よく、「ベストパートナー」「最高の結婚相手」などという言い方をしますが、それってどのような相手のことなのでしょう?
過去に一度結婚に失敗し、今「最高のパートナー」だと思える相手を見つけた私が出した答えは、「最高のパートナーとは、自分の自己肯定感を高めてくれる人」。
自己肯定感が高まると、すべてがうまく回りだし、人生がどんどん好転するからです。
ダーリンと一緒にいるようになって自己肯定感が高まった
「自己肯定感」とは、読んで字のごとく、自分で自分を肯定できる感覚。「自信」と言い換えてもいいでしょうか。ただし私の解釈では、「私って最高!私って完璧!」と、盲目的に自分に酔いしれているイメージではなく、「欠点も含めて今の自分にオッケーを出せる」というイメージです。
ダーリンと一緒にいるようになってから、色んなことが変わりました。そのなかでも特に感謝していることの一つは、自己肯定感が上がったことです。
ダーリンと一緒にいると、なんだか好きな自分になれる。別に「相手に好かれよう」と思っていたわけではないのに、それまでよりもかわいげのある自分になれたのです。
さらに、ダーリンは未熟な部分や欠点も含めて、私をまるごと受け止めてくれます。そんなダーリンといることで、自然と自己肯定感が上がりました。
その結果、以前よりも自分を信じてのびのびと生きられるようになりましたし、「自分にはもっと可能性がある」と思えるようになりました。「自分には大したことは成し遂げられない」と思っていた頃とは大違いです。
自己肯定感を地に落とすような相手との生活を経験して
ダーリンと一緒にいて自然と自己肯定感が高まったことで、「パートナーにするなら、絶対に自己肯定感を上げてくれる人がいい」と思うようになりました。
わざわざそんなことを思ったのは、私の以前の結婚相手が徹底的に相手の自己肯定感を地に落とすような人だったからかもしれません。褒められることがまったくないわけではありませんが、毎日毎日粗探しをするように欠点を指摘されたり、いかに私がダメな人間であるかを延々と聞かされたり・・・
そんな毎日のなかで、一時は「自分はダメな人間なんだ」と半ば本気で思うようになっていました。そんな状況をいかにして好転させたかは、以前「どん底の結婚生活の後、どうやって私は最高のパートナーに出会ったのか」で書いた通りです。
以前の結婚相手は、「危機感を煽って向上心に火を付ける」やりかたが正しいと考えていたのだと思います。でも、そのやり方が極端でしたし、相手に対してダメ出しや叱責ばかりするなんて、パートナーシップの形として歪んでいますよね。
お互いの自己肯定感を高め合えてこそ、最高のパートナー
ダーリンと一緒にいるようになって、「お互いの自己肯定感を高め合う関係が理想のパートナーシップなんだ」と実感しました。同時に、自己肯定感を下げるパートナーを持つことの恐ろしさにも気づきました。
ダーリンは、私の見た目も中身も、たくさん褒めてくれますし、いつも愛情表現を惜しみません。だからといって、改善してほしいところに目をつぶるというわけではなく、「さっきの言い方はちょっとどうかと思う」などと言われることもあります。
パートナーの改善してほしい部分に無理して目をつぶる必要はなく、伝え方に気をつけることが大事。「そのやり方はやめて」と言うのと、「○○してくれてありがとう。でももっとこうしてくれると嬉しいな」と言うのとでは、言われるほうの気持ちがまったく違いますよね。
「欠点も含めてまるごと受け止める」というのは、決して現状に甘んじるという意味ではありません。日々パートナーのいいところを褒めたり、愛情表現をしながらも、より良いパートナーシップを築くために、問題があればしっかり向き合います。ただ、相手の人格ややり方を否定しないというだけです。
私は、自己肯定感を上げてくれる人と落とす人、正反対の両者と付き合いました。その経験から、欠点を指摘されるよりも、いいところをたくさん褒められたほうが長所が伸びたり増えたりして、徐々に欠点が目立たなくなっていくような気がしています。
褒められると、無意識に「自分はもっとできる!」と思って、それまで以上の力を発揮できるんですね。
「この人といるときの自分が好き」。そう思える相手に出会えたことに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
おわりに
ダ―リンは私の自己肯定感を高めてくれたので、私自身もダーリンの自己肯定感を高められる存在でありたいと思っています。お互い相手の長所にフォーカスできる2人でいたいです。
今回これを書いていて、家事のやり方などに対して「そうじゃない、こうして!」とキツイ言い方をしてしまったことがあったのを反省・・・気持ちが焦ってしまっているときも、わずかな余裕を失わず、感謝の気持ちと愛情を示せる人でありたいですね。
ダーリンのすごいところは、状況にかかわらず、私に対してイラッとした態度を見せることがほとんどないこと。ダーリンをもっと見習いたいものです。