ドイツ人ダーリンの名言(迷言)集~ダーリン語録vol.2~

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。5ヵ月間ドイツを離れる日がいよいよ今週末に迫っています。

そこで、ドイツを離れているあいだに忘れてしまわないよう、最近のダーリンの名言(迷言)をまとめてご紹介したいと思います。

「逃げないでくれてありがとう」

ある休日の朝起きたときのこと。ダーリンは、休日は朝起きてもすぐにベッドから出ず、しばらくまったりとまどろんでいるのが好きです。

ところがその日は起きてすぐトイレに行きたくなったらしく、「トイレ行かないと」と言って寝室を後にしようとしました。そのとき「逃げないでね」と私に一言。私は先に目が覚めるとダーリンを残して寝室から出てしまうことがあり、ダーリンはそのたびに「また逃げた!」と言って悲しんでいたのです。

私が逃げずにちゃんと寝室で待っていると、“Thank you for not running away(逃げないでくれてありがとう)”とお礼を言われました。ダーリンは律儀な人なんです。

「しょんぼり大根食べてもいい?」

とある日の夕食時。ダーリンが「もうちょっとしょんぼり大根食べてもいい?」と私に聞きました。

「切り干し大根のこと…?」そう、その日は日本から持ってきた切り干し大根があったのです。「しょんぼり大根」…言いたいことはなんとなくわかる気がします。

「きゅじはんに行かないと」

外出の日、何時ごろに出かけようか話し合っていたときのこと。ダーリンが言ったのは、“We should go around きゅじはん(きゅじはんごろに行ったほうがいい)”

そこだけわざわざ日本語を使ったのに間違えたダーリン…ドンマイ。

外国人にとって日本語の数字の数え方は結構難しいらしく、「9」は単独で読めば「きゅう」なのに、「9時」は「くじ」に変化するので混乱するみたいなのです。「ノート何冊買ったの?」と聞いたら「くさつ」という答えが返ってきたことも。なんだか温泉に行きたくなってしまいますね。


「裸みたいではずかしい!」

私が寝る前に寝室で本を読んでいたら、ダーリンが突然「ぼぼー、I feel so naked!(裸みたいに感じる)はずかしいー!」と言いながらやってきました。一体何事かと思ったら、ダーリンはその日初めて胸毛を剃ってみたのでした。

ベビーフェイスに似合わずダーリンは胸毛があって、Vネックのセーターなどを着ると毛がのぞいてしまうので、「ちょっとそれどうなの…」と言っていたのです。しかし、剃った胸毛は最近また伸びてきていて、ダーリンが胸毛を再び剃る日は来ないのではないかと思っています。

黒糖はアーティスト!?

私が最近買った黒糖を味見して「黒糖おいしい」と言ったら、ダーリンが“Is that some kind of Artist?(それって何かのアーティスト?)”と一言。

アーティストは、「ジャン・コクトー(Jean Cocteau)」(フランスの芸術家)、「黒糖」ではありません。

「ごめん」がダメなら「すみません」はどうだ?

一般に、「ドイツ人は本当に自分に非があると認識しない限り謝らない」と言われますが、ダーリンはやたらと謝ります。時々、自分が謝るべき理由に納得できるまで謝らないというドイツ人らしさをのぞかせますが、基本的には必要以上によく謝ります。(少なくとも私に対しては)

ダーリンが謝るべき場面でないときですらやたらと謝ってくるので、「もう、ごめんばっかり言わないでよ」と言うと、「…すみません」

いや、そういう問題じゃないんですけど。でもそんなダーリンはやっぱりキュートです。

おわりに

読んでいただくとわかる通り、私たちは普段英語と日本語のミックスで会話しています。最近ダーリンの日本語がかなり進歩してきたので、愉快な間違いを犯してくれることは少なくなってきました。

ダーリンの日本語力が私の英語力を上回る日も、そう遠くはない気がします。嬉しいような、悲しいような…ダーリン語録vol.1もぜひあわせてお楽しみください。