日本出国後は日本の海外旅行保険に入れない!ならば海外の保険に入ろう

こんにちは、はるぼぼ(harubobo_nikki)です。旅行などで海外に行くとなったときに気になるのが保険。

普段滅多に病院に行かない人でも、旅先では突然何があるかわからないので、私は海外で無保険になる状態は極力つくらないようにしています。

しかし、日本の保険会社が提供している海外旅行保険は日本にいるあいだに加入する必要があります。うっかり加入を忘れて日本を出国してしまったり、そもそも海外在住の方は「どうしよう?」となるわけですが、結論からいえば問題ありません。

日本の保険会社の保険は海外からは入れない!

日本から海外旅行に行く場合、短期ならクレジットカード付帯の旅行保険、数ヵ月単位の長期旅行なら日本の保険会社の海外旅行保険を利用していました。

しかし、ここで問題が。日本の保険会社の旅行保険は、すでに日本を出国している場合は加入することができないのです。海外在住で、そこからさらに違う国に旅行する場合や、保険に加入せずに海外に旅立ってしまった場合、日本の保険に入ることができません。

ならば海外保険会社の保険に入ろう

ドイツを離れて1ヵ月半シンガポールとマレーシアに行くとなったとき、頭を悩ませたのがこれです。日本の保険会社の旅行保険に入れないならどうするか?・・・海外の保険会社の保険に入るのです。

ネットで探して調べてみたところ、日本を出国していても入れる保険として、ドイツのアリアンツ社のグローブパートナーという保険と、オーストラリアのWorld Nomadsという保険が見つかりました。

結局加入したのはアリアンツ社の「グローブパートナー」。理由は単純。安かったからです。

「World Nomads」は、渡航先がマレーシア、期間が4週間で、125.4USドル(アメリカと日本を除く)。「グローブパートナー」は1ヵ月で59ユーロです。この値段は居住国を日本にした場合の金額で、居住国がドイツなら33ユーロです。安いっ!

当時の自分の状況を伝えたら「居住国は日本にしてください」と言われたので、私は59ユーロ払いましたが。

アリアンツ社の「グローブパートナー」は、どちらかというと、旅行中の急なケガや病気に備える保険といった意味合いが強く、通常の旅行保険にありがちな携行品損害等の補償についてはかなり制限があります。

おそらく最も発生頻度の多い携行品損害の補償を限定することで、保険料を抑えているのかなぁという印象を持ちました。

シンガポール・マレーシアは滞在では、、急な病気やケガに備えられる保険があれば十分だと思っていたので、「グローブパートナー」は私のニーズには合っていたのです。

「グローブパートナー」は日本語で問い合わせ可

アリアンツ社の「グローブパートナー」は、日本語の問い合わせ窓口があって、日本語のサイトもあります。申し込み画面は途中から英語に切り替わりますし、詳しい約款などは英語になりますが、パリ駐在の日本人スタッフに日本語で問い合わせができるので、英語に自信のない方でも利用しやすいと思います。

ちなみに、日本国外から申し込む場合は、持病がない旨、直前までほかの保険(クレジットカードの付帯保険含む日本や海外の健康保険、旅行保険)に入っていた旨の誓約書に記入し、提出する必要があります

誓約書のフォーマットは、パリのオフィスに問い合わせるとメールで送ってくれますので、それに記入してメールで提出します。

より手厚い補償を求めるなら「World Nomads」も良さそう

検討はしたものの、加入しなかった「World Nomads」ですが、サイトを見る限り補償内容は手厚いようです。マウンテンバイク、バンジージャンプなどのアクティビティにも対応していますし、旅の仲間が旅行を続けられなくなった、自分が病気で入院したなどの場合の旅行キャンセルも補償されるそうです。

治安や衛生状態の良くない国を訪れる場合、アクティビティを存分に楽しむ冒険旅行の場合などは、「World Nomads」も良さそうです。

また、基本的に加入制限がなく、世界中ほとんどどこの国からでも申し込めるという点も、フレキシブルでありがたいですね。ちなみに「World Nomads」は英語サイトで、日本語の公式情報はありません。

おわりに

海外からも申し込める保険を活用すれば、長期旅行の際も、クレジットカード付帯保険がカバーする期間はそれを使い、カード付帯保険だけではカバーしきれない残りの期間だけ別途保険に申し込むなどして、保険費用を抑えることが可能です。

ただし、クレジットカードの付帯保険は急に終了したり、補償内容が大幅にカットされたりすることがあるので、旅行前に最新情報を確認することをおすすめします。

私は幸い、いままで旅先で大きなトラブルに遭ったことはないのですが、急な事故、ケガ、病気はいつ起こるかわかりません。海外に渡航する際は、なんらかの保険を確保しておきましょう。