ドイツ人ダーリンとの結婚への道vol.4~超重要!「婚姻要件具備証明書」が手元に~

2月初めに、10ヵ月待ってようやく私たちの結婚の許可が下りたことをお知らせしました。

そして、先日(2/24)、ようやくダーリンの婚姻要件具備証明書がドイツにいるダーリンの手元に届いたのです。

結婚の許可が下りて婚姻要件具備証明書が発行されるまで3週間・・・ダーリン曰く「役所の担当者が病気かなにかで休んでいてその業務がしばらくストップしていた」のだそう。

なぜそんな書類一枚を作成するのに3週間もかかるのか、結婚手続きを始めてからというもの、「ドイツって国はいったいどうなってるんだ」と思うことがたびたびあります。

婚姻要件具備証明書とは?

それはさておき、なんだか難しい響きの「婚姻要件具備証明書」。パートナーの国籍によって呼び方が変わる場合もありますが、国際結婚においてはきわめて重要な書類です。

私たちは日本で婚姻届を出すのですが、日本側ではドイツ人であるダーリンが今独身なのか調べようがありませんし、年齢その他、本国における結婚の要件を満たしているのかどうかもわかりません。

そこで、本国(ダーリンの場合はドイツ)が「この人は結婚の要件を満たしていて、結婚することになんら支障はありませんよ」という証明書を発行するのです。それが婚姻要件具備証明書です。

国際結婚は「何が必要なのか」を確認するだけでも大変

私たちはもう2年も前から結婚手続きの流れや必要書類を調べていたのですが、今回いよいよ結婚となり「何か不備があってはいけない」と再度、日本とドイツの関係各所に色々と問い合わせをしました。

国際結婚って、実際の手続きも大変ですが、「実際に何が必要なのか」をその詳細(手順、必要書類、書類の書き方etc.)を含めて明らかにするだけでもとても骨の折れる作業になります。

特に、住む地域によってルールが違う、さらには同じ役所でも担当者によって言うことが違うことで有名なドイツが相手となると本当に手ごわいです。

ドイツ人と「日本で」結婚するための必要書類

婚姻届を提出予定の役所に問い合わせた結果、ドイツ人と日本で結婚するためには以下のものが必要だということが明らかになりました。

当初は「不要」と言われていたのに、詳しく確認すると「やはり用意してください」と言われた書類もあるので、手続きにかけられる時間が限られている方は、事前に徹底的に確認することをおすすめします!

2 人共通

・婚姻届(日本人同士の結婚と同じ)

日本人(私)

・戸籍謄本
※本籍地ではない役所で提出予定のため。本籍がある市町村で婚姻届を提出する場合は不要です。

・本人確認書類
本人確認のため、パスポートを持参してほしいと言われました。

ドイツ人(ダーリン)

・婚姻要件具備証明書とその日本語訳
翻訳者は不問。ドイツに提出する書類と違って認定翻訳士の翻訳である必要はなく、当事者(結婚する本人)による翻訳でもオッケーです。(翻訳者の名前、翻訳日、住所、日付を記載し、押印またはサイン)認定翻訳士に翻訳を依頼すると、とてもお金がかかるので、自己翻訳オッケーなのは本当に助かります・・・

・パスポートのその日本語訳
これも翻訳者は問いません。

・出生証明書とその日本語訳
もともと「パスポートで国籍が確認できるから不要」と言われていたのですが、ダーリンの家族登録欄が空欄になっているなど気になる点がいくつかあったので、婚姻届を提出する予定の役所に婚姻要件具備証明書をメールで送って見てもらいました。すると、「出生証明書もご用意ください」という話に。

おそらく婚姻要件具備証明書の中身によるので、必ず必要になるかどうかはわかりませんが、日本で手続き予定の方は、外国人パートナーの出生証明書を用意しておいて損はなさそうです。

事前に提出する書類を役所で見てもらうと安心!

今回、ダーリンが日本に来て、2人でドイツに戻るまでの4週間のあいだに、日本で婚姻届提出、婚姻受理証明書取得、婚姻受理証明書のアポスティーユ取得を済ませなければなりません。(日本での結婚後、ドイツ側での手続があるため)

手続き上の問題がなければ、特にタイトなスケジュールではありませんが、書類になんらかの問題があって受理照会になると、婚姻の受理に一ヵ月ほどかかる可能性もあるのだそうです。そうなると、ドイツの配偶者ビザを申請する予定の私はめちゃくちゃ困ります。

なので、私たちのように失敗が許されない方は、実際に提出する婚姻要件具備証明書などの書類を役所で見てもらって、受理できる内容か、追加書類は必要ないかなどを確認するといいと思います。

おわりに

役所に婚姻届を提出しに行って「出生証明書も必要です」なんて言われたってすぐには用意できないので、今回事前に見てもらって本当によかったです。

さぁ、次回はいよいよ婚姻届提出編です。無事に受理されますように・・・おそらく3月下旬になると思うので、まだ少し先になりますが、またご報告します。

このシリーズを書き始めたときは、こんな長編ノンフィクションになるなんて思いもしませんでした(笑)