2018年7月30日の夜、2年半暮らしたドイツから日本に本帰国しました。今後日本でどこに暮らしているかはまだ決まっておらず、今はドイツ人のダーリンとともに関西にある私の実家で過ごしています。
帰国はしたものの、実家にいるせいもあってかまだまだ実感がなく、単に一時帰国をしているような気がします。自分たちでアパートを借りて住み始めたら、さすがにもっと現実感が湧いてくるんでしょうか。
ドイツを離れる前も、直前まで荷造りや手続き等でバタバタしていたせいで、「ドイツを離れるんだ」という感慨も感傷も特にありませんでした。
とにかく、「帰国日までにあれをやらないと、これをやらないと」という状況だったので、そんな余裕もなかったというのが実際のところです。
さすがに日本に向かう飛行機が飛び立ったときは、「私本当にドイツを離れるんだ」「本当に、ダーリンと一緒に日本で暮らすんだ!」と思いましたが。
5年前なら、自分が海外で暮らすことも、外国人と結婚することも考えられませんでした。でもそれが現実になって、今度はドイツ人夫を連れて日本で暮らす・・・
「私の人生、なんだかたいそうなことになったなぁ!」という感じです。そんな思いがけないドラマがあるから面白いんですけどね、人生って。
ここから、私たちのストーリーは第3章を迎えます。
私の中では、日本でダーリンと出会ってから、ドイツ移住前にアジアを旅行していたところまでが第1章、ドイツ生活が第2章、そしてこれからの日本での生活が第3章です。
第3章にどんな展開が待っているのか、私たちにもわかりませんが、きっと素敵なことが待っているはず。
「夫」となったダーリンを連れて日本での生活を迎える今、日本にワーホリにやってきたダーリンと日本で暮らしていたころとは、ずいぶん心境が違います。
今は、「ダーリンが日本で幸せに暮らせるよう、私が守らなくっちゃ」という気持ちがあるからです。
ダーリンのワーホリ中は、向こが勝手に日本に来たという状況だったので、そういう責任感みたいなものはあまりありませんでした。
一方、今回の日本移住はダーリン本人の意思でもあるとはいえ、自分の母国に外国人の配偶者を連れてくるというのは事の重大さが違うように感じます。
だからこそ、これから先もいつも2人で笑顔でいられるようにしたいです。
ちなみに、「一日も早く日本で暮らしたい」というのは、ダーリンの以前からの願いだったので、「日本、いい国だね」と本人は嬉しそうにしています。
日本帰国後、転入届や国民健康保険への加入など、最低限の手続きを済ませ、少しずつ日常にシフトしつつあります。とはいえ、時差のせいかまだ体調が落ち着かず、これを書いている今も眠くて意識が朦朧としている状態・・・(笑)
今日のところは、まずはご報告まで。また後日、ドイツで暮らしてよかったと思うことなど、ドイツ生活の振り返りを書きたいと思います。