。

ドイツに限った話ではないですが、海外では急にトイレに行きたくなった場合は、探し回らなければならないことも珍しくありません。公共のトイレが見つからないときは、カフェを利用してそこのトイレを使うか、チップを払ってトイレだけを借りることもあります。

ですが、日本ではショッピングセンターはもちろんのこと、駅、コンビニなどあちこちにトイレ(しかも無料)があるので人里離れた土地にでも行かない限り、トイレの心配は無用。

唯一困るとしたら、電車に乗ったときでしょうか。日本では、新幹線や特急、長距離の快速を除いて、ほとんど電車の車内にトイレがありませんが、ドイツでは短距離のローカル線でもたいていトイレがあるので。

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医者に簡単に行ける

緊急の場合は別として、ドイツは意外にお医者さんに診てもらうためのハードルが高い国です

一般内科などであれば、行きたいときに行って順番が来れば見てもらえるケースも多いのですが、婦人科などの専門医は予約が不可欠。そして、この予約がなかなか取れないんです。

初診の場合、1~3ヵ月ほど待たなければならないことはザラですし、再診でも1ヵ月以上予約が取れないことも・・・ひどい場合には、何度電話しても電話に出ず、直接出向いで予約を取りに行かなければならないこともありました。

ちょっとした不調を感じるから病院に行きたいけれど、救急で行くほどでもない。そういうとき、なかなか予約が取れないと「待っているあいだに何か悪い事態が進行したら」と思うと気が気ではありませんでした。

日本では、通常、何ヵ月も待たされるというのはありえないので、気軽に医者に行ける環境にほっとしています。

服がかわいくてサイズも合う

私の身長は150センチ。ドイツに移住する前から、「服のサイズ合わなそうだなぁ」と思っていたのですが、フタを開けてみればやっぱりそうでした。

ドイツの若い女性向けのアパレルショップでよく見かけるサイズは38~42あたり。一応、38が日本でいうMサイズに近いのですが、ドイツで売っている服は、ワンサイズ、下手をすればツーサイズ大きく感じることが多いです。

そのため、私がドイツで買っていたサイズは32また34。このサイズって、なかなか店頭には置いていないんですよね。

そのため、ドイツではorsayのオンラインショップを利用していましたが、ほかにこれといって気に入ったブランドはありませんでしたし、身体に合うかわからず、ネットでは買いにくいタイプの服もあるので、ドイツではあまり衣類や服飾雑貨の買い物はしませんでした。

それが日本に帰ってきたとたん、かわいくてサイズの合う服がたくさんあるので、誘惑が多い・・・帰国のタイミングがちょうど夏のセール時期だったこともあって、色々と買い込んでしまいました。

ドイツの安くておしゃれな女性ファッションブランドなら「ORSAY(オルセー)」がおすすめ

本屋や図書館に行ける

私は一時期1ヵ月に20冊ほどの本を読んでいた本の虫。ちょっとした空き時間にすることの第1位といえば、読書です。そんな私にとって、(最新の日本語の本が揃う)本屋や図書館に行けないのはけっこうな痛手でした

日本でkindleを購入していたので、海外でも日本のkindleストアの本を買うことはできていましたが、そもそも電子書籍版が発売されていない本もありますし、読みたい本が決まっていないときに、ずらりと並ぶ本を見て読みたい本を探すなら、やはり本屋が一番

日本に帰ってきた今は、日本語の本ならなんでも手に入る!新刊の本屋と古本屋、図書館を組み合わせて充実した読書ライフが楽しめそうです。これからも旅先ではkindleを使うと思いますが、やはり家など近場で読むなら紙の本が好きです。

言いたいことを何でも簡単に言える

ごく当たり前の話ですが、日本語を母語とする私にとっては、日本でなら何でも言いたいことを自在に表現できます。やはり外国語となると、意味するところは伝えられても自分が意図することにぴたっとくる言葉が見つからなかったり、細かいニュアンスを伝えきれなかったりすることもあります

けれど、日本ではそのストレスがない。ずっと日本にいるとそんなことは考えもしませんでしたが、母国で母語で意思疎通ができるってものすごく快適なことですね。

外国人局と闘わなくて済む

ドイツに住むにあたって苦痛だったことのひとつが、外国人局に行くこと。私の場合、ドイツのワーホリビザの取得のため、配偶者ビザ取得のために外国人局に行かなければならなかったのですが、行くたびに体力・気力を大いに消耗していました。

町によっては「外国人局の予約は〇か月待ち」なんていう情報もありますが、私が住んでいた地域の外国人局は予約制ではありませんでした。

そのかわり、外国人局に行った当日、何時間も待つ羽目に。朝一番、オープン前に番号札を引いても3時間町待ちなんてザラ。外国人局に行くと、いつも最低半日はつぶれてしまうという大仕事です

しかも、ドイツの役所は地域によってルールが異なるうえ、担当者によって言うことが違ったり、予告なしに急にルールが変更になったりすることも珍しくないので、事前に手続きの書類を確認して、必要なものを揃えていったつもりでも、「これじゃダメ」と一蹴されることも・・・

何時間も待ったうえ、結局本人に非のないことが理由で無駄足になるなんて悲しすぎます。もうあの行き場のない徒労感を味わわなくて済むと思うと、心底ほっとします。

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色々便利

非常に漠然とした言い方ですが、日本って色々便利ですよね。先日駅のホームの自動販売機で、suica(ICカード)でペットボトルの水を買ったら、ダーリンが「日本便利だねー!」と叫びました。

日本って、「絶対に必要不可欠ではないけれど、あったら嬉しい」と思うようなモノやサービスがすごく多い国だと感じます。

日本のお菓子や調味料のパッケージはすごく開けやすくて、開封後に置いておくときのことまで考えられていますし。実際のところ、「これ必要?」と思うようなものもありますが、「かゆいところに手が届く」感じは、なんだか安心できます。

便利といえば、ネットショッピングをしたときの商品の配達の早さや確実性もすごい。「明日届く」といえば本当に届くので、平気で遅れてくるドイツの宅配便との違いを感じます。

外に座らなくて済む

最後に、すごくくだらないうえに、かなり個人的な話で恐縮ですが、外に座りたい気分でないときに屋外に座らなくてもいいのが地味に嬉しいです。

日本ではよほど景色の良い場所を除き、テラス席はあまり人気がないのでそもそもないお店が多いですが、ドイツ人のほとんどは可能な限りレストランやカフェでは屋外のテラス席に座ろうとします。夏に飲食店がお客さんを呼び込もうとするなら、テラス席を設けることが必須といっても過言ではないほど。

でも、私は場合によってはあまりテラス席に座りたくありません。日差しが強くてまぶしい、風が強い、近くに喫煙者がいる、テラス席が混んでいる、店内席のほうが明らかにイスやテーブルなどが快適そう、などの場合。

私は店内席に座りたくても、連れのドイツ人がみんな「外に座るのが当たり前」という雰囲気だと、なかなか「店内席のほうがいい」とも言えず・・・非常にくだらない話ですが、座りたくもない屋外席に座らなくて済むのは、小さな苦痛から解放された気分です。

ドイツ旅行中、旧市街の広場に面したカフェやレストランで、テラス席に座るのはとっても素敵な体験なのですが、多くのドイツ人のように「ロケーションに関係なく、とにかくテラス席がいい!」とは思えません(笑)

おわりに

今回は「日本に帰ってきて嬉しいこと」がテーマなので、これだけを読むとひたすら日本を賞賛しているように見えるかもしれません。

日本で生まれ育ち、日本の文化や環境に慣れている私にとって、日本はなにかと快適なのは事実ですが、だからといって「日本のほうがドイツより優れている」と思っているわけではありません。

今回ご紹介したことの多くは良い悪いとか、優劣の問題ではなく、単に慣れの問題であったり、個人の価値観の問題であったりすするからです。

加えて、反対に日本に帰ってきて違和感を覚えることや、「この点はドイツにいたときのほうが恵まれていたな」と感じることもあります

後日、また日本で違和感を覚えることや、ドイツのほうが良かったと思うことをお伝えしたいと思います。