ドイツと日本、経験してわかった国際遠距離恋愛の辛さ・難しさ

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。ドイツ人のダーリンと私は、現在4 ヵ月の期間限定で国際遠距離恋愛中です。

ビザの関係で、11月に私がドイツを離れて以来、すでに2ヵ月半会っていません。次に会えるのは、ダーリンが日本に来る3月半ば過ぎ。残りの期間のほうが短くなってきました。

今日は私が感じている国際遠距離恋愛の辛さ、難しさをご紹介したいと思います。

長期間パートナーに会えない喪失感

今回の国際遠距離恋愛で私たちが会えない期間は約4ヵ月。世間の国際遠距離恋愛カップルであれば、一年以上会えないカップルも珍しくないので、4ヵ月というのは短いほうでしょう。

とはいえ、日本やドイツで一緒に暮らしたり、長期間一緒に旅をしたりしていた私たちにとって、4ヵ月も会えないというのは、果てしなく長く感じます。「この遠距離恋愛期間を過ぎれば、また一緒にいられる。」そうわかってはいても、かけがえのないパートナーの不在は大きな喪失感を伴います

大切な人と一緒にいられない寂しさというのは、他のことである程度紛らわせることはできても、消すことはできません。遠距離恋愛をするということは、「寂しさとどう付き合っていくか」ということなのだなと感じています。

パートナーに直接何もしてあげられない

遠距離恋愛となると、会えないあいだはパートナーに直接何もしてあげられません。もちろん、言葉のやり取りをしたり、プレゼントを送ったりすることはできます。でも、料理を作ってあげるなど、一緒にいないとできないことは一切してあげられません

ダーリンはドイツ料理よりもアジア料理(日本食含む)が大好きで、私の作った料理をいつも「おいしい!」と喜んで食べてくれます。でも、離れているとご飯を作ってあげることもできません。

私が教えたこともあって、ダーリンも料理はある程度できますが、私がいなければ、大学や日本語の勉強で忙しいなか、わざわざ自分一人のためだけに料理をする余裕はないようです。

最近ダーリンは日本語学習のために日本語日記を始め、その日に何を食べたかなども書いているのですが、朝ごはんがフルーツサラダ、昼ごはんがオートミール、晩ごはんがサンドイッチという日がありました。

朝食は別として、冷たい食事が苦手な私からすると、あまりにもひもじい食生活です。最近アジア料理を食べておらず、アジアの味を恋しがっているダーリンが不憫です…

すれ違い・誤解が起こりやすい

遠距離恋愛は、すれ違いや誤解が起きやすいです。

私たちが人とコミュニケーションを取るとき、表情や声のトーンなど、話の内容(言葉そのもの)以外の要素が大きな役割を果たしています。ところが、遠距離恋愛カップルは言葉のやり取りに頼らざるを得ない部分が大きくなります。

毎日テレビ電話をしているという遠距離恋愛カップルもいるようですが、私たちの場合、2週間に一回程度スカイプで30分~1時間程度話し、それ以外のやりとりはすべてFacebookのメッセンジャーを使っています。メッセージのやり取りは結構頻繁で、1日10回くらいしているかもしれません。

しかし、言葉だけのメッセージのやり取りとなると、何気ない一言がキツく聞こえたり、相手の反応が薄く感じられたりして、すれ違いや誤解につながることがあります。

ダーリンに、台湾でドイツに住んでいた日本人と、日本にワーホリ経験のあるドイツ人に会ったことをメッセージで伝えたら、「なるほど」と一言で返されたことがあって、ちょっと悲しかったです。

対面コミュニケーションなら、ダーリンもそこまで露骨に興味のなさそうな反応はしないと思うのですが…喋るのはラクでもメッセージを打つのは面倒なので、興味の差が如実に表れるんでしょうね。

表情や声のトーンなしに、言葉だけで相手にニュアンスを伝えるのは困難。遠距離恋愛カップルのメッセージのやりとりは、言葉を慎重に選ぶ必要がありますし、相手の話にはちゃんと反応することが大切です。大して興味がなくても興味があるフリをするって、一種の思いやり・愛情表現ではないでしょうか。


深刻な話・複雑な話がしにくい

遠距離恋愛では深刻な話・複雑な話がしにくいです。すれ違いや誤解が起こりやすいので、メッセージでの深刻な話・複雑な話はNG。深刻な話や複雑な話は会ったときにするのがベストですが、会うまで待っていられなければ、テレビ電話がいいと思います。

メッセージでややこしい話をするのは、文字を打つだけで本当に大変なので、重要な話でないと、「なんでわざわざ今メッセージでそんな話をするの」と思わせてしまって、相手の機嫌を損ねてしまう可能性が高いです。

もちろん、2人にとって大切な話や、「これはパートナーに聞いてほしい!」という話なら別ですが、大して重要でないわりに相手に負担をかけるような話は(特にメッセージでは)避けたほうがいい気がします。

スキンシップでわだかまりを解けない

男と女というのは面白いもので、スキンシップ一つでわだかまりがすっかり消えてしまうことがあります。言葉であれこれ言うよりも、スキンシップのほうが効果を発揮する場面が少なくありません。結局、理屈より気持ち(感情)の問題だということが多いんですよね。

しかし、遠距離恋愛中で会えないときは、当然のことながらスキンシップをとることができません。

どちらが悪いというわけではないのに、すれ違ってしまって2人とも悲しい気持ちになった。楽しく話がしたかったのに、なぜか悪いムードになった…そんなとき、「ハグひとつでわだかまりが解けるのに」と思ったことがあります。

そのときは、そう思ったことをダーリンに伝えることでわだかまりが解けました。

時差があってコミュニケーションがとりにくい

国にもよりますが、これは国際遠距離恋愛ならではの問題ですね。日本とドイツの時差は8時間(ドイツのサマータイム期間中は7時間)。

私が起きるころにダーリンが寝る、ダーリンが大学から帰ってくるころには私はもう寝ているという感じなので、なかなかリアルタイムでのコミュニケーションが取りにくいです。あまりスカイプをせず、メッセージのやり取りが中心なのもそれが理由のひとつ。

国際遠距離恋愛が始まってすぐのころは、この時間的すれ違いをとても寂しく感じました。でも実をいうと、しだいに「時差があってむしろ良かったかも」と思うようになっていったのも事実です。

というのも、時差がなくてもっと連絡が取りやすいと、メッセージのやり取りが増えすぎて、お互い勉強や仕事に支障が出かねないからです…コミュニケーションが取れる状況だと、「もっとつながっていたい」という気持ちが出てきてしまうんですよね。

おわりに

実際に経験してみて、やはり遠距離恋愛は一筋縄ではいかないことを実感しています。でも、以前ご紹介したように、ダーリンにサプライズプレゼントを送るなんていう遠距離ならではの楽しみもあるんですよね。

ダーリンと会えるまで1ヵ月半。まだ長いといえば長いですが、「来月会える」といえるようになったので、ずいぶん近づいてきた感じがします。

私たちの場合、とりあえず終わりが見えている国際遠距離恋愛ですが、ゴールの見えない(いつまで頑張ればいいかわからない)遠距離恋愛は何倍も辛いだろうと想像します。

それでも、「この人しかいない」と、遠距離恋愛を頑張っているカップルがたくさんいるんだろうなと思うと、胸が熱くなります。

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