【結婚3周年】3年経って変わったこと・変わらないこと

私たち日独夫婦は、昨日、3回目の結婚記念日を迎えました。

1年間の長い手続きを経てついに婚姻が受理された3年前は、ドイツに住んでいて、その後日本に帰国してからは一時和歌山に。そしてちょうど1年ほど前に今住んでいる福岡に引っ越してきました。

ダーリンの大学院入学や私の転職もあり、本当にこの3年間、色々ありました!今日はこの3年間を振り返って、変わったこと・変わらないことを考えてみたいと思います。

お気に入りのイタリアンでお祝い

3回目の結婚記念日当日は、お気に入りのイタリアン「Ristorante fanfare(リストランテファンファーレ)」でランチ。といっても、特に高級なものではなく、普通に友達とランチに行くようなお店で、私は月に1回は必ず行っています。

ダーリンが就職して自由になるお金が増えればまた違うかもしれませんが、とりあえず学生の今はまだこんなカジュアルな感じでいいかなと。

ファンファーレは、おしゃれで味良し、コスパ良し。料理の見た目も美しいと、3拍子も4拍子も揃ったイタリアン。福岡近辺に住んでいる方、福岡に来る予定のある方はぜひ一度行ってみてください。

記念日やお祝いだと、追加料金なしで、コースのデザートとは別にプレートを付けてくれます。やっぱりこういうのって、ちょっと特別感があっていいですね。

3年経って変わったこと~環境編~

3年前と今とで何が変わったかというと、一番わかりやすいのは、環境ですね。3年前はドイツに住んでいて、ダーリンは大学生、私はフリーランスのライターでした。

しかし今は福岡に住み、ダーリンは大学院生、私は会社員になっています。今までの人生を振り返っても、この3年間は2番目くらいに変化の多い期間でした。

ダーリンと出会ってからの5年半、ころころ状況が変わっていますが、今から3年後にはまたどこで何をしているかまったくわからない状況です。

恋愛・結婚で環境が変わる人は少なくないとは思いますが、国際恋愛・結婚は特に変化が多いです。変化を受け入れて楽しめることは、変化の多い人生に必須のサバイバルスキルだと実感しています。

3年経って変わったこと~関係編~

結婚して3年、出会ってから5年半も経てば、パートナーに対する心情や、パートナーとの関係性も微妙に変わりますね。すごく単純にいえば、恋愛の「熱」は冷めたと思います。

一時期は、「熱」が冷めたことに対し、自分の中で残念に思う気持ちや、2人の関係性が色あせてしまったように感じたこともありました。

でも、「熱」が冷めるって、必然だし決して悪いことではありません。何年も一緒にいると、「一緒にいていちいちドキドキする」とかはなくなって当たり前。その代わり、単なる「熱」を超えた絆や信頼をどれだけ生み出していけるかが重要なのだと思います。

ドイツをはじめ、ヨーロッパには何十年も一緒にいても、仲が良くて、お互いを信頼し合って慈しみ合っている中高年カップルがたくさん。そういったカップルは、お互いに努力して、失われた「熱」を、より高い次元の絆や信頼に変えてきた人たちなのでしょう。

3年経っても変わらないこと~気持ち編~

恋愛の「熱」は冷めたとはいえ、相手のことを「自分の人生に必要不可欠な存在」と感じていることに変わりはありません。もはや、「相手の存在が自分の生活と人生に組み込まれていいて、それがない生活・人生なんて考えられない」という感じです。

そして、色々ありながらもうまくいっている世の中の夫婦の多くは、そんな感覚を持ちながら毎日を過ごしているのだと思います。

こうなってくると相手の存在が当たり前になってきて、なかなかパートナーの存在が自分にとってどれだけ大きなものか、日々実感し感謝することが難しくなってくるのも事実ですが、記念日などを利用して、「初心に返る」機会を定期的に作るといいのではないでしょうか。

恋愛の「熱」を絆や信頼に変えるために

出会って5年半、結婚して3年が経って実感しているのは、「初心に返る」ことと「プラスの感情を言語化し、行動で表す」ことの大切さです。

「初心に返る」は、出会った頃を思い出したり、これまでの2人の歴史を振り返ったりすることで実現できます。結婚記念日といえば普通は年1回ですが、私たちは毎月26日を「出会った日記念日」にして、毎月振り返る機会を作っています。

正直、毎月の記念日は、2人とも忘れてしまって何もしないこともよくあるのですが、「今日は出会って〇ヵ月だね」みたいな会話が出るだけで、少しは初々しい気持ちになれます(笑)

こうしてブログを書いたり、日記を付けたりするのも、自然と過去を振り返り、相手の存在の大きさを実感することで、パートナーへの感謝の気持ちが湧いてくるのでおすすめです。

2つ目の「プラスの感情を言語化し、行動で表す」ですが、関係が長くなればなるほど、このあたりがなあなあになりやすいもの。特に日本人は「言わなくてもわかる」という感覚になりがちです。

でも、男女の関係は花と一緒でこまめに水をやってケアしてあげないと、どんどんささくれだってしまうものです。「いつもありがとう、幸せだよ」そんなプラスの感情を自分に言い聞かせる意味も込めて相手にも伝える、そしてスキンシップなどで行動にも移す。

行動に関しては、スキンシップでなくても、特に記念日でもないのにちょっとしたプレゼントを買って帰るなどでもいいと思います。とにかく「あなたのことを想って、気にかけているよ」というメッセージが客観的に伝わることが大切ですね。

おわりに

この3年間、色々あったので、長かったような短かったような、なんだか変な感じです。現時点では3年後どこで何をしているかわかりませんが、順当にいけばダーリンはすでに社会人になっているはずです。

先が見えないことに対し不安がまったくないといえば嘘になりますが、3年後の未来がどうなっているかを楽しみに、日々「水やり」を続けていきたいと思います。