もう12月も半ば。2018年も終わりに近づいています。今年は、私にとってドイツから日本に帰国するという大きなイベントがありました。それにともなって新たに購入したものもたくさんあります。
そのなかでも本当に「これ買ってよかった!」と思えるもの、みなさんにもおすすめしたいと思えるアイテムを公開します。
ノートパソコン「LAVIE Direct NM」
以前使っていたパソコンがよくフリーズするようになったので、ノートパソコンを新調しました。新たな相棒として選んだのは、NECの「LAVIE Direct NM」。日本メーカーの商品で、コンパクトで軽いことを基準に探したところ、コストパフォーマンスが高いと感じたのがこの商品でした。
NECの直営オンラインショップでは、CPUやメモリなどを自分好みにカスタマイズできるのですが、私が選んだのは、CPUがインテル® Core™ i5-7Y54プロセッサー、256GB SSD (SATA) 、オフィスアプリありのモデル。5年の安心保証(2万1000円)込みで、お値段13万円ほど。もっとスペックの低い仕様なら、クーポン利用で税込7万円くらいから買うことができます。
NECの商品は家電量販店でも購入できますが、「LAVIE Direct NM」は直販限定モデル。しかも、直販サイトの「LAVIE Direct」では、さまざまなクーポンを発行していたり、限定のキャンペーンを開催していたりするので、家電量販店よりもお得に買えます。
届いたパソコンを見て、そのコンパクトさに驚きました。今まで使っていたパソコンよりも画面は少しだけ大きいのですが、余白が少ないので全体のサイズが小さく、軽いのです。CPUの性能が上がったので、あらゆる作業が早くなり、仕事の効率が上がりました。
これまで、私の仕事はそれほどハイスペックなパソコンを必要としないと思っていたのですが、その考えが間違いだったことがわかりました。特殊なソフトを使うわけではなくても、パソコンを多用するなら、ある程度スペックの高いものを購入するのが正解!
ビッグローブの格安スマホ
7月末にドイツから日本に帰国して、真っ先に行ったことのひとつがスマホの契約でした。2015年6月に日本を離れる際に、当時使っていたドコモを解約していたので、スマホを持っていなかったのです。
キャリア選び放題の状況で、「格安スマホってどうなのよ?」と色々調べていたら、通信品質には特に問題がなさそうなことが判明。今から新しく高額な大手のキャリアと契約する理由もないので、格安スマホ業者「ビッグローブ」で契約することにしました。
料金は3ギガのプランで月額2000円ほど。なんとドコモ時代の3分の1ほどです。すでに4ヵ月以上利用していますが、通信品質もまった問題ありません。契約先はビッグローブといえど、使っているのはドコモの回線なので、当たり前といえば当たり前ですが。
格安スマホは、使える端末が限られると思っている方もいるかもしれませんが、格安スマホ会社が提供する機種にほしいものがなければ、SIMだけを格安スマホ会社で契約して、端末は別途購入することも可能。iPhoneなどももちろん使えます。
通信料は毎月必ずかかってくるものなので、固定費が下がるというのは嬉しいですよね。
ランバンオンブルーの2WAYバッグ
日本に帰国して、旅行用バッグとして新たに購入したのが、ランバンオンブルーの2WAYバッグ(マエリス 2WAYリュック)です。これは、一見トートバッグなのですが、肩ひもをつければリュックにもなるという優れもの。
旅行中は写真もたくさん撮りますし、荷物が重くなってくるとずっとトートの状態で持ち歩くのは辛いので、リュック機能があるのはとても便利です。
とても軽くて機能的なのですが、デザインがカジュアルすぎず、適度にシックで「いかにもトラベルバッグです」といった感じがないのもいいところ。私は旅行用に買いましたが、荷物を軽くしたい方の通勤バッグにもいいのではないでしょうか。
リュック用の肩ひもは必要な時だけ付けて、不要なときは見えないようにしまっておけるので、トートとして使いたいときに余計なひもがブラブラすることもありません。軽くて機能的で、きれいめな服にも合わせられる大きめのバッグを探している人には本当におすすめです。
ZOFF PC
これはまさに衝動買いでした。
目が敏感な私は以前からブルーライトカット効果のあるPCメガネを使っていたのですが、過去に使っていたのはJINSの「JINS PC」。京都のマルイでたまたまZOFFのコーナーを通りかかり、なんとなく見てみたら、「クリアレンズで業界最高水準のブルーライト50パーセントカットを実現」のうたい文句が目に飛び込んできたのです。
かけてみたら、とっても軽くて顔にフィット。思わず即買いしてしましました。それまで使っていたJINS PCも、ひょっとしたら今はもっと進化しているかもしれません。
けれど、新しく買ったZOFF PCは私が持っているJINS PCと比べると、かけ心地が段違いにいいです。顔にフィットしますし、クリアレンズなので視界もすっきり。PC作業がより快適になりました。
ニューバランスのスニーカー
旅行で長歩きすることの多い私にとって、ベーシックなスニーカーは必需品。以前履いていたアディダスのスニーカーがずいぶん消耗してしまったので、新たにニューバランスのスニーカー(WR996MO)を新調しました。
ニューバランスって、なんというか、わりと無難で普通ですよね。ですが、私にはそこが良かったです。長時間歩いても疲れにくいですし、明るすぎず暗すぎない色を選んだので、どんな色の服にも合って、汚れも目立たない。旅行中、いくつも靴をもっていくわけにはいかないので、コーディネートに悩まなくてすむのはありがたいです。
ルピシアのルイボスレモン
私は一日に何倍もお茶を飲むお茶フリーク。以前は紅茶を好んで飲んでいましたが、最近はもっぱらノンカフェインのお茶を飲んでいます。
お茶の種類が豊富で値段もびっくりするくらい安いお茶天国のドイツから日本に帰ってきて、少々困ったのですが、今ではお茶専門店ルピシアの「ルイボスレモン」にすっかりはまっています。
ドイツに比べると値段が高いのは否めませんが、日本ではどこで買ってもそれなりに高いので、このクオリティでこの値段というのはお手頃なほうだと思います。
ノンカフェインで栄養豊富と、近年美容茶・健康茶として注目を浴びているルイボスティーですが、そのままだと若干クセがあるのが困りもの。しかしルピシアのルイボスレモンは、レモンのさわやかな香りで、ルイボスティー特有のもっさり感がなくなり、とても飲みやすくなっているのです。私は美容のためというよりも、単純に好きだから飲んでいます。
ハヌルホスの洗顔パウダー
11月に韓国旅行に出かけ、出会ったのがハヌルホスの洗顔パウダーです。ドイツでオーガニックコスメに出会ったので、帰国後もオーガニック系にはアンテナを張っていたところ、韓国のオーガニックコスメの代表格として「ハヌルホス」というブランドが紹介されていました。
ハヌルホスは原材料そのままの韓方(ハヌルホスでは「漢方」ではなく「韓方」と表記)を使った化粧品で、パッケージはおしゃれではないのですが、それがいかにも「効きそう」な感じ。一番人気という洗顔パウダーを購入してみたところ、驚くほど肌がツルツルになりました。
購入前から「肌が驚くほどツルツルになります」というネット上の口コミを見ていましたが、あまり信じていませんでした。ですが、本当でした。母にも試してもらったところ、「ツルツルするわぁ」と同意見。
泡立てる洗顔料ではなく、パウダーに水を加えて泥状にして、肌の上で優しく滑らせるように使います。日本でも購入できるので、角質や毛穴などが気になる方は、一度試して損はないはずです。
メルヴィータの2層式オイル
ドイツに住んでいるあいだ、さまざまなドイツコスメを試してみましたが、フランスのものもいくつか試していました。そのうちのひとつがオーガニックコスメブランド「メルヴィータ」の2層式オイル「ネクターブラン ウォーターオイル フレッシュ デュオ」。
一本にオイルとフラワーウォーターの両方が配合されていて、振って混ぜてから使います。ドイツで使ってみてとても気に入ったのですが、その後ずっとオンラインストアで品切れになってしまったため、日本に帰国してから再度購入。
やっぱりいいですね、これ。洗顔後すぐの肌にブースターとして使うのですが、これを加えると、その後の化粧水の浸透がよくなりますし、肌が柔らかく、しっとりとします。何度か使ってみてから、一度だけあえてこれを使わずにほかのスキンケアをしてみたことがあるのですが、これがあるとないとではまったく違いました。これを使わないとなんだか肌がパサつくというか、ごわごわする感じがしたのです。
「ネクターブラン ウォーターオイル フレッシュ デュオ」は、なぜか安く買える海外コスメ通販サイトがないので、買うなら公式サイトがおすすめ。
同じメルヴィータの2層式オイルで、ローズヒップを使った「ローズパルプ ウォーターオイル デュオ」は、ベルコスメなどの海外コスメ通販サイトで安く(2500円ぐらい)買えます。ネクターブランは白ゆりで、ブライトニング効果。ローズパルプはローズヒップで、アンチエイジング効果。どちらもいいので、まずは「使ってみたい」と思うほうを選んでいいかと。
潤いはプラスしてくれるのに、2層式なのでオイル特有の重さがなく、とっても使いやすいですよ。
マンガ「テルマエロマエ」
私は普段さまざまな本を読みますが、エッセイを除き、マンガは読みません。ですが、ある日突然「マンガが読みたい。そうだ、テルマエロマエを読もう。」という気分になり、全巻一括購入。
「なぜテルマエロマエなんだ」という感じですが、映画化されたこともあって「テルマエロマエ」の存在はなんとなく知っていて、「ローマ×日本×風呂」というテーマが面白そうだと思っていたのと、著者のヤマザキマリさんのエッセイを読んだことがあり、そのユニークな生き方に興味を持っていたからだと思います。
実際に読んでみると、予想以上に面白かったのはもちろん、思いのほか古代ローマについて勉強にもなりました。くだらない場面も多々あったのですが、「良質なくだらないもの」にふれるって、大事ですね。ライターという仕事柄、アウトプットが多いのですが、気楽なインプットはとてもよい息抜きになりました。
富士フィルムのミラーレス一眼
つい数日前のことですが、新しいカメラ「FUJIFILM X-T20」を買ってしまいました。PCを買ったのも比較的最近なので、ガジェット系の出費が相次いでいます。
富士フィルムって、「ミラーレス一眼を買おう」と思ったときに真っ先に思い浮かぶメーカーではないですよね。私の認識では、ミラーレスならオリンパスやソニーが強いと思っていますし、実際オリンパスとソニーのミラーレスを使ったこともあります。
ではなぜ富士フィルムなのかというと、直接のきっかけは、ダーリンが富士フィルムのミラーレス一眼「X-T2」を持っていたことです。キャノンの一眼レフも持っているダーリンが、おじいちゃんからX-T2を譲り受けて、「こっちのほうが画質がいい!」と絶賛していたのです。
今回私が購入したのは、「X-T20」。早い話がダーリンが持っているX-T2のコンパクト版で、機能の違いは多少ありますが、画質自体は同じです。大阪にある富士フィルムのサービスステーションで、カメラ本体とレンズをレンタルして、納得してから買いました。
これまで使っていたソニーのミラーレスも、コンパクトなわりにはかなり性能が高いのですが、今回購入した富士フィルムのX-T20は、キットのレンズの質も高いので、細部の描写力が違いますし、画像が明るいです。古い一眼レフのエントリー~中級機よりは画質が良いですし、コンパクトで使いやすいですね。
もしコンパクトデジカメしか使ったことがない方がこれを使えば、間違いなく感動します。
発売からしばらく経って値段も下がってきているので、「一眼レフは大きすぎて持ち歩けないけど、画質にはこだわりたい」という人にはおすすめできるカメラです。好みは分かれるかもしれませんが、デザインもレトロでいい感じ。これから写真を撮るのが、ますます楽しみになりました。
おわりに
2018年に活躍してくれたもの、感動させてくれたものを振り返ってみると、ガジェット、コスメ、旅行グッズの存在感が大きいなぁと感じます。
日本に帰国してから最初のうちは、舞い上がって服もたくさん買ったのですが、コート以外で今になっても「これ買ってよかった!」と自信を持っていえるものはあまりありません。今の私にとって、「服」はさほど重要ではなく、気に入ったものが少しあればいいということがよくわかりました。
今年一年で何を買って、何を買ってよかったと思っているかを振り返ると、今の自分にとって本当に重要なものが見えてきます。その反省を踏まえ、2019年はより自分をハッピーにできるお金の使い方をしたいですね。