厳選!絶景の宝庫・クロアチアでおすすめの5つの観光地

私は以前、2週間ほどかけてクロアチア横断旅をしたことがあります。

首都のザグレブからドゥブロヴニクへと南下するルートをとって、ザグレブ、ヴァラジュディン、プリトヴィツェ湖群国立公園、ザダル、スプリット、トロギール、シべニク、フヴァル島、コルチュラ島、ドゥブロヴニクを訪れました。

そのなかでも、特におすすめしたい厳選した5つの観光地をご紹介します。

絶景の宝庫・クロアチア

まだまだ日本ではメジャーな旅先とはいえないクロアチアですが、「魔女の宅急便」のモデルといわれる世界遺産の街・ドゥブロヴニクが有名になるにつれて、近年どんどん注目度が上がっています。

実際にクロアチアを旅してみて実感したのが、クロアチアは絶景の宝庫だということ。しかも、海や湖といった自然の絶景と、中世の面影を残す街の絶景、両方が楽しめるので、自然好きにも街歩きにもおすすめです。

世界遺産の緑の絶景・プリトヴィツェ湖群国立公園

クロアチアで絶対に行くべきスポットのひとつが、世界遺産にも登録されているプリトヴィツェ湖群国立公園。

私は自然よりも街歩きのほうが好きなのですが、「クロアチアに行くからにはプリトヴィツェには行っとかないとね」という程度の気持ちで行きました。結果、とても感激しました。

16の湖と92の滝をもつ広大なプリトヴィツェ湖群国立公園は、まさに水と緑の楽園。いたるところでたっぷりの水が湧き出ていて、エメラルドグリーンに輝く水面は鏡のように周囲の風景を映し出しています。

「こんなに美しい自然の風景を見たのは何年ぶりだろう」・・・そんなことを思いながら、たっぷりと5時間かけて自然美を堪能しました。

公園内は広大なので、ハイライトとなる下湖群の見どころだけに絞って見るなら2時間、上湖群・下湖群両方の見どころをざっくり見るなら4時間、すべての湖をまんべんなく見るなら6時間程度はかかります。

プリトヴィツェ湖群国立公園へのアクセスは、首都のザグレブからバスで2時間~2時間半。ザダルからバスでおよそ2時間。ザグレブからの日帰りも可能ですが、後述するようにザダルと組み合わせてプランを組むのがおすすめです。

ヒッチコックが愛した夕陽の名所・ザダル

アドリア海沿岸の街・ザダルは映画監督のヒッチコックが「世界一美しい夕陽」と絶賛した、夕陽の街として有名です。

とはいえ、クロアチアの観光地としてトップの人気や知名度を誇っているわけではありません。それでもここにあえてザダルを入れたわけは、プリトヴィツェ湖群国立公園を観光した後は、ぜひザダルで夕陽を見てほしいからです。

私は朝8時ごろにザグレブを出て、プリトヴィツェ湖群国立公園で5時間ほど過ごした後、15時ごろのバスでザダルへと向かいました。ザグレブから日帰りするよりも、そうしたほうが一度で二度楽しめますし、クロアチアを旅する人はたいてい南下するか北上するかの縦断ルートを組むので、時間も有効に使えます。

南からザグレブに向けて北上するなら、前の晩にザダルに泊まって、翌朝プリトヴィツェ湖群国立公園に向かってもいいでしょう。

ザダルはローマ時代の遺構や、中世の教会などが残る美しい歴史都市で、夕陽鑑賞だけでなく街歩きも楽しめます。それでいて、見どころはコンパクトにまとまっているため、博物館を訪れなければ、半日程度で観光できます。

ザダルへは、プリトヴィツェ湖群国立公園からバスでおよそ2時間です。

ローマの面影を残す世界遺産・スプリット

スプリットはアドリア海沿岸で最大の港町。もともとローマ皇帝の宮殿が街へと発展したという旧市街は、まるごと世界遺産に登録されています。

クロアチアに行ったことがある友人数人から「スプリットが良かった」と聞いていたのですが、実際に行ってみるとその意味がわかりました。ガイドブックを見ている限りでは、それほど見どころが多いように見えなかったのですが、旧市街や港周辺の街並みが素晴らしく、ただ歩いているだけで感動的なのです。

かつてローマ皇帝の宮殿だった旧市街は、ローマ時代の建築物と中世の建築物が混ざり合って、他にはない独特の景観を生み出しています。

迷路のような路地はどこを切り取っても絵になるので、「特に何をするでもなく、歩き回るだけで一日過ごせるかも」と思ったほど。

スプリットへは、ザダルからバスでおよそ2時間~3時間です。

世界遺産の古都・トロギール

スプリットからバスで50分程度で行ける世界遺産の古都・トロギールは、スプリットからの日帰り旅行にぴったり。トロギールは外敵の侵入を防ぐため、水路によって本土と隔てられた中世の要塞島。それゆえ中世の街並みがそのまま残されています。

歴史的建造物がひしめき合う旧市街への門をくぐれば、そこはもう別世界。これほどまでに「タイムスリップ」という言葉が似合う街はなかなかないように思います。

トロギールの街を代表する建造物である聖ロヴロ大聖堂は、クロアチアでも屈指の教会。塔の上からの眺めも最高です。

夢のように美しいフヴァル島

クロアチアの自然美にとことん触れるなら、ぜひとも離島へ。フヴァール島は、アドリア海に浮かぶヨーロッパ屈指のリゾートアイランド。ラベンダーの栽培が盛んで、「ラベンダーの島」としても知られています。

フヴァール島の中心地であるフヴァール・タウンは、小規模ながらも歴史的建造物が詰まった美しい街。青く透き通ったアドリア海を眺めながら歩くだけでも心癒されます。

城塞から眺める、数百年間変わらない街並みと、周囲の自然景観が描きだす風景は、夢のような絶景。これを書いているうちに、またフヴァールの美しい風景と優しい空気が恋しくなってしまいました。

フヴァール島へは、スプリットからフェリーで約1時間です。スプリットから日帰りする人も多いですが、ゆっくりと島の雰囲気を楽しむためにも、フヴァールでの宿泊をおすすめします。

ドゥブロヴニクって実際どうなの?

以上の5つが、私がクロアチア旅行で特におすすめしたいスポットです。そこに一番有名なドゥブロヴニクが入っていないことを意外に思われる方もいるかもしれません。

確かにドゥブロヴニクは素敵な街で、オレンジ屋根の建物が並ぶ城壁に囲まれた旧市街と、青きアドリア海が織り成す独特の風景は忘れがたい美しさです。

ただし、有名なだけあってとにかく観光客が多い!実際のところ、クロアチアを旅行した人のなかには、「ドゥブロヴニクは観光客が多すぎるから、スプリットのほうが好き」と言う人も少なくありません。また、ドゥブロヴニクは驚くほど物価が高いのもネックです。

観光客が多くて混んでいる、物価が高い、の2点をわかったうえで、「それでもドゥブロヴニクには絶対行きたい!」という人にはおすすめしますが、人混みが苦手な方や、節約旅行がしたい方は他の行き先を検討してもいいのではないかと思います。クロアチアには、ドゥブロヴニクのほかにも魅力的な街がたくさんありますから。

おわりに

クロアチアを旅して嬉しい驚きだったのが、現地の人々が思いのほかフレンドリーだったこと。英語の通用度もきわめて高く、おかげて心地よい旅ができました。治安も良いので、当たり前のことに気をつけていれば女性の一人旅でもまったく問題ありません。

(関連:「女海外一人旅、経験者の私が安全のために気を付けている6つのこと」)

個人的には、数あるヨーロッパの国のなかでもイチオシの国のひとつです。ぜひ、今後の旅先の候補に加えてみてはいかがでしょうか。