外国人パートナーと一緒に日本にいるとき、一番面倒なこと

日本に来てからというもの、精力的に動いている気がするはるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

島国だということもあり、まだまだ国際カップルが少ない日本ゆえ、外国人パートナーと一緒にいると結構面倒なことがあります。
一番面倒なのは、なんといっても「目立つ」こと。

日本にいると、外国人と日本人のカップルは、相手が東アジア人など日本人に近い容姿でない限り、好むと好まざるにかかわらず目立ってしまいます。

私はこうしてブログを書いているし、時々顔出しもしているので、目立ちたがり屋と思われているかもしれませんが、私は決して目立ちたいタイプではありません。
特に子ども時代は本当に内向的で、母に「石橋を叩いても渡らないほど慎重だった」と言われるほどなのです。

ブログなどで顔出しをしているのは、私が寄稿しているサイトが顔出し推奨派で、ライターさんも顔出ししている人が多く、「そんなものか」と思ったことと、自分が写っている写真を 載せないと記事として全く面白くないと判断したことが理由です。

そして「一旦顔出ししたらもう一緒だろう」という感覚もあり、旅に関するトピックなど、臨場感がないと面白味に欠ける記事については自分の写真を載せることがあります。

本題に戻ると、私のように目立ちたいわけではないのに目立ってしまうことにストレスを感じている国際カップルの方々は少なくないはず。
日本では、外国人と日本人のカップルは、外国人同士が数人で連れ立っているよりも目を引くような気がします。

それはなぜなのか、考えてみました。

 

なぜ日本で国際カップルが目立つのか

桜

日本人にとって外国人は文字通り「外」の人。一方、日本人は同胞である「内」の人。

街で外国人を見かけても、外国人だけでのグループであれば、あくまでも「ソト」の人のまま。
よほどの田舎でもない限り、外国人であるというだけで過度に意識を向けられることなく、「自分には関係のない人たち」としてやり過ごされているのではないでしょうか。

ところが、外国人と日本人のカップルは「ソトの人」と「ウチの人」が一緒にいる状況。
この「ソト」なのか「ウチ」なのか、どちらともつかない状況が、日本では独特の異質性をもったものとして受け止められるのではないかと思います。

そんな観念的な話は抜きにしても、日本で国際カップルを見かける機会はまだまだ少ないので、単純に「珍しいもの」として見てしまうという人も多いでしょうね。
東京の人はまだ外国人に慣れている感じはありますが、地方に行くと特に周囲の視線を感じます。

ドイツでは田舎でも外国人なんてゴロゴロいるし、国際カップルも珍しくないので注目されることはありませんが、日本ではいちいち目立ってしまって疲れることもあります。

 

欧米人男性と街を歩くのは重荷になることも

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日本では欧米人男性をパートナーに持つことに対する羨望や偏見など、色々なものが入り混じっている感じがします。
「欧米人男性と付き合うような日本人女性はちょっと特殊な人たち」と思われていることもあるし、「欧米人男性との恋愛なんてロマンチック!」という憧れを抱いている女性も少なくないよう。

(関連:「欧米人男性と国際恋愛・結婚している日本人女性が持たれやすい偏見7つ」)

私たち自身は「好きになった相手がたまたま外国人だっただけ」と思っていても、見ず知らずの人はなかなかそうは思ってくれません。

しかも、ダーリンはいかにも日本人受けしそうな、いわゆる「甘いマスク」というやつ。
なので、特に地方を歩いていると、女子中高生を中心に「カッコイイ~!」という声が聞こえてきます。

こういうとき、私はとても妙な心境になります。
確かにダーリンは整った顔立ちですが、私にとってはもはや見慣れた存在。
「カッコイイ」と騒がれるような人と一緒にいるということが不思議に感じられるのです。

同時に、私自身は特に人目を引く容姿ではないので、「一緒にいる日本人の女の人はフツー。なんで?」と思われているのではないかと考えたりします。
外国人をパートナーに持つと、日本ではどこに行っても「外人を連れてる人」という風に見られるので、それをプレッシャーに感じることがあるのです。

京都で二人で着物を着たときも、「こんなにステキな彼で鼻が高くないですか」と言われて返答に困りました。
その質問をした方には特別な意図や悪気はなかったと思いますが、別にダーリンをアクセサリーのように見せびらかしたいというような気持ちはないし、それで自分の価値が高まるとも思っていないからです。

 

人目を気にしてたら国際恋愛なんてできない

猫ジャンプ

ダーリンが注目されると、周囲から私たちがどう見られているかが少し気になることもある私ですが、最終的に行き着くのは「誰がどう思おうが関係ない」ということです。
いくらダーリンが甘いマスクだからといって、犬や猫ではないので「この子カワイイわぁ!連れて行っちゃお。」というわけにはいきません。

恋愛はあくまでもお互いが相手を好きだからこそ成り立っている関係。
客観的に見て私たちが釣り合っているかどうかは知りませんが、ダーリンは本心として私のことをキレイでカワイイと思ってくれているようです。
おそらくダーリンは私が内心こんなことを考えているなんて思ってもいないでしょう。

内面ならいざ知らず、外見を極端に変えることなんてできないのだから、外野にどう思われるかなんて気にしても意味がない!

増えつつあると言っても、国際恋愛は日本ではまだまだ少数派です。
少数派が注目を浴びてしまうのはどこでも同じですね。

国際恋愛に限らず、超歳の差カップルや、同性カップルなど、マイノリティカップルはなにかと人目を引いてしまうものです。
悪いことをしているわけではないのだから、人目を気にすることなく堂々としていようと思います。

ダーリンも一緒に訪日していましたが、一足先に昨夜の便でドイツに向けて旅立ちました。
私はあと2週間弱日本で過ごすので、しばし「普通の日本人」に戻ります。

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