夫婦の意識はあまりなし?「いい夫婦の日」に思うこと&夫婦円満の秘訣

今更な感がありますが、去る11月22日は「いい夫婦の日」でしたね。誰が言い出したのかわかりませんが、ここ数年ですっかり定着した感じがします。そして、その翌日は「いい夫妻の日」だったそうです。夫婦の日2連発!

「いい夫婦の日」なんて聞くと、「そういえば私たち2人も夫婦なんだなぁ」と感じます。普段「夫婦であること」をさほど意識しないので、改めて「夫婦である」と考えてみると、不思議な感じがするんですよね。

日ごろ「夫婦であること」をあまり実感しない理由と、それなのに2人の関係がうまくいっている秘訣を考えてみました。

結婚する前から一緒に暮らしていた

私たち2人は4年前の夏(2018年8月末)に日本で出会い、その一ヵ月半後には東京で一緒に暮らし始め、共同生活を初めてから一週間ほどで結婚の約束をしました。

その後、ビザ問題や私の一人旅などで一時的に離れていた時期もありましたが、基本的にはずっと一緒に暮らしています。

世の中かには共同生活を始めたことで「結婚」を実感するカップルもいると思いますが、私たちの場合は以前から一緒に住んでいたので、それにあてはまらないのです

結婚しても関係性は変わらない

また、結婚したからといって私たちの関係性に特に変化はありません。

国際結婚なので、「パートナーの国における自分の立場がある程度安定する」というメリットは大きいのですが、相手に対する感情や態度は特に変わっていないので、情緒的な影響はあまりありません

結婚してみて思うのは、「以前は夫婦のようなカップルだったけれど、今はカップルのような夫婦になったなぁ」ということ。

結婚したからといって倦怠期に入るわけではなく、相手に対してことさら図々しくなるわけでもなく、基本的には自由。さまざまな状況の変化はあるでしょうが、今後も2人なりの「夫婦の形」をつくっていけたらいいですね。

夫婦円満の秘訣:ポジティブな気持ちを言葉に

出会ってから4年あまり。これまでダーリンとは自分でも驚くほど素晴らしい関係を築いてこれたと思います。そんな私が思う夫婦円満の秘訣のひとつが、ポジティブな気持ちを言葉にすること

「ありがとう」「嬉しい」「愛してる」といった感謝や喜び、愛情の言葉、あるいは「おはよう」「おやすみ」などの挨拶も、相手に対する興味や思いやりを示す素敵なやりとりです。

いつも一緒にいるとこうした言葉がないがしろになりがちですが、ささいなことでもひとつひとつ言葉にすることが大切感情は常に変化する「生モノ」なので、思ったらその瞬間に言葉に出して伝えたいものです

夫婦円満の秘訣:ときどき距離を置く

矛盾するように見えるかもしれませんが、大切な相手だからこそときどき距離を置くことも効果的

私は旅することを仕事としているので、一人旅をする機会がよくあります。「ダーリンと距離を置こう」と思って一人旅をしているわけではありませんが、旅行中は「ダーリンに会いたいな」と思うこともよくありますし、何日かぶりに再会するととても新鮮です。

それはダーリンにとっても同じのようで、あまり長期間でなければ私がときどき一人旅をするのはいい刺激になるよう。

「結婚している女性がひとりで旅行するなんておかしい」と思う人もいるかもしれませんが、夫婦の愛情が育まれるのは一緒にいるときだけではありません。理想的な関係を保つために、あえて別々に過ごす時間を作るというのもひとつの手です。

ただしこれは、お互い家にいる時間の長い今の私たちの場合。時間的にすれ違いが多い場合は、一緒の時間を作る工夫をしてコミュニケーションを確保することが必要になるかもしれません。

夫婦円満の秘訣:小さな幸せを大切に

月に数回会う未婚のカップルなら、会うときは毎回「非日常」の感覚が味わえるかもしれません。けれど、結婚は「日常」です。

たまにはおしゃれなレストランでディナーをしたり、ゴージャスなリゾートに滞在したりといった非日常体験もできますが、そうしょっちゅうというわけにはいきません。

結局、一番幸せな夫婦になる秘訣は、小さな幸せを大切にすること。私は、ダーリンと一緒に横になって、たわいない話をしているときに心からの幸せを感じます。

なんてことのない、日常の場面の数々に無数の幸せを見い出せたら、その2人は最強ですよね

おわりに

私が思う夫婦円満の秘訣は、ある意味では「当たり前」のこと。奇をてらったような内容は何もありません。

でも、結婚は日常であり、長く続くものだからこそ、当たり前の気づかいやほんのちょっとの努力が大きな違いを生むように思うのです

「いい夫婦の定義」は、人それぞれ。私たちはこれからも、幸せで尊敬し合える2人でいたいと思います。