日本の家族や友人に「ドイツお土産何がいい?」と聞いたら「ビールとソーセージ以外何があるの?」と言われてしまったはるぼぼ(@harubobo_nikki)です。
もちろん、ドイツにビールとソーセージしかないなんてことはありません。ドイツでは日常使いのアイテムに、名品がたくさん眠っているんですよ。
なかには日本で買うよりも安いうえに、種類が豊富なものもあります。そこで、ドイツを訪れる方にぜひおすすめしたい、ドイツ土産7選をお送りします。
オーガニックコスメ
女性におすすめしたいドイツ土産ナンバーワンが、オーガニックコスメです。環境意識、自然志向の強いドイツは、お隣のスイスとともにオーガニックコスメ大国。
日本ではやや高額なイメージのあるオーガニックコスメですが、ドイツではとても身近な存在で、ドラッグストアはもちろんのこと、スーパーでも買うことができます。
もちろん値段も手頃で、日本でも人気のある「ヴェレダ(WELEDA)」のフェイスクリームはものによって8~13ユーロほど。
ヴェレダはスイス発のオーガニックコスメブランドですが、ドイツで製造されている商品が多いこともあって、ドイツでもとってもポピュラー。本国スイスより安く買える商品も多く、ドイツではだいたい日本の半額ほどで売られています。
ヴェレダのほかにも、ドイツにおけるオーガニックコスメのパイオニア的存在「アンネマリーボーリンド(Annemarie Borlind)」をはじめ「ラヴェーラ(lavera)」、「ロゴナ(LOGONA)」などドイツ発のオーガニックコスメブランドもたくさんあります。
ばらまき土産としては、リップクリームやハンドクリーム、フットクリームなどの小さくて値段も手頃なアイテムがおすすです。
どこで買えるの?
「ミュラー(Müller)」や「dm」などのドラッグストアでどうぞ。ミュラーは特にコスメの品揃えが充実していておすすめです。
ハンドクリーム、リップクリーム、シャンプーの個別紹介記事を作成しました。あわせてご覧ください。
ハーブティー・フルーツティー
ビールのイメージが強いドイツでは、実は隠れたお茶大国。日本の緑茶やほうじ茶も普通に手に入ります。
なかでも特筆すべきなのが、ハーブティーやフルーツティーの充実っぷり。ドイツのスーパーでは、紅茶よりもハーブティーやフルーツティーの種類が豊富で、棚一面にズラリとさまざまな種類のお茶が並ぶ光景は壮観です。
日本ではやや高額なハーブティーやフルーツティーですが、ドイツでは値段も驚くほど手頃なんです。安いものなら、なんとティーバッグ20個入りで1ユーロ程度から買うことができます。
ただし、あまりに安すぎるものは味が薄いことがあるので、ティーバッグなら一箱2ユーロくらいするもののほうがおすすめです。
ドイツの国民的お茶ブランド「テーカンネ(TEEKANNE)」の商品は、どこのスーパーにも売っていて、種類が豊富なうえ、味にもハズレがありません。(テーカンネは、日本では「ポンパドール」というブランド名で販売)
日本の輸入食品店でも見かける「ヨギ・ティー(YOGI TEA)」などもドイツなら選択肢が豊富。ドイツのハーブティーは、どこにでも売っている定番から、BIOショップ(オーガニック専門店)など特定の店でしか見かけないものまで本当に種類が豊富です。
もちろんティーバッグだけでなく、茶葉も広く売られています。日本ではハーブティーやフルーツティーは高額なものが多いですが、ドイツでは100グラム3ユーロ台から高品質なハーブティーやフルーツティーの茶葉が手に入ります。(関連:「お土産にも!ハーブティー&フルーツィー天国、ドイツでおすすめのお茶まとめ」)
どこで買えるの?
「レーヴェ(REWE)」や「エデカ(EDEKA)」などのスーパーや、「ミュラー(Müller)」や「dm」などのドラッグストアで。茶葉を買うなら、ドイツ全土に店舗を展開するお茶専門店「TeeGschwendner 」などもおすすめです。
はちみつ
日本の普通のスーパーで売っている安いはちみつは、中国産のあまり品質の良くなさそうなものが多く、日本で高品質なはちみつを手に入れようとすると、けっこう高くつきますよね。
でも、ドイツではごく普通のスーパーで高品質な純粋はちみつが手に入ります。ドイツで「はちみつ(Honig)」として売られているものは、熟成された状態のはちみつを人工的に砂糖などを加えたり、あるいは引いたりせず、高温処理もしていないものだけ。
つまり、ドイツのはちみつはすべて100パーセント天然の純粋はちみつなのです。それでも値段はとても手頃で、ドイツで売られているはちみつは500グラムで5ユーロ前後から。
日本で一般的な明るい色のものから、「Waldhonig(森のはちみつ)」と呼ばれる暗めの色のもの、薄黄色で固形のものまで、種類も色々あります。
私はいつも朝食にカットしたバナナとりんごの上にヨーグルトとWaldhonigをかけて食べています。ねばつきの少ないさらりとしたテクスチャーで、抑えた上品な甘さがクセになります。
どこで買えるの?
「レーヴェ(REWE)」や「エデカ(EDEKA)」などのスーパーで。「ミュラー(Müller)」や「dm」などのドラッグストアでも手に入ります。
ハリボーグミ(HARIBO)
ドイツを代表するお菓子ブランドのひとつが、「ハリボー(HARIBO)」。1920年に西ドイツのボンで設立されたハリボーは、グミキャンディーのメーカーとしては世界最大規模を誇ります。
日本でも輸入食材店などでよく見かけますよね。ドイツ土産としてプレゼントすると、「存在は知ってたけど、ドイツのものとは知らなかった!」という人がけっこういます。
クマの形の「ゴールドベア」やコーラの瓶の形をした「ハッピーコーラ」は日本でもよく見かけますが、本場ドイツでは日本で見たことのない種類もたくさん売られています。
「奇をてらわずに普通においしいハリボーが買いたい」という場合には、定番のゴールドベアをさらにフルーティーに仕上げた「SAFT GOLDBÄREN」がおすすめです。
175グラムほどの小袋なら値段も1ユーロ程度と安いハリボーは、バラマキ土産にもぴったり。日本にも結構ファンが多く、友人に配ると「コレ好き!」と意外なほどに喜ばれることが多いです。
ミニサイズの小袋がたくさん詰まった大袋もあり、ばらしてほかのものと組み合わせてプレゼントするなど、アイデア次第でさまざまに活用できますよ。
どこで買えるの?
「レーヴェ(REWE)」や「エデカ(EDEKA)」などのスーパーのほか、「ミュラー(Müller)」などのドラッグストアでも手に入ります。
リッタースポーツ(Ritter Sport)
ドイツを代表する大衆的チョコレートブランドのひとつが「リッタースポーツ(Ritter Sport)」。日本でも人気が高いブランドで、このカラフルな正方形のパッケージに見覚えがあるという方も少なくないのではないでしょうか。
実はドイツは年間一人当たりチョコレート消費量が世界2位のチョコレート大国。それゆえ、ドイツのスーパーでのチョコレートの品揃えの充実ぶりときたら半端ではありません。
なかでも、1912年にドイツ南西部のシュトゥットガルト近郊で創業したリッタースポーツは、ドイツに数あるチョコレートブランドのなかでも、最も消費者満足度が高いブランドなんです。(出典:DISQ)
本国ドイツでは、常時20種類ほどが定番商品として発売されており、それに加えて季節限定で数種類が発売されます。
サイズのバリエーションも豊富でスタンダードな100グラムの板チョコから、250グラムのビッグサイズの板チョコ、個包装のミニサイズのアソートボックスなどもあり、お土産ニーズにバッチリ応えてくれますよ。
個人的には、フリーズドライの苺が入った甘酸っぱい苺チョコをはさんだ「ストロベリーヨーグルト(ERDBEER JOGHURT)」がおすすめです。ベーシックな100グラムの板チョコなら1ユーロほどと、バラマキ土産にも最適。(関連:「お土産にもおすすめ、ドイツの人気チョコレートブランド10選」)
どこで買えるの?
「レーヴェ(REWE)」や「エデカ(EDEKA)」などのスーパーのほか、「ミュラー(Müller)」などのドラッグストアでも手に入ります。
リンツ(Lindt)
日本でも高級チョコレートとして人気の高い「リンツ(Lindt)」も狙い目です。リンツは1845年に誕生したスイスのチョコレートブランドですが、ドイツでも非常に身近な存在で、高級志向でもなんでもないごく普通のスーパーで、リンツの商品が棚にずらりと並んでいます。
ドイツで買うと値段も安く、だいたい日本の半額程度。スイスでの販売価格もチェックしてみましたが、リンツ商品は本国スイスよりもむしろドイツで安く買えることが多そうです。
たとえば、リンツの看板商品であるリンドール(なめらかなガナッシュが入ったトリュフのようなチョコレート)の定価は、ドイツでは136(137)グラムで、3.9ユーロ。スイスでは200グラムで8.45フラン。
商品の量も通貨も違うのでややこしいですが、内容量を200グラムに揃え、円に換算したところ、スイスでは約970円、ドイツでは約750円という結果になりました。(2018年2月時点)
なんと本国スイスよりもドイツのほうが安いんですね!今後スイスフランが極端に弱くなるといったことがなければ、リンツ商品はドイツで買うとお得だといえそうです。
個人的にはリンツのチョコレートは甘みが強いと思うので、ダークチョコレートのリンドール(60% cacao EXTRA DUNKEL)がおすすめ。これは本当においしいです。
オーガニックコスメのヴェレダもそうですが、実は物価の高いスイスよりもドイツで買ったほうが安いスイスブランドって案外あるんです。
どこで買えるの?
「レーヴェ(REWE)」などのスーパーのほか、「ミュラー(Müller)」などのドラッグストア、「ガレリア・カウフホーフ(Galeria Kaufhof)」などのデパートでも手に入ります。
アルコール(ビールやワイン)
ドイツといえばやっぱりこれ!ですね。かさばる上に重いので、持って帰るのが大変ですが、荷物に余裕があればおすすめしたいのが、やはりアルコール類。
「ドイツ=ビール」のイメージ通り、ビールはジュース並みに安いですし、ドイツ全土にたくさんのご当地ビールがあります。その数なんと5000ともいわれるほど。
上の写真左端のビールはドイツ南西部・黒い森地方のローカルビール「Rothaus」。一瓶330mlで1ユーロ弱で、日本人にとっては驚きの安さではないでしょうか。
日本での流通量が少ないのであまり注目されることがありませんが、実はドイツはワインの名産地でもあります。
ドイツには13のワイン生産地域がありますが、なかでも知っておきたいのがライン、モーゼル、フランケン、バーデンの4つの地域。ちなみに私が住むドイツ南西部は、バーデンワインの産地です。
ドイツワインを代表するブドウ品種といえば、なんといってもリースリング。特にモーゼル地方のリースリングは世界的にも評価の高い逸品で、ドイツに来たらまず試してみて欲しいワインです。
甘くすっきりとフルーティーなモーゼルワインは、ワインが苦手な人にも一度は飲んでみて欲しいです。実は、もともとワインが苦手だった私が初めて「おいしい」と思ったワインはドイツワインでした。
ドイツでのワインの価格は一本(750ミリリットル)2ユーロ台からあります。これまた、日本人にとっては驚きの安さですね。
ビールやワインのほかにも、「シュナップス」と呼ばれるアルコール度数40パーセントほどの蒸留酒もあり、特に中高年のドイツ人を中心に人気があります。
あらゆるアルコールの種類が多く、値段も安いドイツはお酒好きにとっては天国ですね。
どこで買えるの?
「レーヴェ(REWE)」や「エデカ(EDEKA)」などのスーパーのほか、ワインの産地にはワイン専門店もたくさんあります。
おわりに
おすすめのドイツみやげ7選、いかがでしたか。ドイツには、現地の人が日常使いするものにこそ安くても優秀なものがたくさんあります。みなさんの素敵なお土産選びの参考になれば嬉しいです。
スーパーで買えるお土産については、「在住者おすすめ、スーパーで買うプチプラドイツ土産12選」でまとめています。
世界各地で語学学校を展開されていているEF Education Firstさんのドイツ・ワーキングホリデー情報のホームページ、およびブログにて、当サイトをドイツ在住者によるおすすめブログとしてご紹介いただきました!
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