こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。ドイツで暮らす楽しみの一つがオーガニックコスメ。
環境意識、自然志向の強いドイツはオーガニックコスメ大国で、値段も手頃なんです。以前「日本より安くて種類も豊富!おすすめのドイツ土産7選」でも触れましたが、今回はドイツリップクリームについて、もっと詳しく紹介したいと思います。
日本にいるときは安いメンソレータムを使っていたのですが、リップクリームは無意識のうちに「食べて」しまうことも多いようなので、今はリップケアアイテムはすべてオーガニックで統一しています。
女性ならほとんど誰もが使いますし、小さくてかさばらないリップクリームはお土産にもぴったり。日本で買うと高いオーガニックのリップクリームは特に喜ばれます。
そこで、ドイツで買えるオーガニックのリップクリーム5種類を実際に試して比較してみました。
ラヴェーラ(lavera)BASIS SENSITIV LIPPENBALSAM
ドイツを代表するオーガニックブランドのひとつが、1987年に北ドイツで創業した「ラヴェーラ(lavera)」。
“Lippen”はドイツ語で「唇」のこと。”Balsam”は辞書にも「バルサム」と書かれていて日本語には訳しずらいのですが、”LIPPENBALSAM”は「リップバーム」だと思っておけばいいと思います。
日本でこの商品は「ベーシックリップクリーム」という名前で販売されていますが、油分が多いので「リップクリーム」と思って買うとちょっとイメージが違うかもしれません。
シアバター、ホホバオイル、アーモンドオイル配合。さすがに油分がメインなので唇の上をするする滑らかにすべりますし、ツヤも出ます。
「油分が多いとベタベタするんじゃ」と思われるかもしれませんが、ベタつきはなく、さらっとした使い心地です。(無香料)
- lavera BASIS SENSITIV LIPPENBALSAM(ラヴェーラ ベーシックリップクリーム)
- ドイツ価格: 1.95ユーロ(約250円)
- 日本価格 : 650円+税
ラヴェーラ(lavera)BIO-GRANATAPFEL&BIO-PARANUSS REPAIR
続いて、こちらもラヴェーラのリップクリームです。
こちらはさきほどの「BASIS SENSITIV LIPPENBALSAM」のスペシャルケア版といった感じ。ザクロエキスとナッツのエキスが特にケアが必要な唇をしっかり守ってくれます。
使用感自体は、「BASIS SENSITIV LIPPENBALSAM」とあまり差はありませんが、こちらのほうがやや「こっくり」しているように感じます。ベーシック版と比べ、より長時間うるおいが持続する処方になっているとか。
「ざくろの香りがついていたりするのかな」と期待したのですが、これといって香りはありませんでした。
- lavera BIO-GRANATAPFEL&BIO=PARANUSS REPAIR(ラヴェーラ マイリップ リペアザクロ&ブラジルナッツ
- ドイツ価格: 2.45ユーロ(約320円)
- 日本価格 : 800円+税
ロゴナ(LOGONA)Lip Balm Bio-Calendula
1978年設立の「ロゴナ(LOGONA)」もドイツでメジャーなオーガニックコスメブランドのひとつ。特にヘアケアの分野で高い評価を得ていますが、スキンケアやメイクアップアイテムにも隠れた逸品があります。
こちらは、ホホバオイルやミツロウ、キャレンデュラというお花のエキスが配合されたリップバーム。
ラヴェーラの「BIO-GRANATAPFEL&BIO=PARANUSS REPAIR」に似た使用感ですが、こちらのほうがもう少しとろみがあるような気がします。
やはりこちらもこれといって感じるほどの香りはありません。
- LOGONA Lip Balm Bio-Calendula(ロゴナ リップクリームキャレンデュラ)
- ドイツ価格:2.95ユーロ(約380円)
- 日本価格 : 650円+税
ヴェレダ(WELEDA)Everon Lippenpflege
日本でも大人気のオーガニックコスメブランド「ヴェレダ(WELEDA)」。
スイスのブランドですが、ドイツでもきわめて身近な存在で、薬局やドラッグストア、スーパーなどあちこちで見かけます。スイスに行ったときにチェックしてみましたが、ヴェレダの商品は物価の高い本国スイスよりもドイツのほうがむしろ安いです。
“Lippen”とは「唇」、”Pflege”は「手入れ」の意味なので、”Lippenpflege”は「リップケア」ですね。日本で言うところの「リップクリーム」と考えていいと思います。
ホホバオイルやミツロウ、なんと希少なダマスクローズのエキスも配合されているそう。
ケースを開けるとバニラの香りが漂います。今回ご紹介する5種類の中でもっとも香りが強いのがこれです。香りに関しては好き嫌いがあるかもしれません。ちなみに私はこのバニラの甘い香りはあまり好きではないです。(不快に感じるほどではないですが)
わりとしっかりとした固いクリームで、するする滑るという感じではありませんが、荒れた唇にもやさしい使い心地。保湿力も長持ちします。やっぱり「さすがWELEDAだなぁ」と思わせてくれる一品。
- WELEDA Everon Lippenpflege(ヴェレダ リップクリーム)
- ドイツ価格:3.75ユーロ(約480円)
- 日本価格 :900円+税
サンテ(SANTE)LIPPENPFLEGE STIFT
SANTEというブランド、ご存じない方が多いのでは?私もドイツに来て初めて知りました。どうやらこちらは日本未発売の商品のようです。
“Stift”は「鉛筆」とか「クレヨン」という意味。これもリップクリームと考えていいです。
シアバターやアーモンド、ホホバオイル、ゴジベリーエキス配合のとっても優しい使い心地。「ゴジベリーって何?」と思って調べてみたら、クコの実のことで、ビタミンなどが豊富に含まれているのだそうです。
使用感はWELEDAの”Everon Lippenpflege”にとてもよく似ています。こちらのほうが、若干柔らかいかなぁというくらい。保湿力も高いです。
ほのかなバニラの香りつきです。といってもWELEDAのようにはっきりした香りではなく、鼻を近づけてかがないとわからないくらいのかすかな香りで、個人的には結構好きです。
- SANTE LIPPENPFLEGE STIFT
- ドイツ価格: 2.95ユーロ(約380円)
- 日本未発売
どのリップクリームがおすすめ?
正直言って、全部いいと思います。ドイツではオーガニックコスメが安く買えるとはいえ、ノン・オーガニックのリップクリームなら1ユーロを切るような商品もあります。また、オーガニックでも、今回ご紹介したものより若干安いものもあります。それを考えると、今回ご紹介したのはどれもそれなりのクオリティというわけです。
あえて言うならば個人的に一番気に入ったのは、サンテの「LIPPENPFLEGE STIFT」。使用感がとっても優しいですし、ほのかな香りやかわいいデザインも気に入っています。値段も比較的手ごろなので、これは間違いなく今後もリピートし続けると思います。
ヴェレダの「Everon Lippenpflege」もいいですね。他のものに比べて少々値段は高めですが、保湿力が高いですし、日本でも有名なブランドなので、お土産に喜ばれます。
日本で買うなら、LOGONAの”Lip Balm Bio-Calendula”が日本とドイツの価格差が少なくコストパフォーマンスが高いといえます。
ドイツでリップクリームはどこで買える?
「dm」などのドラッグストアをはじめ、スーパーや薬局、BIOショップなどでも買えます。ただし、個人商店のような薬局や食品メインのスーパーだと、上記の価格よりも高い場合があるのでご注意を。
オーガニックのリップクリームは、ドイツ在住の私がイチオシのバラマキ土産のひとつ。
日本でオーガニックのリップクリームを買うよりもずっと安いですし、軽くて小さいリップクリームは荷物にもならないので、ドイツに来たらたくさん買って帰りましょう!