こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。日本に一時帰国して早2ヵ月。(一時帰国にしては長いんです)
目下の悩みは、日本にいるとやたらと予定外の買い物(特に服)をしてしまうことです。そのせいで出費が想定以上に・・・
ウインドーショッピングのつもりが、リアル買い物
今和歌山の実家にいて、時々大阪や京都に出かけるのですが、出かけるたびにと言っていいほど買い物をしてしまいます。「用事まで時間があるからウインドーショッピングでも」と思ってお店を見始めたが最後、かわいいモノが目に留まり、気づけばお買い上げ。
無駄なモノは買っていないつもりですし、以前と違って高い服を買うわけでもないのですが、ドイツにいるときとのあまりの消費ぶりの違いに戸惑います。私、ドイツにいるときは、ほとんど服を買わないんです。
日本にいるとオシャレ熱が湧いてくる
日本にいるとついつい買い物をしてしまうワケは、日本の服がかわいくておしゃれだからです。そしてドイツで買い物をしない理由は、ドイツには私が着たいと思うような服がほとんどないからですね。
日本に帰ってきてお店を見ると、「日本ってなんでこんなにかわいい服ばっかりなのー!?なんで日本の女の子はみんなこんなにオシャレなのー!?」と思います。本当にワクワクします。
日本でメインストリームを行く服が好きかどうかは個人の好みにもよると思いますが、私は日本の服が好きです。日本に来ると、ドイツでは封印されていた「もっとオシャレしたい!かわいい服が着たい!」という欲求がムクムクと頭をもたげてきます。
「日本にいるとオシャレ熱が湧いてくる」とTwitterでつぶやいたところ、ドイツ在住日本人の方から「同感です」「わかります」といったコメントがありました。女性だけでなく、男性もいらっしゃったので、これは「ドイツ在住者あるある」なのかもしれません。
ドイツにいるとおしゃれが手抜きに
ドイツにいるとファッションやメイクといったおしゃれが手抜きになりがちです。「ドイツ人女性のファッションの特徴8つ~日本人女性とこんなに違う~」でも書きましたが、ドイツでは(特に私が住んでいるような地方都市では)、みんな同じようなラフな(ファッションに無頓着な)服装です。
ファッションブランドにしても、H&Mやベネトン、エスプリなど、ヨーロッパならどこにでもあるようなブランドばかり。そして、これらの服はあまり私好みではありません。唯一、エスプリはまれに「これなら着たいな」と思う服があるのですが、サイズが合わないので買ったことはありません。
自分が着たいと思うような服がなくて、「あの人オシャレ!」「あの人のファッション素敵!」と思う人を街で見かけることがなければ、オシャレ熱が下がるのはある意味自然なことですよね。
しかも、ドイツの地方都市では、日常的にきっちりとメイクをしている女性は少数派です。ドイツ、特に地方都市では、「服なんて着られればいいや、メイクなんてどうでもいいや」という心境になってしまうのは実に簡単なのです。
ダーリンに「ドイツの女みたいにならないで」と言われますし、私自身、オシャレに関心がなくなるのは嫌なので、それなりに気を遣っているつもりではいましたが、おしゃれに対するモチベーションは、日本にいるときよりも明らかに下がっていました。
おしゃれに手を抜くと、大切なものを失う!?
ドイツでの暮らしは、ファッションやメイクを頑張る必要がないという点ではとてもラクです。しかし、「ラクでいいな」と思う反面、そんな環境を心地良く感じていない自分がいました。今回日本に帰ってきて、そのモヤモヤの正体がわかったような気がします。
お店で「あの服かわいい!」と思って買って帰り、家で着てみて「やっぱりいい~!」と満足するときの高揚感。周囲の人に「その服カワイイね」と言われたときの喜び。街で「あの人おしゃれ!あの服かわいいなぁ」と思ったときのおしゃれ心への刺激・・・やっぱり、女にはそういうものが必要なのです。
ファッションやメイクを頑張らなくていいのは、時間的にはラクですし、一時的には気分もラクです。でも、そうするとおしゃれを楽しむことで得られる幸せも失ってしまうんですよね。
「おしゃれというのは何よりも自分のためにするものだ!」とつくづく実感しています。
もちろん、おしゃれにもともと興味がなく、ファッションやメイクを頑張らなくていいことが純粋に嬉しいという女性もいるでしょう。それはそれでいいと思います。「女性はおしゃれをしなければならない」というルールはありませんし、「おしゃれ=ベター」とは限りません。
でも、本来おしゃれを楽しむ心、おしゃれを楽しみたいという欲求を持っている人が、その欲求を錆びつかせてしまうことは、精神衛生上良くない気がします。
近所のスーパーでもちょっとおしゃれに
私は旅行中以外は家で仕事をしていることが多いので、ドイツでよく出かける場所ナンバーワンがスーパーです。でも、ドイツで、しかも近所のスーパーに行くときにわざわざおしゃれをして出かける人は基本いません。
それでも、私にとっては日常生活における貴重な外出の機会なので、今後はスーパーであっても今までよりもうちょっとおしゃれして出かけようかと思います。
ドイツで気に入る服を見つけるのは難しくても、日本で買った服でおしゃれを楽しむことはできるはず。(一般的なドイツ人女性のファッションとはだいぶ違う感じになりますが、自分がハッピーならいいんです)
「自分に手をかけている」「自分はおしゃれを楽しんでいる」、そう実感することは、女性にとって多大なるエネルギーを与えてくれるような気がします。
おわりに
最初に「目下の悩み」と書きましたが、結局は悩みではなかったという話ですね(笑)出費が予想を大きく上回ってしまったのはちょっと困りますが、着たいと思う服があることも、その服を買うお金があるのも、幸せなことです。
【2018.02.17追記】
ドイツでも好きだと思える服を扱っているファッションブランドを見つけました。(関連:「ドイツの安くておしゃれな女性ファッションブランドなら「ORSAY(オルセー)がおすすめ」)