こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。
最近、記事の冒頭でドイツの天気に触れることが多くなっています。
ドイツで暮らしてみて、天気というものがいかに人間の心理に影響を与えるのかということが身をもってわかってきました。
ドイツ人が行きたがる旅先
ドイツ人やイギリス人は、ヨーロッパ内を旅するなら東欧や北欧よりも、南フランスやイタリア、スペインなど南のほう行きたがる人が多いです。(もちろん全員というわけではないでしょうが)
ヨーロッパではないですが、トルコ南部も人気です。
その理由は「気候がいい(暖かい&晴れの日が多い)から」。
もちろんそれだけではなくて文化的な関心なども手伝ってのことではありますが、天気って案外重要な要素を占めているんですよね。
ちなみにトップの画像はトルコ南部のアンタルヤ。
現地で会ったノルウェー人のおじさんは「ここはあったかいし天気がいいから来たんだよー!」とハジケてました。
ダーリンもヨーロッパ内ならスペインやポルトガル、イタリア、南フランスなどに行きたいといいます。
ドイツで暮らすまでは、「日本も雨多いけどな。天気ってそんなに重要か?」と、そういう人たちの感覚がよくわかりませんでした。
でも今ならものすごくわかります。
ドイツの気候
私がドイツに来たのは2015年の11月半ば。
日本だと紅葉シーズンで秋ですが、ドイツではもう冬本番といった気候です。
「ドイツではこんなに早く冬が始まるのかー!」とショックを受けました。
ドイツの冬は寒いのはもちろんのこと、雨ないしどんよりとした曇り空の日が多いです。
降水量は少ないのですが、冬にすっきりとした青い空が見られることはあまりありません。
それから半年がたち現在5月半ば。
なのに…まだ寒いし、雨や曇りばかり。
私が住んでいるドイツ南西部はドイツで最も暖かく晴れが多いはずの地域なのに、なんてこった!
冬の間は「4月までのガマン…」、4月には「5月までのガマン…!」と思っていただけにがっかり度が大きいです。
去年の5月に一週間ほどダーリンの両親を訪ねに来たときはもっと晴れていたし暖かかったのに…
こんなにいつまでも冬みたいな気候が続くのは珍しいようですが、ドイツでは「一年の半分近くが冬」と考えてそう間違ってはいないと思います。
こうなると「青い空が見たいー!」「明るい日差しをお願いー!」と禁断症状が出てきます。
日本でも梅雨はありますが、1ヵ月とか1ヵ月半という短い期間なので「梅雨はやだねぇ」と言いながらもここまでのフラストレーションを感じたことはありませんでした。
だから今なら「どうせ行くなら日差しが燦燦と降り注ぐ場所を!」と思うドイツ人やイギリス(天気が悪いで有名)人の気持ちがよくわかります。
私はエディンバラに憧れがあってスコットランドにすごく行ってみたいのですが、「旅先でも天気悪いんじゃな…」と思ってしまいます。
「太陽の光を浴びたい!」って人間の本能なんでしょうね。
ドイツに比べると日本のほうが降水量ははるかに多いのですが、日差しも多いです。
日本の気候って、思っていたほど悪くなかったな(地域によって差はありますが)と感じている今日この頃です。