国際恋愛にありがちな5つの壁と、実際に経験してみての感想

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

一般的には「大変」というイメージがあるであろう国際恋愛。私自身、以前は「国際恋愛なんて面倒なことが多そうだから、したいとは思わない」なんて考えていました。

しかしひょんなことからドイツ人のダーリンをパートナーにもち、ドイツに移住する展開となったのです。国際恋愛にありがちな5つの壁と、国際恋愛を実際に経験してみた私の感想をお伝えします。

1.言葉の壁

多言語

国際恋愛の場合、一方または双方が母国語以外の言葉を使ってコミュニケーションをとるケースがほとんどです。私とダーリンのコミュニケーションの中心は英語。

最近ではダーリンの日本語力がずいぶん向上してきましたが、はじめはほぼ100%英語だったので、当時英語を日常的に使う機会がなかった私は話すだけで疲れていました。

特に料理をしていて忙しい時など、「ぱっと思いついた日本語で伝えられたら楽なのに…」というストレスもありました。今は「ダーリンお皿用意して!」と言えば「はい!」と返ってくるのでずいぶん気が楽になりましたが。

また、自分の感じていることや考えていることを、微妙なニュアンスも含め「ズバリ」表現できないもどかしさ…これは今でもあります。私が正確に表現できてなくても、ダーリンが意味を汲んでくれることも多いのですが、言葉の壁から誤解が生じることもあるので、その可能性は常に念頭に置いておく必要があります。

また、ドイツに移住してからは、私もある程度のドイツ語を身に付ける必要に迫られています。新しい言語を学ぶというのはとても時間もエネルギーもかかることなので、2人で助け合って学んでいくことが不可欠ですね。

2.文化の壁

国際カップルの場合、文化や習慣の違いから衝突が起こりやすくなります。私たちの場合はダーリンが日本人的な気質をもっているので、それほどギャップを感じることはありませんが、ニュアンスを和らげるためのダーリンの皮肉を、私が「意図的に意地悪なことを言った」と誤解するようなこともありました。

そして意外に見落としがちなのが食生活の違い。私たちの場合、ダーリンが日本食含めアジア料理が大好きなのでありがたいのですが、パートナーが日本食やアジアの料理を好きでない場合はとても大変だと思います。

自分が相手に合わせるか、別々のものを食べるかという選択に迫られ、日常の食事が大きなストレスにつながりかねません。

3.宗教の壁

聖書と十字架

外国人でも無宗教の人もいるので必ずしも問題になるわけではありません。ダーリンも、ダーリンの家族も無宗教です。

でも、パートナーがが敬虔なキリスト教徒なら、「日曜日は教会に行く日」と言われて戸惑うこともあるかもしれませんし、イスラム教徒なら、結婚する際にイスラム教への改宗を期待される場合もあります。


4.距離の壁

国際恋愛に遠距離はつきもので、日常的に一緒にいられるようになるまで何年もの遠距離恋愛を経なければならないケースも少なくありません。時差がある環境で、一年に一回会えるかどうかという関係を何年も続けるのはよほどの強い絆が求められます

また、いずれかが相手の国に移住して一緒に暮らせるようになったとしても、今度は母国との距離が離れてしまいます

母国を離れて外国で暮らすのはエネルギーのいることですし、自分の親が高齢になってくると心配も募ってくるはずです。外国人をパートナーにもつことは、やはり一定の覚悟が求められます

5.手続きの壁

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外国人のパートナーと結婚しようとすると、結婚手続きが複雑になることが少なくありません。日本人同士であれば一枚の紙に記入して提出するだけですが、国際結婚の手続きには膨大な手間と時間がかかります。(私たちの場合はかなりのお金もかかっています。)

パートナーの国籍によっては比較的簡単に済む場合もありますが、ドイツ人との結婚はさまざまな書類の準備・翻訳と、ステップが多く複雑なので、幾度となく日本人同士のカップルを羨ましいと思ったこともあります。

楽しいことも多い国際恋愛

クレパスでハート

こうやって大変なポイントを挙げ連ねると、「国際恋愛ってやっぱりすごく大変なんだ!」という印象を与えてしまうかもしれません。確かに、国際恋愛には国際恋愛だからこその大変さがあるのは事実です。

でも、実際に経験してみた私の感想は「思ったほど大変じゃない」、「むしろ楽しいことのほうが多い!」です。違いがあるゆえの楽しい出来事が日々待ち受けているのです。(関連:「経験してみて感じる、国際恋愛ここが楽しい!」)

国際恋愛ならではの壁を「苦労」と受け止めるか、自分にとっての「新しいチャレンジ」と受け止めて違いや変化を楽しめるかどうかが一つの分かれ道。

パートナーとの相性が本当に良ければ、壁を乗り越えるのはそう難しいことはありません。結局は、日本人同士であっても価値観や考え方、生活習慣がまったく同じという人はいないもの。

以前日本人男性と暮らしたときは、いざこざに疲弊する毎日でした。そんな経験もあって、ダーリンと東京で暮らし始めた時は多少の衝突やストレスを覚悟したものの、共同生活はとてもスムーズに運び、穏やかでハッピーな毎日を過ごすことができました。

「まさか外国人のパートナーとこれほど自然に共同生活ができるなんて!」と驚きましたが、結局パートナーシップは二人の相性なのですね。

2人で手を取り合って壁を乗り越えていくからこそ生まれるドラマがあるし、育まれる絆もあると思っています。