初来日のドイツ人義父母が、日本で気に入った食べ物・苦手だった食べ物

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

先日、ドイツ人ダーリンの両親が初来日し、一緒に日本国内を旅行したことをお話しました。

ドイツ人夫の両親が初来日、喜ばれた2週間の日本旅行プランの内容とは

ダーリンの両親が来日するにあたって、私が気になっていたのは食のこと。「ダーリンの両親は日本の食べ物を気に入ってくれるかな?」と、日本の食文化を誇りに思うからこそとても興味がありました。

結果は・・・それぞれ好みや慣れがあるので、日本で食べたものすべてを気に入ったわけではありませんが、総合的には「日本の食べ物はおいしい」「日本の食文化は豊かである」と思ってもらえたようです。

今回は、ダーリンの両親が日本で気に入った食べ物と、苦手だった食べ物、それぞれ代表的なものをご紹介したいと思います。

個人の好みにすぎないので、ドイツ人皆が同じものを気に入るわけではありませんが、これを見るとドイツ人に受け入れられやすい食べ物とそうでないもの、だいたいの傾向が見えてくるかと思います。

気に入った食べ物:カレーうどん

※画像はイメージです。お店の実際のメニューとは異なります。

基本的に、日本式のカレーライスは万人に受け入れられやすい食べ物です。「「意外なアレも、ドイツ人に作って喜ばれるハズさない日本食7選」」でも紹介していますが、日本式のカレー自体は以前からダーリンの両親も気に入っていました。

さて、カレーとうどんが合体したらどうなるか。京都のおいしいカレーうどん屋さん、「味味香」で食べたこともあって結果は大好評

正直、薄味でダシが決め手の普通のうどんだったらどうかわかりませんが、味のはっきりしているカレーうどんはドイツ人の義父母にも食べやすかったようです。

気に入った食べ物:唐揚げ

鶏肉に衣をつけて揚げただけなので、鶏肉が苦手でさえなければ唐揚げも好まれます。ドイツ人が好きなビールにもよく合いますしね。

ダーリンの両親は、夕食時には必ず食事と一緒にビールを飲んでいました。鶏料理ではほかに、鶏の照り焼きも好評でした。

気に入った食べ物:オムライス

日本人の素敵な発明、オムライス。基本的に、日本人の子どもが好きな料理はドイツ人に好かれる可能性が高いです。

必ずしも「ドイツ人が子ども舌だ」というわけではありませんが、懐石料理のような薄味で繊細な料理よりも、味のはっきりした、わかりやすいおいしさの料理のほうが日本食に慣れていないドイツ人にも受け入れられやすいです。

その点、オムライスは合格ですね。

気に入った食べ物:餃子

ダーリンの両親も、ダーリンも、みんなが好きなのが餃子です。特にダーリンママが気に入って、2週間の日本滞在中何度か食べていました。

南ドイツにも「マウルタッシェン」という餃子に似た料理がありますし、具材や調理法自体はドイツ人にもなじみやすいものだと思います。

そもそも、中華料理自体、伝統的な日本料理に比べると味が濃いめなので、グロテスクなものでなければ外すことはほぼありません

義父母が気に入った食べ物すべてを挙げるとキリがありませんが、ユーリンチーや、チャーハン、小籠包、エビチリなど、日本で食べた中華料理はどれも好評でした。

たまたま泊まったホテルの近くに「餃子の王将」があったので、私自身20年ぶりくらいに行きましたが、どれもおいしくて安いと気に入ってくれましたよ。

気に入った食べ物:神戸牛

神戸に行ったので、「一度は神戸牛を食べてみたい」ということで、神戸牛専門店へ。

ドイツでは脂ののった肉はあまり出回っておらず、ドイツの肉は日本人からすると硬かったりパサパサして感じられることもありますが、脂ののった神戸牛は美味しかったようです。

ベジタリアンやヴィーガンの人も増えてはいますが、ドイツ人ってやっぱり肉好きが多いですね。ダーリンの両親も、日本で食べた肉の入った料理はジャンルを問わずすべて気に入っていました。

苦手だった食べ物:生魚

食べてみてダメだったというわけではなく、義父母はそもそも生魚にトライしようとしませんでした。泊まった旅館の食事に刺身が出る予定があったので、生魚を食べてみたいか聞いたら、「とんでもない」という反応・・・

「スシ」は世界的に有名で、ドイツでも一定の層(特に教養があり、健康的な食生活を送っていると自負している人々)を中心に人気がありますが、やはり生魚に抵抗を示すドイツ人はいるので要注意ですね。いくらスシが人気でも、外国人がみんなスシを食べてみたいとは思わないということです。

私自身、ドイツの血のソーセージにはどうしても抵抗を感じてしまうので、海外で「それは食べたくない」と思う食べ物があるのも理解できるところです。

苦手だった食べ物:イカや貝

加熱したイカや貝も、「食べられるけれどあまり好きではない」という感想でした。

近くに海がない南ドイツで生まれ育ったダーリンの両親は、一部の魚を除き、海産物を食べること自体にあまり慣れていないという要因が大きいと思います。

もちろん個人の好き嫌いもありますが、食べものをおいしく食べられるかは「慣れ」もけっこう重要ですよね。

苦手だった食べ物:抹茶スイーツ

ヨーロッパでも少しずつ市民権を得つつある抹茶。私が住んでいる南西ドイツの田舎町のごく普通のスーパーに小さな抹茶の缶が売られています。

しかし、日本で食べた抹茶ゼリーや抹茶ソフトは、義父母にはあまりおいしいと思えなかったそうです。理由は「スイーツなのに甘くない」から。

お茶として飲む抹茶の苦みには心の準備ができるから違和感がないけれど、スイーツなのにあまり甘くなくお茶の味がするのは違和感があるようです。

抹茶のチーズケーキはおいしいと言っていましたが、抹茶ゼリーや抹茶ソフトなど、ダイレクトに抹茶の味がするスイーツはいまひとつでした。

苦手だった食べ物:豆腐(条件付き)

ドイツ人の義父母にとって、日本の豆腐は調理法しだいで「好き」にも「苦手」にもなる食材でした。

ダーリンの両親が苦手だったのは、冷奴のような料理。醤油が部分的にしかかかっておらず、それ以外の部分は味がなかったので「これはちょっと・・・」と思ったようです。

一方、鍋に入って味が染みている豆腐や、麻婆豆腐のようにはっきりした味のソースと一緒に食べる豆腐は好きだったそう。

日本では「素材そのものの味」は基本的にほめ言葉ですが、ドイツでは必ずしもそうではなく、「素材そのものの味」=「味がない」=「アウト」になることもあります。

おわりに

ダーリンの両親が気に入った食べ物については代表的なもののみ挙げましたが、ここで挙げた苦手な食べ物以外はほとんど気に入ってくれていました。

実際に日本を訪れて日本の食文化に触れたことで、「日本の食文化とドイツの食文化は大きく違う」と実感してくれたよう。

私がドイツに移住した当初、食で苦労していたのもある種「当然だ」と感じてくれたようで、それだけですごく報われた気持ちになりました。