お土産にも!ハーブティー&フルーツティー天国・ドイツでおすすめのお茶まとめ

「ビール」のイメージが強いですが、実はドイツはあらゆるお茶が超充実しているお茶天国。

以前、「日本より安くて種類も豊富!おすすめのドイツ土産7選」でも紹介した通り、ドイツのお茶の充実ぶりは半端ではなく、お茶好きを自負する私にとっては何とも嬉しい限り。

ドイツでは特にハーブティーとフルーツティーが充実していて、種類が豊富なうえ値段も驚くほど安いんです。

ドイツはハーブティー&フルーツティー天国

大型スーパーでなくてもこの品揃え。しかもこれは全体の一部です。

ドイツは知られざるお茶大国。というかビールやワイン、ジュース、コーヒーなどの飲み物全般が充実しているので、飲み物大国といえるかもしれません。

お茶好きの方がドイツを訪れ、ドイツのお茶事情を目の当たりにすれば、きっと踊りだしたくなるはず。お茶といえばイギリスをイメージする人が多いと思いますが、ごく普通のスーパーで買えるお茶の種類でいえば、ドイツの圧勝です。

ドイツのスーパーに行くと圧巻なのが、特別大きなお店でなくても、棚に大量のお茶がずらりと並ぶお茶コーナーの充実っぷりです。紅茶や緑茶、白茶などあらゆる種類のお茶が揃っていますが、なかでも種類豊富なのがハーブティーとフルーツティーです。

ハーブティーならカモミールやミント、フェンネル、フルーツティーならベリーやピーチといった日本でもおなじみのものから、梨やバナナ、チェリー、ざくろ、パッションフルーツといった日本ではあまり見ないようなものまで本当に多彩です。

ドイツのハーブティー&フルーツティーは安い

お茶好きにとってたまらないのが、ドイツのハーブティー&フルーツティーは単に種類が豊富なだけでなく、値段も安いこと。

どのスーパーにでも売っているドイツの大衆的お茶ブランド「テーカンネ(TEEKANNE)」を例にすると、一箱ティーバッグ20個入り(一部18個入りの商品もあり)で2ユーロ(約250円)前後です。

実はこれ、日本のスーパーでも売ってるんです。ただし日本でのブランド名は「ポンパドール(POMPADOUR)」、値段は20個入りで約500円と、ドイツと比べて倍ほどの値段になります。


スーパーのプライベートブランド商品など、もっと安いものなら一箱1ユーロくらいで買えるものもありますし、ティーバッグのみならず茶葉も安いです。ドイツでは、お茶専門店でも100グラムの茶葉が3ユーロ台から購入可能

ハーブティーやフルーツティーって、日本ではけっこうお高いですよね。50グラムで1000円を超えるのが普通で、なかなか庶民が毎日気軽に飲もうと思うような価格設定ではありません。

でもドイツなら100グラム500円ぐらいで良質な茶葉が買えるわけですから、その値段はなんと日本の半額以下。ドイツはお茶好きにとっては願ってもない環境なのです。

スーパーで買うハーブティー&フルーツティー

MILFORD「Sanddorn-Mango」

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私が気に入っているのが、「ミルフォード(MILFORD)」の「Sanddorn-Mango」。ティーバック28個入りで2ユーロ(約250円)ほどとお手頃価格ながら、とってもフルーティーで爽やかな甘さが楽しめます。

MILFORD「Birne-Granatapfel」

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ミルフォードには梨&ざくろバージョンもあります。お土産にしたら日本の友人に好評でした。ドイツのフルーツティーって斬新な組み合わせが多くて楽しいんですよね。

TEEKANNE「Apfel」

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テーカンネのアップルティーも「りんごの国」ドイツらしいお茶です。ティーバッグ20個入りで1.7ユーロ(約210円)くらいですが、セールになるともっと安いこともあります。自然な甘さと酸味が混じり合った素朴な味わい。

TEEKANNE「kamille」

定番ですが、テーカンネのカモミールもついつい繰り返し買ってしまいます。なんといってもカモミールはリラックス効果が高いですし、毎日飲んでも飽きがこないんですよね。

foursenses「BEEREN-AUSLESE」

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テーカンネにはちょっぴりお値段が高めの高級ラインもあります。こちらはティーバッグ18個入りで2.9ユーロ(約370円)。ピラミッド型の立体的なティーバッグで本格派です。

ベリーミックスのフルーツティーはちょっと酸味がありますが、とても香りがよく、フルーツの実が贅沢に入っています。

ティーショップで買うハーブティー&フルーツティー

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スーパーでもお茶を置いていますが、種類は限られるのでやっぱり茶葉を買うならティーショップ(お茶専門店)がベストです。

テー・グシュヴェンドナー(TeeGschwendner)

私がいつも茶葉を買っているお店が「テー・グシュヴェンドナー(TeeGschwendner)」。ドイツ各地にとどまらず、ブラジル、ルクセンブルク、オーストリアにもお店があるようです。店舗数が多いので、ドイツのそこそこ大きい町なら出会える可能性大です。

日本の緑茶や抹茶なども含め、世界各地のお茶が揃っていますが、やっぱり気になるのはハーブティーやフルーツティー。茶葉は100gで3.5ユーロ(約440円)からと格安です。

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果実たっぷりで香りにもうっとりのピーチメルバ

こんなにごろごろと果実が入っていて3ユーロ台だなんて驚きです。同じようなものを日本で買おうとしたら2~3倍の値段になるでしょう。

Ananas(パイナップル)のルイボスティーも香りが最高で、味もすっきりしていて飲みやすかったです。実家に持って行ったら普段はコーヒー派の母も「香りがいいしおいしい」と言っていました。

テー・グシュヴェンドナーでは、地域ごとの限定商品も取り扱っているので、ドイツ各地で見比べてみても楽しいですよ。私が暮らす黒い森地方限定のお茶もあるので、次はそれを試してみようと思います。

ロンネフェルト(Ronnefeldt)

ロンネフェルト(Ronnefeldt)」は、1823年に設立されたドイツの老舗高級お茶ブランド。日本にも上陸しているので、お茶好きさんなら知っているかもしれませんね。

ドイツの5つ星ホテルも御用達で、ドイツで高級ホテルに泊まると朝食会場によくロンネフェルトのティーバッグが置いてあります。

「高級茶葉専門店」といいつつ、ロンネフェルトの茶葉は日本の相場に比べるととても安く、ハーブティーやフルーツティーの茶葉は100グラム4.5~7ユーロほど

見た目はちょっと独特ですが、飲みやすいうえに香りが最高!癒されます。

最近、日本でもルイボスティーに続いて注目されつつあるというハニーブッシュティーを試してみました。ロンネフェルトの「Honeybush Bunte Wiese」は、ハニーブッシュティーにマンゴーとベルガモットの香りをつけたノンカフェインティー

柑橘系の香りとフローラルな香りがとても爽やかで、洗練されたすっきりとした飲み口。ルイボスティーのような独特のクセが少なく、紅茶に近い印象です。それでいて紅茶より優しい味わいで、ノンカフェインで時間を気にせず飲めるので、新定番になりそうです。

ロンネフェルトの商品は直営店や個人経営のティーショップで買えるほか、店によってはスーパーでも扱っているところがあるので、ぜひチェックしてみてください。

ロンネフェルトのお茶は日本でも購入可能。カフェやレストランなどで見かける機会も増えてきました。

おわりに

日本だとなかなかお高いハーブティーやフルーツティーも、ドイツならご覧の通りの安さですし、日本にはない組み合わせの商品もたくさんあって、見ているだけでも楽しいです。

ドイツにお越しの際はぜひおいしいハーブティー&フルーツティーをゲットして帰ってくださいね。お茶は軽くてさほどかさばらないので、お土産にもぴったりです。