ドイツ人は甘いもの好きの倹約家!?ドイツ人あるある8選

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

今日のテーマは「ドイツ人あるある」。ドイツ人のダーリンとドイツで暮らして見えてきた、「ドイツ人ってこんな人が多いよね」というエピソードをご紹介したいと思います。

もちろん、これはあくまでもひとつの傾向であってドイツ人全員にあてはまるわけではないのであしからず。

ドイツ人は自然が好き

ドイツ人という人たちは、なんだか自然に特別なロマンを抱いている感じがします。週末、特にほとんどのお店が休業になる日・祝の過ごし方の定番は、散歩やハイキング。

旅行をするにしても海や山といった美しい自然に触れられることを重視する人が多く、旅先では普段よりもさらに自然豊かな環境で思いっきりハイキングやマウンテンバイクなどを楽しみたいと考える人が少なくありません。あちこち移動するよりも、1ヵ所に1~2週間滞在してのんびり過ごすことを選ぶ人も多いです。

ドイツ人の休暇スタイルを見ていると、旅行といえば、観光やグルメ、ショッピングを楽しみにする人が多い日本人とは大違いだなぁと思わされます。

ドイツ人は甘いものが好き

ドイツ人は日本人以上に老若男女問わず甘いもの好きな人が多いです。なかでもチョコの存在感は突出していて、スーパーに行くとチョコの棚が何列も並んでいる光景に圧倒されます。

こんな棚が3つも…!
こんな棚が3つも…!

ドイツのスーパーで初めてチョコレートの棚を見たときは本当に驚きました。ドイツはなんと一人当たりの年間チョコレート消費量が世界2位なんだそうです。特に男性はチョコが好きな人が多く、ドイツ人男性へのお土産選びに迷ったら、おいしいチョコレートを用意しておけば外すことはなさそうです

ドイツ人は倹約家

合理主義のドイツ人は、あまり必要以上にファッションや外食にお金をかけたり、見栄のためにお金を遣ったりしません。

ドイツに来て以来、日本ではよく見かけた高級ブランドのバッグを持っている人もめったに見かけませんし、日常の買い物でも衝動買いすることはあまりありません。

ドイツのスーパーやドラッグストアでは、1キロあたり、100グラムあたりの値段が表示されていて、値札の価格に左右されず同じ量を基準に価格が比較できるようになっています。ドイツ人は安価なものでもキロ単価やグラム単価を見比べ、高いものには高いだけの理由があると判断できなければ買わないという人が多いです

ドイツ人はファッションにこだわらない

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一般的にドイツ人はあまりファッションにこだわらない人が多いです。身に着けるものを選ぶときのポイントもやはり機能性

若い女性でも、日本のように足が痛いのを我慢してヒールの靴を履くとか、寒いのを我慢して冬にスカートを履くような人はほとんどいないので、極端にいえばファッションにおける男女差があまりありません。

私が住んでいるのが地方都市だということもあって、ドイツにいると、自分も楽なほうに流されて身なりに構わなくなるのではないかと、恐ろしくなることがあります・・・(関連:「ドイツ人女性のファッションの特徴8つ~日本人女性とこんなに違う~

ドイツ人は食にこだわらない

日本人のように日々の食事にも妥協しないドイツ人はあまりいません。特別な機会であれば別ですが、ドイツ人にとって家や仕事の合間などに外出先でとる毎日の食事というのは、「必要だから摂る」といった感覚が強いように思います。

日本人にとっては信じがたいですが、ドイツ人は伝統的には温かい食事は一日一食しか摂りません。例えば昼に温かい肉料理を食べて、朝はパンやフレーク、夜はサンドイッチで済ませるといった具合です。料理や食事の後片付けにかかる時間が少なく、平日でもゆっくり夜のリラックスタイムがとれるという人も多いです。

スーパーでドイツ人の買い物を見ていると、「ドイツ人って本当に料理しないんだなー!」と衝撃を受けます。彼らが買っているのはハムやチーズなどの加工食品に、せいぜいサラダ用の野菜やじゃかいもくらい。いつ見ても、私ほど新鮮な野菜をたくさん買っている人はほとんどいません。

日本人とドイツ人は、食に関していえば相当な感覚の違いがあります。(関連:「日本とドイツの食文化は悲劇的に違う」

ドイツ人の家はキレイ

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ファッションにも食にもこだわらないドイツ人が情熱を注ぐのが住まい。掃除を徹底するのはもちろんのこと、オブジェや小物、観葉植物などで素敵な空間をつくり上げるのに執念を燃やします。

日本人の感覚からすると、インテリア雑誌から飛び出してきたかのような生活感のないおうちも多いです。

ムダを嫌う合理主義のドイツ人が、住まいに関してはムダを持ち込んでいる(生活に必ずしも必要でないインテリアに凝る)のがなかなか興味深いところ。

ドイツ人にとって、家とは特別な場所で聖域のようなものなんでしょうね。(関連:「住まいに「執念」ともいえるほどの情熱とエネルギーを注ぐドイツ人」)

ドイツ人はとりあえず握手する

ドイツでは初対面の相手とはまず握手を交わします。ある程度の年齢になればあらゆる人間関係はまず握手から始まるといっても過言ではありません。

病院でも、診察を始めるときに医師と患者が握手を交わします。握手する相手が中年男性の場合、相手の握力が強すぎてちょっと痛いときもあるほど。

ただし友達どうしは握手ではなく、ハグ。ダーリンの友達が訪ねてきたとき、ダーリンも私も彼らとハグを交わします。外国人の私からすると、新たに知り合った人との挨拶で、握手からハグに切り替えるタイミングがよくわからないので、相手の出方に合わせています。

ドイツ人はあまり国内を旅しない

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私が知っているドイツ人はあまりドイツ国内を旅しません。ダーリンの家族も休暇となると南フランスや北イタリアなど海のあるところ(車で行ける)に出かけていたせいで、ダーリンはドイツ国内をほとんど観光したことがありません。

ヨーロッパ各地を旅していると、ドイツ人旅行者に出会うことが多いですが、「ドイツ国内は旅行しないの?」と聞くと「ドイツ人にとってはドイツ国内を旅するのはつまらない」と言う人が多いです。(もちろん国内旅行が好きというドイツ人もいますが)

これまでに50ヵ国以上を旅した私の肌感覚からいっても、「旅すればドイツ人にあたる」という感じがします。インドに行っても、キルギスタンに行っても、どこに行ってもドイツ人に出会うのです。

やはり「どうせ行くなら未知の世界が見たい」という気持ちがあるんでしょうね。

そもそも島国に住む日本と周辺国と陸続きのドイツでは、海外旅行のハードルがまるっきり違います。自家用車やバス、電車などで簡単に隣国へ足を延ばせますし、ヨーロッパ内なら通貨も同じ、国境審査もなしという国がほとんどです。

ドイツに住んでいる外国人も多いですし、ドイツ人にとって外国や外国人が身近な存在だから気軽に出かけていけるという要素があるのだと思います。

おわりに

ドイツ人あるある8選、いかがでしたが?もちろんドイツ人といっても色んな人がいるので一括りにはできませんが、一般的な傾向としてはいえるのではないでしょうか。

一部では「日本とドイツが似てる」なんていう指摘もありますが、暮らしてみると日本とドイツはやはり全然違うと思います。国によって価値観や常識がまったく違って、やっぱり文化の違いって面白いなぁと思う日々です。