国際恋愛・結婚は特別であって、全然特別なんかじゃない

日本に一時帰国したら出かけるところがたくさんあってちょっと寝不足気味のはるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

日本では、国際恋愛や国際結婚がいかにも特別なことのように論じられることがよくあります。かくいう私も国際恋愛をテーマにした記事を書いていて、ある意味国際恋愛をネタにしているといえますね。

国際恋愛は特別

国際恋愛にはやはり文化や言語の違いといった国際恋愛ならではの大変さがあって、コミュニケーションの壁や文化の違いなどに粘り強く向き合っていく姿勢が必要です。

特に、今ドイツで暮らしている私のようにパートナーの国に移住するとなると、現地語を覚えたり、現地の習慣や文化に順応したりといった新しいチャレンジも出てきます。

「ヨーロッパでの生活」というとロマンチックなイメージや華やかなイメージがあるかもしれませんが、少なくとも私が住んでいるドイツの地方都市での生活はものすごく地味なものです。母語で生活できて何かと勝手もわかっている母国を離れ、「アウェイ」の環境で暮らすのはラクではありません。

ドイツに移住してから、やはりドイツ人の男性と日本で恋に落ちてドイツに移住した日本人女性数人と知り合いました。世の男女をまったくアウェイの国に移住させてしまうなんて、恋愛のパワーは本当にすごいものだと思います。

このように国際恋愛がその人の人生を大きく変えてしまうことも少なくありません。日本人同士の付き合いにはなかなかない要素があるのは事実で、そういう意味では「国際恋愛は特別」だと言えます。

(関連:「国際恋愛にありがちな5つの壁と実際に経験してみての感想」 「経験してみて感じる、国際恋愛ここが楽しい!」)


国際恋愛は全然特別なんかじゃない

ハート鍵

その一方で、国際恋愛であろうと日本人同士の恋愛であろうと、変わらないのは一組の男女の付き合いであるということ。

国際恋愛をしている人のなかにはもともとそれを狙っていたという人もいるかもしれませんが、「たまたま好きになった相手が○○人だった」というケースが多数派なのではないでしょう か。少なくとも私はそうです。

私はダーリンがドイツ人だから好きになったわけではないし、ダーリンも私が日本人だから好きになったわけでもなく、たまたま相性ぴったりの2人がはるか遠くの国で生まれていた というだけの話です。

そういう意味では、国際恋愛であろうとそれは特別なものではなく、あくまでも一対一の人間関係なのです。

国際恋愛の場合、「言わなくてもわかる」という場面が日本人カップルより少ないので、よりきめ細やかなコミュニケーションが必要にはなりますが、パートナーシップの本質は 国際恋愛であっても変わることはありません

おわりに

言葉や文化の壁といった国際恋愛ならではの問題もありますが、やはり最も大切なのは一組の男女としてお互いに尊敬し合い、理解し合おうとする姿勢だと感じます。

パートナーに対する感謝を忘れない態度、思いやり、お互いに納得できるまで話し合うといったことは、国際恋愛であろうとなかろうと、最高のパートナーシップを築くうえで不可欠な要素なのではないでしょうか。