不満を原動力に!現状への感謝は大切だけど、現状に甘んじる必要はない

こんにちは、はるぼぼ(@harubobo_nikki)です。

前回の記事「【幸せになる方法】現状に感謝するだけで、たくさんの幸せが見えてくる」で、今ある幸せに目を向ける(現状に感謝する)ことの大切さをお話しました。

そこで今回は、逆説的なようですが、「現状に感謝しても、現状に甘んじる必要はない」ということをお伝えしたいと思います。

感謝すべきことはたくさんあるけど、やっぱり不満もある

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私たちは誰にでも、家族がいる、友人がいる、仕事がある、おいしいものが食べられる、好きなところへ行ける、健康である、など、感謝できることがたくさんあるはずです。だからといって、「自分を取り巻く現状のすべてに満足している」という人はそうそういないはずです。

私だってそうです。私の場合、最高のパートナーを得たこと、そしてダーリンがいつも変わらぬ愛情と優しさで接してくれること、旅を仕事にできていること、家族や友人がいること…感謝すべきことはいくらでもあります。本当に自分は幸運だと思います。でも、今の環境にすべて満足しているかというと、決してそうではありません

私が今住んでいる場所はドイツの田舎。東京に住んでいた頃のように「今日は浅草に行こう。今日はちょっと表参道にでも行ってみよう。」なんて、気軽に出かける場所があちこちにあるわけではありません。

そもそも出かけられる場所が非常に限られているうえに、DB(ドイツ鉄道)は運賃がとても高く、本数も多くないので、一人で気が向くままに出かけるなんて夢のようです。

私は東京が特別好きというわけではありませんが、今は地下鉄にさえ乗れば、安く色々なところに出かけられる環境がとても恋しいです。そんな選択肢があるということは、私にとって「自由」を意味するのです。

また、今ダーリンと二人で住んでいるアパートも、色んな理由があって気に入っていません。ドイツに来た当初ほとんど収入のなかった私と大学生のダーリンにとって、新しさや利便性など贅沢を言っている余地はありませんでした。

ダーリンと二人で暮らせる環境があることにはとても感謝していますし、後になって振り返ればある種いい思い出になるのだろうとも思いますが、、住んでいる場所(街)といい、家といい、ここでずっと暮らすのは耐えられそうにありません。

「不満」は理想の裏返し、不満があるのは悪いことじゃない

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さて、こんなお話をするのは別に私の不満をぶつけるためではなく、あくまでも一見幸せそうな人にも不満はあるという一例です。

感謝すべきことがたくさんあるのにもかかわらず不満を抱いてしまうのは、「罰当たり」だと感じる人もいるかもしれません。確かに、今ある幸せに目を向けず、いつも不満タラタラでは幸せも逃げて行ってしまうでしょう。

でも、感謝すべきことに感謝したうえで、不満も持っているのは必ずしも悪いことではないと思うのです。なぜなら、「不満」は自分のありたい姿や、理想の裏返しだからです。

例えば、さきほど挙げた私の例でいえば、私の願いのひとつは「公共交通機関で気軽に出かける場所があちこちにある場所に暮らしたい」ということになります。現在ダーリンがドイツで大学に通っているので、ダーリンと一緒にいる以上、今はここから引っ越すことはできません。

ですが、状況が許すようになったら、近い将来には必ず自分の希望に合った場所に住むつもりです。さきほど、「ここでずっと暮らすのは耐えられそうにない」といいましたが、不本意な状況にずっと耐え続ける必要なんてないのです。


不満から自分の「希望」を拾い出し、未来への原動力に!

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このように、不満に思うことがあったら、「じゃあそれがどうなったら自分は満足するのか」を考え、それを実現する方法を探せばいいのです。そのほうが、延々と愚痴を言ったり、あるいは、不満に無理やりフタをして「これでいいんだ」と自分に言い聞かせたりするよりもずっと建設的ですし、健全です。

私たちは必ずしも自分の希望や理想、好き嫌いを自覚しているわけではありません。むしろ案外気づいていないことが多いと思うのです。「不満」というのは、それを裏返せば自分の本当の望みや好みが見えてくる大切なサイン。だから不満があること自体をネガティブにとらえる必要はありません。

大切なのは不満との付き合い方。不満を延々と垂れ流すのでもなく、不満に無理やりフタをして満たされているフリをするのでもなく、一歩引いて自分の不満を少し客観的にとらえてみる。そうして自分が本当に望む環境や物事が見えてくれば、不満はそれを実現する原動力になってくれるはずです。

今不満に思っていることと正反対の未来が実現したら…想像しただけでワクワクしませんか?上手に付き合えば、不満はきっとよりよい未来を実現するエネルギーになってくれるはずです

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