さようならドイツ、しばらくダーリンとも離ればなれです

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。明日(11/13)、ドイツを離れシンガポールに旅立ちます。シンガポールとマレーシアで1ヵ月半ほど過ごした後、年末に日本の実家に帰る予定です。

またドイツに戻ってくるのは、来年の4月なかば。ダーリンが来年の3月に日本を訪ねて来るまでの4ヵ月間、ダーリンとは離ればなれです。

こうなった理由は、申請から半年以上経ってもドイツの裁判所から結婚の許可が下りず、滞在許可が延長できなくなってしまったためです。ごく個人的な話にはなりますが、今日は現在の心境をつづっておきたいと思います。

はっきり言って、今ものすごく複雑な心境です。なぜなら、ドイツを離れてアジアに行けるのはとても嬉しいけれど、ダーリンと離れるのは悲しいからです。

いつも私のブログを読んでくださっている方はご存じかもしれませんが、私がドイツで暮らすことがすごく好きというわけではありません。好きではない理由を挙げようと思えば色々ありますが、最終的には「ドイツのここが嫌だから」とかではなく、単純に私とドイツとの相性の問題なのだと思います。

その国で暮らすことが好きかどうかというのは、その国の好きなところの数や嫌いなところの数で決まるのではなく、もっと、「肌に合う」「合わない」という感覚的なものだと思うのです。

だから、自分にとって居心地のいいアジアで過ごせると思うと心が弾みます。また、アジアのおいしいご飯を毎日食べられると思うと、それだけで泣きたくなるほどうれしいです。ちなみにここでいうアジアとは日本も含みます。

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意地悪な人には「じゃあ日本に住めばいいでしょう」と言われるのかもしれませんが、国際恋愛をするとなかなかそういうわけにはいかないんですよね。私の知人にも、「本当は日本で暮らしたい」「日本が恋しい」と言いつつ、パートナーの国で暮らしている人が何人もいます。

国際恋愛や国際結婚というのは、時に「自分が本当に暮らしたい国に住むことを諦めるか、最愛のパートナーとともに歩む人生を諦めるか」という苦しい決断を迫られるものなのです。

たまたま外国人パートナーの国が肌に合えば最高ですし、実際にそういう方もいますが、葛藤を抱えながら海外生活をしている日本人女性は少なくないはずです。

私はダーリンと一緒にいたくてドイツに移住することを選びました。自分自身が納得した上での決断ですし、その決断自体を後悔したことはありません。

また、葛藤を抱えながらであっても、外国で生活をする経験はかけがえのないものだと思っています。でも、ドイツで暮らす日常のどこかで、アジアを恋しく思う自分がいます。だから、アジアに帰れるのはやっぱり嬉しいですね。

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でも、今の状況では、それはダーリンと離れることを意味するのです。

国際カップルの場合、どこかのタイミングで遠距離恋愛を経験するケースが多いと思います。国際遠距離ともなれば、年に1回会えるか会えないかというカップルは少なくないはず。そんな方々にしてみれば、4ヵ月ごときで寂しいという私は甘ちゃんかもしれません。

でも、長い間離れたことがなくて、一緒に生活して毎日顔を合わせている私たちは、お互いの存在が近くにあることに慣れ切っています。だから、4ヵ月もの間離れるということに対して、得体の知れない「恐怖」のようなものを感じるのです。冷静に考えれば恐怖を感じる理由なんてないんですけどね。

暖かくてご飯のおいしい(私とダーリンの認識です)アジアに行く私のほうはまだいいですが、寒くて暗いドイツに一人残されるダーリンのことがとても心配です。特に今学期から大学の勉強も忙しくなってきていますし、日本語学習も変わらず頑張っているので、この冬を一人で乗り切るのがいかに大変かを思うと胸が痛みます。

でも「ダーリンのことが心配だ」と言うと、本人は笑って「絶対に大丈夫」と言ったので、ダーリンは私が思っているよりも強い人なのかもしれません。



私は、「人生で起こる出来事には意味がある」と考える人間ですが、これからドイツを離れる5ヵ月間にいったい何の意味があるのか、今はまだわかりません。でも、こうなった以上現実を受け止めてプラスにするほかありません。これからの5ヵ月に何の意味があるのか、そのうちわかる日が来るでしょう。

少なくとも今の時点でわかっているのは、4ヵ月後に日本でダーリンに再会する瞬間がいかに幸せで嬉しいだろうかということです。今望むことは、ダーリンがこの冬を何とか乗り切って、4ヵ月後に日本で笑って再会できることですね。そして、その頃にはドイツから私たちの結婚に対する許可が下りていれば最高なのですが。

色々複雑な思いはありますが、離れていても愛情は育めるはず。前を向いて行ってきます。

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