ダーリンはドイツ人!なのに外国人男性は苦手でした

突然ですがダーリンはドイツ人。私のパートナーはドイツ人です。

白人男性をパートナーにもつ女性に対し、「白人好き」という偏見をもつ人がいますが、むしろ私は外国人男性が苦手でした。

そんな私がなぜ国際結婚をすることになったのかをお話します。

国際恋愛・結婚に対する憧れなんてなかった

私が付き合った外国人男性はダーリンが初めて。もともとは、「国際恋愛・結婚なんてめんどくさそうだからしたくない」と思っていました。(実際のところ、めんどくさいですが、それを上回る楽しさがあります)

でも、最初の結婚に失敗した後、なかなかピンとくる男性に出会えず、世界一周や海外移住(当時の候補はマレーシアでした)を考え始めたこともあって、「ひょっとしたら自分には外国人男性のほうが合うのかもしれない。外国人も視野に入れたほうがいいのかも。」と思い始めていました。

とはいえ、実際に外国人男性と付き合う自分の姿を想像できたわけではなく、それまで「国際恋愛・結婚なんてありえない」と考えていたのを、「それもありかも」と思うようになったという程度の変化にしかすぎませんでした。

外国人男性は苦手だった

以前の私は、どちらかというと外国人男性は苦手でした。「苦手」というのは、「関わりたくない」とかいうことではなく、「どう接したらいいかわからない」という意味です。

大学が英語学科だったこともあって、英語は以前からそれなりにはできましたし、海外旅行をすれば現地で出会った人と楽しく会話したりもしていました。外国の文化や人々にも興味はありました。でも、日常的に外国人と接する機会がなかったので、「外国人慣れ」していなかったのです。

相手が日本人ならば、その人が自分と話したがっているかどうかぐらいはだいたいわかります。でも、男性に限らず、相手が普段接する機会のない外国人だと、なかなか相手の心境を読み取ることはできません。話題だって違います。

以前の私には、「外国人と仲良くなる」という感覚がいまいちつかめませんでした。

ダーリンと出会って「国の問題ではない」ことを知る

私が初めて仲良くなった外国人は、実は今のダーリンです。それまでは、旅先で一時的に仲良くなった人はいましたが、継続的な関係に発展したのはダーリンが初めてでした。

それまでの私は、「外国人と話すときは(ノリなどを)相手に合わせないといけない」と思っていて、楽しいとは思いつつも、会話するだけで疲れていたのですが、ダーリンとは気負う必要がなく、普通に話が弾みました。

外国人でもフィーリングが合う人もいれば、日本人でも合わない人もいる。「国の問題ではないのだ」ということが身をもってわかったのです。

「相手が誰であろうと、合う人とは合うし、合わない人とは合わない」という割り切った考え方になり、自分が相手に合わせる必要はないと思うようになったせいか、その後旅したトルコで、パキスタン生まれアメリカ育ちの女の子と仲良くなるなど、外国人に対して以前よりもナチュラルに接することができるようになった気がします。

一度自分の中で精神的なハードルを超えてしまえば、あとは簡単ですね。

今も自分と見た目が違いすぎる人は苦手

こうして、外国人に対して以前よりも自然に接することができるようになった私ですが、実は今も、自分とかけ離れている感じがする見た目の人は苦手です。

ここでいう「苦手」とは、あくまでも「恋愛対象としてイメージできない」という意味で、友達付き合いなら関係ありません。

例えば、金髪で青い目、すごくぱっちりした目に彫りの深い顔立ちをした人には、なんだか自分とはまるっきり異質なものを感じてしまって、恋愛相手としては想像できないのです。(いずれにしても、もうダーリンがいるので、現実には誰も恋愛対象にはならないのですが)

ダーリンがドイツ人なので、こんなことを言うと結構驚かれるのですが、ダーリンは茶色の髪にグリーンの目、顔だちもすっきりした感じで濃くないので、私のなかでは違和感がないのです。

Facebookに載せた私たちの写真を見た友人に、「2人の顔が似てる!」と言われたこともあります。ドイツ人のダーリンと日本人の私の顔が似てるなんて変な話ですが、角度や表情によっては本当に似て見えるんです。

たまに「白人男性をパートナ―にもつ女性は白人好き」と思い込んでいる人がいますが、違うんですよ(笑)

自分とはまったく違う見た目の人に対して違和感を覚えるというのはおそらく本能的なものなので、その感覚をぬぐい去るのは簡単ではありません。

でも、私にはすでにダーリンというパートナーがいるので、そもそも新たな恋愛対象は必要ありませんし、恋愛対象としては違和感があっても、人としてその人のことを尊重できて、友達として仲良く付き合えるなら問題はないと思っています。

おわりに

外国人男性をパートナーにもつ女性のなかには、もともと「白人男性と結婚したい!」と願っていて、それを叶えた人や、私のように国際恋愛にはむしろ消極的だった人など、色んな価値観・考え方の人がいます。「国際恋愛・結婚をしている女性はこんな人」と簡単にくくることはできません。

また、国際恋愛や結婚は、ふとした拍子に誰にでも起こりえます私がふらっと訪れた長野の宿でダーリンに出会ったように、人生どんなドラマが待っているかわかりません。

「日本人はよくて、外国人だからダメ」とか、「外国人はよくて、日本人はダメ」ではなく、「自分にぴったりのパートナー」と一緒にいることが一番の幸せだと思います。

自分にぴったりの人が母国である日本にいたら、それは素晴らしいことだし、日本ではなく外国にいたとしても、やっぱりそれも素晴らしいことなのです。