日本語学習中のドイツ人ダーリンが、ときどきオネエと化す件について

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。さて、今回はダーリンが日本語を話すと時々オネエと化すというお話。

日本語は書き言葉と話し言葉の違いが大きい

ドイツ人のダーリンは日本語学習中。ダーリンが日本語を学び始めてからもう3年くらいになるでしょうか。私と出会う2014年8月には、基本的な文法などは独学で学んでいる状態でした。

でもテキストから学ぶのは「おカタイ」日本語。「書き言葉ならいいけど、日常会話では使わないよー!」とか、「それいつの時代の表現よ?」なんてのが結構あったりします。日本語は書き言葉と話し言葉の違いがけっこう大きいので外国人には大変だなぁと思います。

私と出会ってからは、ダーリンも現代の日本人が日常会話で使う日本語をずいぶん覚えました。しかし時々困ったことが・・・

「女子か!」

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私が日本からドイツにいるダーリンにLINEで苺だいふくの写真を送ったときのこと。ダーリン「キャー、美味しそう!」この「キャー」は過去にも使っていたことがあって、その時はスルーしたのですが、「つっこんでほしいのかな」と思い、「女子か!」とつっこみました。

そしたらダーリン、「え、女子?」

「キャー」は女言葉だってことがわかっていなかったようです。確かに、日本語ノンネイティブにとって、何が女言葉なのかという判断はなかなか難しいもの。

この「キャー」だけでなく、ダーリンの話す日本語って全体的になんだか女子っぽい。それは日本語会話のインプットを私から行っているせいでしょう。「キャー」はたぶん、私が動物の写真かなにかを見て、「キャー、かわいい!」などと言ったのだと思います。

日本人の彼女や奥さんから日本語を習っていると、知らず知らずのうちに「女言葉」を覚えてしまうんですね。

日本語を話すとかわいくなっちゃう外国人パートナー

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ダーリンはドイツ語(もちろんネイティブ)、英語(超ペラペラ)、日本語(平均的な日本人の英会話力よりは上くらい)を話しますが、それぞれの言語を話すときの声のトーンや与える印象がまったく違います

ドイツ語を話すときは声が低く早口になりますが、日本語のときは声が高く、話し方もゆっくりでかわいくなります。英語はその中間ですが、ややドイツ語寄りといった感じでしょうか。

「外国人パートナーが日本語を話すとかわいくなっちゃう」現象は、ダーリンに限らずよくあることのようです。日本語が柔らかい響きを持つ言語であるということと、日本人女性パートナーの話し方がうつるのが理由だと思います。


おわりに

時々、日本語を話すときのダーリンの口調が「なんか私と似てる」と感じることがあります。「もっと男言葉を教えたほうがいいのかなぁ」と思ったりもしますが、「おぉー!」より「キャー」のほうがダーリンには似合う気もするので難しいところです。

とはいえ、ダーリンの前で女言葉を使うときは、「これは女性しか言わないからね」と教えてあげたほうがいいのでしょうね(笑)