日々書くことがとても楽しいと感じているはるぼぼ(@harubobo_nikki)です。
海外で働いてみたい、外国人パートナーと暮らしたいなど、さまざまな理由で海外移住を検討される方がいると思います。
私はドイツ人のダーリンと一緒に暮らすためにドイツ移住を決断しました。
「海外移住を考えてはいるものの迷っている」「どうしても不安で…」という方もいるのではないでしょうか。
ドイツ移住の可能性が浮上してきたとき、私も迷いや不安を感じたものです。
1.不安の中身を分解する
そのときダーリンに「具体的に何が不安なの?」と聞かれました。
「言葉と、仕事と…あれ、それだけ!?」
もっと何か大きい不安があるような気がしていたのですが、不安と言えるほどの材料で、具体的に挙げられるのはその2つくらいしかありませんでした。
その時気付いたのです。
私が抱いていた不安の大部分は具体的な根拠のない不安だということに。
人間は本能的に新しいチャレンジや環境を変えることに対する恐怖を抱くようにできています。
だから、必ずしも根拠がなくても条件反射的に不安を抱いてしまうのです。
そしてその根拠のない漠然とした不安と、根拠のある具体的な不安とがごちゃ混ぜになって、とてつもなく大きな不安のように感じられるのです。
まずは不安の中身を分解して、根拠のある具体的な不安をピックアップすることが最初のステップです。
2.具体的な不安への対策を考える
具体的な不安をピックアップしたら、今度はそれに対する対策を考えます。
私にとっての具体的な不安は、言葉と仕事(お金)でした。
言葉については、「日本人も含め、ドイツに住んでいる外国人でドイツ語がペラペラの人はたくさんいるんだから一生懸命取り組めば身に付くだろう。」と考えました。
やはり最大の懸念は仕事(お金)のこと。
国際恋愛や結婚を機に海外移住する場合、パートナーが当面生活費を出してくれるケースも多いようですが、ダーリンは学生なので経済面で頼ることができません。
パートナーに金銭面で頼れず、自分がドイツで一体どんな仕事ができるのか見当もつかないという状況だったので、この不安は即座に解消することはできませんでした。
ですが、ダーリンの実家に住まわせてもらうことができること、ダーリンのご両親のつてを通して仕事が見つかる可能性もあるとの話から、最終的には何とかなるだろうと判断しました。
そして以下の2つを仕事(お金)に関する不安への対策としました。
①日本でできるだけ貯金をして、ドイツ移住後すぐは収入がなくても生活ができるようにする。
②ドイツに移住したらまずはドイツ語を身につけて、日本食レストランでのバイトでもいいから、できる仕事から始めよう。
ドイツ移住を決断する前は不安もありましたが、実際に決断してからはむしろ「思い切った」という感覚はなく、自然な成り行きなのだと感じるようになりました。
あらかじめ対策を考えておくと、早めに備える行動をとることもできます。
ドイツ移住後のいま
実際に2015年11月にドイツに移住してからの私は、ライターとしての活動を始め、日本のwebサイトに記事を寄稿する形で、日本からの収入を得ています。
また、ダーリンのお母さんの知人のメディアの会社で、フルタイムではありませんがインターンとして翻訳(英→日)などの仕事もしています。
収入はまだ多くはありませんが、書くことが大好きですし、今後収入が増えていくビジョンも描けているので、今の生活を楽しんでいます。
果たして今後私がドイツの日本食レストランで働く機会があるかどうかはわかりませんが、当初の計画と変わったら変わったで、新しい流れを大切にすればいいのだと思います。
言葉や文化の違いをはじめ、さまさまなチャレンジがある海外移住はラクなことではありません、
でも、現状を手放して新しい環境に飛び込んでみたら、きっと新たな居場所が見つかるはずです。
「海外移住・長期旅行者が直面する仕事とお金の現実、そしてチャンス」でも書きましたが、何かを失うからこそ得られるチャンスもきっとあると思うのです。
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