文章を書くことでお金を稼ぐライター。
ドイツ移住を機に、私も本格的にライターとしての活動を始めました。
旅が好きなので、TABIZINEや世界新聞などのトラベルメディアに起稿しています。
パソコン一台さえあれば世界中どこにいても仕事ができることから、ライターになりたいという人も多いかもしれません。
そこで、経験なしでイチからライターになるための条件を自分の経験から考えてみたいと思います。
1.書くことが好き
「当たりまえでしょ」って言われそうですが、ポイントは、「お金にならなくても書きたいか」です。
未経験者がイチからライターを始める場合、すぐお金になるような記事を書くことはほぼ不可能です。
有名人でもない限り、未経験でもできるライティングの仕事は、800字270円など、単価の低いものが中心です。
そんな条件でも一定期間続けることができるくらい書くことが好きでないと、なかなか難しいのではと思います。
2.自分でネタを見つけられる
ライターというと、「書く」作業に焦点が当たりがちですが、書くことと同じか、場合によってはそれ以上に大切なのが、自分で「ネタ」を見つけることができるかどうかです。
単価の低い仕事はテーマが指定されている場合も多いですが、その場合であっても、そのテーマについてどんな切り口で書くか、自分で決める必要がある場合がほとんどです。
たとえば、テーマが「サロン脱毛」だったとしたら、「自己処理よりもサロン脱毛のほうがいい3つの理由」とか、「サロン脱毛っていくらかかるの?」など、切り口はたくさんあります。
そして、より単価の高い仕事になってくると、その媒体のコンセプトや読者層を踏まえて何について書くかというテーマ選定から始めることが多くなります。
自分の経験や得た情報のなかから、記事にするための材料を見つけ出し、それを料理する。
そういったプロセスを楽しめることが肝心だと思います。
3.信頼される
今の時代、ライター経験のない人がライターになるときは、webライターから始めることがほとんどだと思います。
webライターの仕事のやりとりはお互いに顔が見えません。
仕事を依頼する側からすると、「このライターさんはこちらの依頼内容をきちんと理解して納期までに仕上げてくれるだろうか」という心配があって当たり前だと思います。
なので、記事の質はもちろんのこと、仕事上の連絡をきっちりできることが意外と重視されているのではと感じるのです。
仕事の受注方法にもよりますが、私は依頼を受けたら「今週は○本の新規記事の執筆、承知しました。」など、単に「わかりました」だけでなく、具体的何をするのかまで含めて返事をするようにしています。
たくさんのライターを抱える編集部では、ライター一人ひとりに送ったメールの内容をすべて覚えていないでしょうから、具体的に書くと相手も自分が送ったメールの内容を思い出すことができ、手間が省けるはずです。
そうやって依頼に対してきっちりと取り組む姿勢があれば、信頼されるようになり、また新たな仕事にもつながると思うのです。
まとめ
よほどの売れっ子ライターを別にして、ライターに特別な才能は必要ないと私は思っています。
もちろん、もともと文章が上手い人というのは存在しますが、経験を重ねればたいていの人は一定以上のレベルの文章が書けるようになるはずです。
テーマや切り口の見つけ方も、最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れればコツがつかめるようになってきます。
ライタに興味がある人は、まずは未経験でもできる単価の低い仕事にトライしてみて、適性を判断してみるといいと思います。