日本の○分の1!?ドイツでのピルの入手方法とそのお値段

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。
ドイツは6月半ばだというのに寒いです。天気が悪い日(ほぼ毎日)は東京の3月上旬ぐらいの感じでしょうか。

さて、今日はドイツに来てから初めて一人で病院に行ってきました。
前回行った歯医者は、公共交通機関では行くのが困難な場所にあるのでダーリンに車で連れていってもらったんですよね。

今回行ったのは婦人科。ピルを入手するためです。
本日はドイツのピル事情をお話したいと思います。

ドイツでピルを入手する方法

日本と同じく、ピルを購入するには普通は医師の処方箋が必要です。
私は日本にいるときからピルを服用していましたが、日本から持ってきた分が底をついたので、今回婦人科に行ってきました。

ドイツで病院に行こうと思うと何かと予約が必要で、1ヵ月以上待たないとアポイントがとれないことも珍しくないので、予約は早めにしておいたほうがいいです。

ピルは「経口避妊薬」と呼ばれるだけあって、避妊目的というイメージが強いかと思いますが、私がそもそもピルを飲み始めたきっかけは生理が重かったから。

大学生の頃に授業中倒れそうになったり、あまりの痛みでベッドから出られない日もあったりで、病院に行ったところピルの服用をすすめられたのです。
ピルを飲むようになってからは生理が劇的に楽になりました。

ちょっと話がそれましたが、ドイツでピルを手に入れる方法は基本的には日本と同じです(日本だと個人輸入という方法もあったりします)。
婦人科で問診票に記入し医師の診察を受け、6ヵ月分を処方してもらいました。

私の場合日本での服用経験があり、健康状態にも気になる点がないからか、内診はありませんでした。問診と尿検査、血圧検査だけです。
これまで飲んでいた薬のシートを見せ、まったく同じではないですが極めて似たタイプのものを出してもらいました。

日本とちょっと違うと思ったのは、ピルを受け取る場所が病院ではなく、薬局だったことくらいでしょうか。
婦人科で発行してもらった処方箋を持って薬局に行き、薬局でピルを購入します。

 

ドイツでのピルの値段は?

apo

これには私も驚きましたが、なんと6ヵ月分で27ユーロ(約3200円)
日本では1ヵ月分で3000円というケースが多い(ピルは健康保険が適用されず各病院が価格を設定する)ので、6分の1程度という安さです。
※ただしピルにも色んな種類があり、種類によって金額に差があるかもしれません。

ドイツでのピルの服用率は6割ほどと日本に比べて格段に高く(日本は2%程度)、「多くの女性が必要としているもの」「ピルを飲むのはいたって普通のこと」という感覚なんでしょう
ドイツのお隣フランスでも同程度かこれより安い場合もあるようです。

日本にいるときから「日本のピルの値段は高すぎるのではないか」と思っていましたが、ドイツでの値段を知ってその疑問が確信に変わりました。
日本のピルがなぜ高いのかはわかりませんが、製薬会社と医師が儲けているのでは…なんて考えてしまいます。

体質や生活習慣(喫煙など)によってはピルを服用することが何らかのリスクにつながることもあるので、一概に「ピルはいい!」と言うつもりはありませんが、色んな意味で女性をラクにしてくれる選択肢の一つであるのは事実。

しかし現状は不当ともいえるほどの値段が日本でのピルの普及を妨げる要因のひとつになっているといえると思います。

ピルを服用する・しないは個人の判断ですが、ピルを選択するうえでのハードルはもっと下がるべきではないかと感じています。

にほんブログ村 恋愛ブログ 国際恋愛(ヨーロッパ人)へ