こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。
昨日、このブログのお問い合わせフォームを通じて「国際結婚なんて狙わないとできない。結局ハーフの子どもが欲しいからでしょ。客観的に自分を見たらどうですか」というメールがありました。
こんな風に自分のものさしだけで他人の行動や考えを決めつける人っているんですね。しかもそんな人に「客観的になれ」と言われるとは…驚きしかありません。
詳しいことはわかりませんが、「国際恋愛をしたいと思っていたわけではないけど、たまたま恋に落ちた相手が白人男性だった」という私のストーリーが受け入れがたいようです。私は嘘は一切書いてないんですがね。
それはさておき、これを受けて思ったのは、「もともと国際恋愛・結婚を狙っていた」「ハーフの子どもが欲しくて国際結婚した(する)」という人がどのくらいいるのかということ。
このブログを読んでくださっている方のなかには国際恋愛や結婚をされている方も多いと思うので、可能ならば聞いて回りたいくらいです(笑)
私の予想では、そういう方もいなくはないでしょうが、多数派ではないと思っています。残念ながら聞いて回るのは不可能なので、とりあえずこの一件に関する私の考えをシェアしたいと思います。
国際結婚やハーフの子どもってそんなに特別?
メールを送ってきた方は国際結婚やハーフの子どもを持つことを特別なことと考えているように見受けられますが、それってそんなに特別なことでしょうか?
「好きあった男女が人生を共に歩み、子どもを設ける」、結局はそれだけのことです。その本質の部分に関していえば、日本人同士のカップルだろうが国際カップルであろうが同じです。
国際カップルの場合はたまたま生まれてくる子どもがハーフ(混血児)になるというだけのこと。
いずれダーリンとの子どもを持ちたいと思ってはいますが、それは好きな人の子どもを欲しいと思うからであって、間違っても「ハーフだから」ではありません。
私はハーフに特別な意味を見出したことがないのでよくわかりませんが、「ハーフの子どもをもつ」こと自体がそんなに意味のあることなんでしょうか?
私にとっては「ハーフかどうか」は特に問題ではなく、「好きな人の子どもである」ということのほうがよほど意味があります。
国際恋愛・結婚はそんなに簡単じゃない
最初の主張と相反するようですが、国際恋愛や結婚はそんなに簡単なものではありません。めちゃくちゃめんどくさいです。
私はアラサーにしてドイツ語をイチから学んでいますし、母語が違うゆえ日本人同士のように一回では伝わらないことも多く、日常のコミュニケーションにも手間がかかります。
さらには日本での会社を辞めてドイツに移住し、キャリアも再構築中です。
もちろんすべて自分の意思で決めたことなので、これらを「大変だ」と言うつもりはありません。
でも、ダーリンと一緒にいることが自分の人生を大きく変える価値があるからこそできることです。だって、相手は世界でたった一人の存在で、替えがきかないわけですから。
大変なことも「大変だ」と感じないほどの絆と愛情があるからこそ変化を楽しめるのです。「ハーフの子どもがほしい」という動機だけで本物の愛情がなければ続かないでしょう。
ハーフの子育てはそんなに簡単じゃない
日本ではハーフの芸能人がもてはやされていることもあってか、「ハーフ」に関する憧れが強いように思います。
私たちにはまだ子どもはいないので実感としてはわかりませんが、ハーフの子育てってそんなに生易しいものではないと思います。
子どもを育てるということ自体とても大変なことですが、ハーフとなるとバイリンガル教育が必要になるケースも多いですし、時にいじめの対象になることもあります。これは重責ですよね。
子どもをもつ国際カップルのお父さんお母さんは、「子どもにとって何がいいか」を真剣に悩み考え、子育てに奮闘しています。
「ハーフの子ども」をアクセサリーのようにみなすような考えは、そういう親御さんたちにとって失礼ではないかと思います。
「ハーフの子どもがほしいから国際結婚したい」はアリ?
これを読んでくださっている人のなかには、ハーフの子どもがほしくて国際結婚をしたいと思っている方もいるかもしれませんね。
「ハーフの子どもがほしいから国際結婚したい」がアリかナシかというと、私個人の価値観とは相いれませんが、あくまでも個人の自由だと思います。
生まれてくる子どもに対して親としての責任を果たすよう努める限りは、その選択について他人がどうこう言う筋合いはありません。
素敵なパートナーを見つけて、かわいいハーフの子ども(客観的に見て美男美女になるとは限りませんが)をもうけて幸せになれるのならそれはそれでいいと思います。
ただ、すでにお話したように国際結婚やハーフの子育てがそんなに簡単ではないということは念頭に置いてほしいと思います。
たとえ出発点が「ハーフの子ども」への憧れであったとしても、本当に愛し合えるパートナーを見つけることが一番大切なことではないでしょうか。